8月16日(火曜日)
13日にお墓から連れ帰った ”お精霊さん” は、お盆の間、家でゆっくりしてもらい家族の元気な姿を見てもらいました。16日の朝に、再びあの世に送って行くのが、我が村の慣わしです。
13日は息子家族が、墓へお迎えに行ってくれたので、今日は夫婦で涼しい間にお墓へ送って行きました。
お墓の周りを綺麗にし、花立てに榊を入れて拝みます。
二礼二拍手一礼が神道の作法です。
6時半ですが、仏教の家の方は次々と小さな提灯をさげて”お精霊さん”をお墓まで連れて来ます。
この小さな提灯は、お寺からぶら下げて持って来るようです。最後はビニール袋に提灯を入れて、お帰りになります。
これを関係者の方が回収し燃やすのかな?
今夜は京都市内では、室町時代から続く伝統行事「五山の送り火」が有ります。この送り火の煙に乗って、御精霊は天国へお帰りになります。午後8時から順次点火され、その様子は7時半から京都テレビで放映が有ります。
この「五山の送り火」を見ようと、毎年10数万人の方が鴨川沿いに集まって来ます。若ければ行きますが、70歳を超せばお金を使って人混みの中に行く気は御座いません。家でテレビ中継を見ながら、”お精霊さん”を送りましょう。
【おしょらいさん】
死者の霊魂、精霊(しょうりょう・せいれい)。江戸時代からショウライとも。「オショライサンをお迎えせんならんし、お仏壇をきれいにしといてや」 オショウライは尊敬語。オハグロトンボ(黒トンボ)をオショライトンボと。「お盆やし、オショライトンボ捕ったらあかんえ」 盆に虫を殺してはいけないと言い伝える。先祖の霊が虫に宿るとの考えだ。中京の旧家では盆の三日間、精進料理を食べた。(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)
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