女子W杯ドイツ大会で”なでしこジャパン”が初優勝し、日本全国この快挙に沸き立っている。
”なでしこジャパン”は、２００４年のアテネオリンピックに際し、一般公募で選ばれたサッカー日本女子代表チームの愛称で、まだ７年しか経っていない。そもそもなでしこジャパンの”なでしこ”は「大和撫子」から来ている。「大和撫子」はナデシコの別名と、日本女性の清楚な美しさをほめていう語である。貴女も大和撫子ですよ。
街頭インタビューで、若い女性にナデシコについて質問しても、ほとんどの女性はナデシコの花を見たことがないようだ。
テレビ番組で「ナデシコの花を手に入れてくること」と指令が出て、スタッフが花屋さんに買いに行くがなかなか手に入らない。川原に探しに行くも見つからない。
花屋さんいわく、余り需要がなく入荷は少ないそうだ。入荷したと連絡が入りスタジオに持ち帰るが、コメンテーターの大宅さんは「それは違う。花びらの先が細く裂けていないじゃない」。
大宅さんの言うナデシコは、幼少のころに見た「カワラナデシコ」のことだ。花屋さんに売っていたナデシコは園芸種で、花びらの先は細かく裂けていなかった。
「電話をしてくれたなら、カワラナデシコをスタジオに持って行ったのに」とテレビの前でつぶやく。
そう我が家の庭と畑の片隅に、カワラナデシコが咲いているのだ。
花のピークは６月だったが、思い出したように一輪、二輪と連日咲いている。若い貴女は”カワラナデシコ”を見たことあるかな？
花言葉は、純愛、大胆、勇敢。
