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ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

ドクダミの花が咲く季節になりました

2019-05-21 23:41:17 | 

5月21日(火曜日)

抜いても抜いても、毎年生えてくるドクダミ。地下茎で増えて行きます。今年も一重と八重(正確には総苞片が八重状になっている)が咲いて来ました。

 

一重は一見4枚の花弁のように見えますが、本当の花弁では有りません。これは総苞片(そうほうへん)と呼ばれる器官で、そして中心部の黄色い部分(しべのように見える部分)は、たくさんの花の集合体。ドクダミには、花弁もガクもなく、雌しべと雄しべのみからなっています。花弁やガク片のことを「花被(かひ)」と言い、ドクダミは花被(かひ)が無いので、「無花被花」または、「裸花」と呼ばれています。花弁に見える部分は総苞片(そうほうへん)と呼ばれる葉の一種で、本来の花は中心の黄色い部分です。

八重を良く観察すれば、葉の一種と言われる由縁がよく分かります。緑色の葉が段々と白色に近づいています。

 我が家の庭は半日陰地が多く、ドクダミにとって絶好の環境のようです。根絶したいのですが、とてもじゃ無いけど、お金が掛かり過ぎて破産してしまいます。 ドクダミは地域によって、ドクダメ(毒溜め)、ギョセイソウ(魚腥草)、ジゴクソバ(地獄蕎麦)など色々な名前で呼ばれています。 ドクダミの薬効は大昔から知られ、1000年の歴史があります。 幼少の頃には、怪我や患部が腫れて熱をもったとき、ドクダミの汁を患部に塗り、手当てをしてもらった記憶が甦って来ます。 サラリーマン時代には、同僚にドクダミ茶の愛飲家がいて、干して差し上げ喜んでもらったものです。干して乾燥させたものを、十薬(じゅうやく、重薬とも書く)と言います。 今年も草取り道具で、コツコツ汗を流して抜きましょね。

【参  考】 ドクダミ(Houttuynia cordata Yhunb.)は日本、中国、ヒマラヤ、ジャワなど東アジア地域に広く分布し、日本では本州、四国、九州の低地に自生する多年生草本で、サツマイモの葉に似た葉をしており、6月の入り梅雨頃に白い花弁状の総苞を持つ穂状の花をつけます。全株に特異臭があり、繁殖力が強い地下茎は長く伸びて分岐し、一度根づいたら、なかなか除草できないしぶとい草である事から『シブト草』とも呼ばれます。 ドクダミは日本に昔から知られる民間薬で、主として化膿性皮膚炎、水虫等真菌症など皮膚病に外用薬として使われてきました。近年になってその薬効成分が明らかになってきており、厚生省の発行する『日本薬局方』にドクダミは『十薬』として収載されてます。これは民間薬としてその効果が証明されたものについて、薬事法に基づいた薬剤の標準的な処方、品質を告示したものです。『十薬』という名が示すように外用以外にも様々な薬効がある事が知られています。ドクダミは強い特異臭のするデカノイルアセトアルデヒドという精油成分やクエルシトリン、イソクエルシトリン、およびミネラル(カリウム塩)などの成分を含んでいて、これらがドクダミの種々の効能の元となっています。

【名前の由来】 「どくだみ」と初めて聞く人は、薬草どころか毒草をイメージするような厳めしい名前ですが、「どくだみ」とは俗称で、本来「シブキ」というのが正式な名称です。俗称の「どくだみ」は毒を抑えるという意味の「毒矯み」からきています。また、どくだみの漢方生薬名は「十薬」と言って、馬に食べさせると十もの薬効があることがその由来です。 いずれの名前もどくだみが優れた薬草であることを示しています。しかし、どくだみは魚が腐ったような生臭い特異臭がすることから、中国では「魚醒草」と呼ぶそうです。

 

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