ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

ふくよかな天平美人と密会”谷山不動磨崖仏”

2016-07-05 00:52:41 | 神社、お寺

7月4日(月曜日)
2週間前に振られた”ふくよかな天平美人”。今日こそは会うぞとプールで泳いだ後ナビに、「木津川市山城町平尾峰山」を入力。距離は6キロ、25分ほどです。
”目的地に到着”とナビが言うので、ノロノロ走りながら谷山不動宝山寺はどこだとキョロキョロ。
のぼりがはためく寺があったので車を止めて確認。

谷山不動尊の石碑が有ります。

何だここだったのか。この寺の前は、幾度となく通っているが、拝観したことは有りません。
人がいるのか無人なのか廃墟にも見え、ざっぜんとしています。

急な石段を上って行くのですが、何しろ初めての寺なので一体何段の石段があるのかな。


滋賀県の寺に行ったときは、800段もの石段で、ねを上げたものです。
トントントン。軽かいとは行きませんが、磨崖仏の見える場所に到着。血に飢えた”やぶ蚊”が半袖の下の柔肌をめがけて来るは来るは。長ズボンに着替えたまでは良かったのですが、虫よけスプレーを振り掛けていません。しまったしまった島倉千代子。遅いちゅうの! 瞬く間に腕のあちこちが腫れてきました。やけくそで「はれたそら♪そよぐ風♪」。
寛平ちゃんじゃなくとも”かいいの~”。
薄暗い堂内の中には谷山(たにやま)不動磨崖仏 (鎌倉時代中期、花崗岩、像高 102Cm)が有りました。

暗い場所なので、懐中電灯が無ければ磨崖仏はよく分かりません。
堂の横に見えるのは、新聞記事の”ふくよかな天平美人”。

そばに行き熱き抱擁。妄想もここまでくれば、エロ爺以外何者でも有りません。
堂内の不動磨崖仏、外の地蔵磨崖仏、十一面観音磨崖仏の三つの磨崖仏を拝むことが出来ました。

「行くときは案内しましょう」と言ってくれていた森本夫人の茂子さん。まだ仕事中だろうと、偵察を兼ねて来てしまいました。貴女が子どものころ、正月には店が出て賑わっていたそうですが、いまでは想像もつきません。
「不動さん(怖い不動明王)に天平美人とはよくわからない」は、確かに堂内の不動磨崖仏は怖い顔をしています。
”ふくよかな天平美人”は外にある、「十一面観音磨崖仏」のことですよ。

【参 考】

1.谷山不動宝山寺
・住所:京都府木津川市山城町平尾峰山57ー3  駐車場は有りません。路上駐車

【新聞記事】
苔むした「母なる石仏」
木津川市山城町平尾の森で、不思議な石仏に出会った。不動川沿いにある真言宗智山派・谷山宝山寺(谷山不動尊)。高さ約2メートル、横幅約60センチの石仏は苔むしていた。彫り上げた石工が生きた時代は分からないが、本尊の不動尊、地蔵尊など寺にある他の磨崖仏とは異なり、美しい女性を思わせる尊容だ。モデルはふくよかな天平美人か。石工は森に宿る女神を岩に刻んだのかもしれない。古来、森に籠もる修行僧はこの石仏を女神の分身として何度も拝したに違いない。母の体内のような森に入り、心身ともに苦しい修行を続けた僧たちが生みの苦しみを味わい、新しい生命を得たのだろう。私はそう思った。苔むした「母なる石仏」は何も語らず、不動川を見下ろしていた。

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