ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

五大力さん餅上げ力奉納は面白かった

2010-02-23 23:56:16 | ニュース

2月23日(火曜日)
1ヶ月ほど前の新聞に、醍醐寺(京都市 伏見区)で行われる餅上げ力奉納で、横綱になるべく練習道場が京都市内にあると、特集記事が掲載されていた。餅上げ力奉納は、 女性は90キロ男性は150キロの鏡餅を抱え上げ、その力を奉納することで無病息災・身体堅固を祈り、また何秒間抱えておれるかの力比べを競い合う場でもある。
そして日曜日の朝刊に、2月23日(火)<当日限り>「京に春を告げ、一年の幸せ祈る「五大力(ごだいりきさん)」と京都醍醐寺が広告を出していた。

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写真には女性が大鏡餅を抱え上げている。餅上げ力奉納を見に行ったのは、早いもので3年前になる。今日はポカポカ陽気で、家で過ごすのはもったいない。爺さんはデーサービスに行っているので、安心して家を空けてもOKだ。愛妻はマッサージ治療へ出かけたので、一人で醍醐寺へ行った。前回行った時、寺の駐車場は満車で往生したので、歩いて10分ほどの市営駐車場へ置いた。天気が良いので沢山の方がお参りに来られていた。例年は7万人ほど参拝されるそうだ。参道の両脇には露天がずらりとあるが、小学校、中学校は午前中は授業のようで子どもはいない。

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12時半に餅上げ力奉納会場に到着した。

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すでに女性の部は始まっていた。最初に見た女性は、何分も経過しても手を離さない。タイムは10分17秒と過去最高だったが、2年前に横綱になっているため、力比べではなく奉納しただけだそうだ。それにしても恐ろしいくらいの力持ちだ。女性の参加者は17人ほどだったが、どなたも綺麗なお嬢さんだった。

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参加者の1/4は持ち上げることはできない。8分41秒間持ち上げて、横綱になった大森久美子さんは、背の低い普通のお嬢さんだった。場内放送で、 「新記録達成」と放送されるとやんやの喝采が沸き起こった。

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3年前に行ったとき、女性の横綱になった方はたったの22秒で、雲泥の差だ。
男性の部は57名の多数の参加者がいたが、パフォーマンスが多く観ていて楽しい。学生服を着た高校生は「京大合格するぞ!」と絶叫して挑んだが持ち上がらず。場内からは「もう一度勉強やな」と、励ましの声が飛んでくる。

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引越しの制服を着た兄さんを見たときは、かなりの時間を持ち上げるのではと思っていたが、結果は2秒。

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平社員のTシャツの兄さんは仕事中に参加していたが、これも1秒ほどであえなくダウン。

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命果てるまでとTシャツに書いていた兄さんは、気合は3人前だったが1秒くらいだった。

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8分30秒以上持ち上げて、横綱は間違いないと信じて疑わなかった若い兄さんは、力尽きたとき尻餅をして失格になってしまった。

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場内からは「あ~あ」のため息。30秒毎に計時をしている山伏姿の坊さんが、「まだまだいける」「もう少し」「もうちょい」「まだいける」とマイクを通してしゃべるので、場内は大変盛り上がる。
男性の部で横綱になった藤宮晋二さんは、3年前にも出ていた。自称「浪速の長州力」だ。この時は長州力の刺繍をしたガウンを羽織り、ロッキーのマーチにのって刀を持って出てきたが、今日はガウンだけだった。

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前回は20秒だったが、今回は何と5分46秒持ちこたえて、見事に横綱の称号を射止めた。
この餅上げは力だけでは、長時間持ち上げておれない。何事でもコツというものがある。まず餅をくくりつけた台を手前に引き寄せる。両手は台の側面の前方を持ち太モモ の上にこの台を斜めに乗せ腰を落とす。台の中央には、膝が入るようにくり抜いてあるので、膝をくっつけて持上げる。前方が40度くらい傾いてくると、バランスがとれホールド状態になる。こうなればしめたもの。

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握力が続く限り、持上げていることが出来る。150キロの重さは簡単には持ち上げられない。餅をくくりつけた台が浮かなくて、何人も失格になっていた。
横綱になれば、証書と鏡餅の上の”紅の餅”1個だ。2位は鏡餅の下側の白い餅を半分。3位、4位は白い餅の1/4。参加者は小さな紅白餅をもらっていた。この小学生はにぎやかしに出ていた。触るだけ。

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参考:紅白2段の鏡餅は、下が直径80センチ、上が同50センチ
横綱になった女性のそばで会話を聞いていたが、1~3位までの方は京都の道場で練習をされているそうだ。やっぱりね。何も訓練しないで、可愛い小柄なお嬢さんが90キロ持ち上げれるはずは無い。
今日は天気も良く、気温も18度と高く申し分のない一日だった。3時間の餅上げドラマは大変面白かった。今年の動画を添付しますのでご覧ください。

横綱の大森さんにはNHKがインタビューしていた。夕方6時台に放映すると言っていた。一緒に写っている白いコートのおばさんは、餅上げの練習道場のオーナーとのこと。我が子の優勝と思っていることだろう。

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境内の様子

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帰るときには小学生がうようよと来ていた。

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【成  績】
1.女性の部
横綱:大森久美子(33歳)さ 時間8分41秒

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2位:        時間8分08秒

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3位:        時間7分06秒

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4位:        時間6分12秒
2.男性の部
横綱:藤宮晋二(50歳)さん 時間5分46秒

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2位:          時間5分29秒

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3位:          時間5分12秒

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4位:          時間3分36秒

【参 考】
平成元年から21年までの歴代横綱
1.女性

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2.男性

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