ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

初夏の風物詩”梅の天日干し”が始まりました

2018-07-18 04:37:23 | 

7月17日(火曜日)
数日前から、ガタゴトの音が裏の梅農家から聞こえて来ます。
多分”梅の天日干し”が始まったのでは?と想像は出来ます。例年で有れば窓を開ければ、甘酸っぱい香りが漂って来ます。今年は猛暑で、窓を閉め切って冷房しています。
今朝は裏通りの掃除に行くと、梅農家の庭には天日干しの梅で埋め尽くされています。

今年も「初夏の風物詩”梅の天日干し”」が始まりました。
小規模農家は、絶えず天気予報を見ておかねばなりません。夕立ちでも来れば、その度に小屋の中に入れ、翌日また出してきて干します。和歌山南部の大規模梅農家であれば、専用ハウスで干しています。悲しいかな、小規模農家は外で干すしか有りません。
ここ数日は雨の降る気配がなく、夜も外に出していたようです。今日も猛暑で、雨の降る気配がありません。所が夕方外に出ると”ポツリポツリ”と降って来ました。見上げれば雨雲が掛かっています。少し強めの雨がやって来たと喜んでいると、直ぐに上がりガッカリ。冷やかしの雨かと思っていましたが、しばらくザ~ッと降ってくれました。明日の朝は、庭の植木や畑の水やりをせねばと思っていたので、有難い雨になりました。
ここ城陽市青谷地区は、京都府下では最大の梅の産地です。観梅の季節には、多くのお客さんで賑わいます。天日干しが始まれば、毎年裏の梅農家に顔を出します。早いもので9年になります。顔を出す度、梅干しのことについて色々と教えてもらって、お蔭様で知識は豊富になりました。1ヶ月塩漬けしたこの黄色の梅も、”三日三晩の天日干し”をすれば、赤い色したシワシワの梅に変身します。
気温が高い時間に梅を触れば、皮が箱にくっついて破れ、高く販売出来ません。天日干しの仕上がりの目安は、『耳たぶ』に触った感じで、生梅(塩漬けする前の梅)時の半分ほどの重さになれば干しあがりとなります。この天日干しにより、梅の薬効成分や保存性、そして風味も増します。干しあがった梅は、再びたるに戻し赤シソに漬け込みます。そして梅干しは秋に完成となります。夏は夕立が来るので、天気予報は絶えずチェツクし、農家の気苦労はたえません。
赤シソに漬け込む光景を見れば、梅干しを実感します。
畑の隣は娘さんと二人暮らし。今年もザル1枚に天日干しをしています。

これだけ有れば1年分あるのでしょうね。今年こそ梅干しを1個食べるぞ!半世紀以上口にしたことが有りません。

【梅の天日干しの工程】
1.塩漬けされた大きな樽から、梅をザルですくう。
2.軽く水洗いをしつつも、均等にザルに並べていく。
3.ザルを重ねていきますが、上下のザルは梅に当たらないような構造になっている。
4.ザルを並べ3~4日間『天日干し』にする。(俗に夏期の天気の良い日で、”三日三晩の天日干し”と言われている)
・この天日干しにより、梅の薬効成分や保存性、そして風味までもがUPする。『梅干』と言う名前なので、天日干しをした梅だけが本物の『梅干』なのだ。
・長い時間干せばいいと言うものでもない。天日干しは干し過ぎてもダメ!! 気温や晴れ具合によるので、その見極めはやはり長年の経験がものを言う。
・2日程たったら梅を裏返し、まんべんなく日光を当てる。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
新しい職業 (おんちゃん)
2018-07-18 05:40:07
梅コンサルタントという新しい職業ができるのじゃないか。
全国の梅干し愛好家を指導してまわるなんて々?
Unknown (ゆみちゃん)
2018-07-18 12:11:47
>おんちゃん
梅干しが食えたら考えてもいいのですが、本当に長い間口にしておりません。小学校の頃、タケノコの葉にくるんだ梅干しを持って行き、食べたことが懐かしく思いだされます。

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