遊戯王の文庫版、全22巻購入記念企画!
「全巻の感想書く!主に社長の行動とセリフに注目!
ちなみに書くまで次の巻開封禁止!」
☆この色は社長のセリフ
☆社長のことばっかりになるかもしれませんが許してください。社長大好きなんです。
☆アニメ(DM)はBC編まで視聴完了。ニコニコのエネコンMADでふつくしい社長に惚れて今に至る。
☆宝物はKCマグカップ(えー)。
☆ちなみにこの感想文は、同じく最近社長にはまった!という人にも文庫版を買ってもらおうという目的がありますです。私だけ買ったんじゃ不公平だから他の誰かも買って欲しい!(巻き添え…?)
**************************************
「いくぞ!青眼三体融合!!
青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)!」
いきなりです!最初からクライマックスとはまさにこのことです!
「わはははは!どうだぁぁぁぁ!!
見よ!遊戯!これぞ史上最強にして華麗なる究極殺りく兵器(モンスター)の姿だ!」
8巻開始4ページでテンションMAXな社長。ついていけねえ…!が、社長が楽しそうでなによりです!
「遊戯!覚悟はいいな…。
オレが背負い続けた敗北の十字架を…今から貴様にかつがせてやる!
屈辱の重さで地に這いつくばるがいい!」
あ…かっこいい…。言ってみたい…(えー)。
遊戯のデッキを破壊し、さらに青眼の三体融合も果たし、…勝利を確信する社長!でも、油断はしない。
遊戯がその圧倒的な力の前に勝負をあきらめそうになり、…仲間の応援でまた立ち直る。それを見ても、こんなセリフだもんね!
「(そうだ!!最期まで立ち向かって来るがいい!遊戯!!
貴様の最大限に発揮した力を、オレがたやすくねじ伏せてやる!)」
…ああ、なんというすばらしいライバルっぷり。感動すら覚えますね!
遊戯のターン。ドローしたカードを見て、最強のカードを引いた、と笑う遊戯…。
そしてそれは…クリボー!おおお!キタキタ!
社長はまず驚愕し、そして猛烈に怒ります。
「くくく…くく…!遊戯…貴様が勝負を諦めるのは自由だ…。だがよりによって『クリボー』カードを場に出すとは…」
「遊戯!!そのカードが我々の決闘を汚す侮辱の意味が込められているのならオレは貴様を許さん!!」
…社長、こういうときこそ「ふざけるな!」でいいと思うんですけど…めっちゃ怒ってるわりにはめっちゃセリフが長い。この、ここのコマ、セリフでいっぱいですよ…。全部は書いてないんですよこれでも…。
果たして最弱モンスター「クリボー」は、確かに究極龍を倒す切り札となったのでした。
…「増殖」とのコンボによって。
動揺し、ザコザコ連発する社長がなんだかかわいい。そのファンシーな外見が社長の焦りやイラツキを増殖させているのは間違いない。そら、信じられないわな…。最強の…究極竜の攻撃が通用しないんだもん…。
さらに、遊戯の攻撃。究極竜に自軍のモンスターを無理矢理融合させ、属性反発作用での腐食を引き起こす…!
攻撃は増殖クリボーに封じられている。腐食によって攻撃力が下がっていく。
まさかの、逆転。見事すぎる逆転。
さすが主人公……だが、しかし。
今、主人公が向き合っているのは、ただの「敵キャラ」ではないのだ。
負けたからといってはいそうですかと道を開けるような者ではない。
…いや、そういう…人格的な意味でなくても。
彼は、絶対に負けられないのだ。
「(オレが…負ける!?バカな…!!
オレが負けたらモクバを助けることはできない…)」
社長が絶望の中、一瞬見る幻。
現実で、腐って溶けていく究極竜のイメージとだぶって現れるのは…モクバ。
自分に助けを求めて、必死に手を伸ばす弟の姿。
何もできないでいる社長。そのかわりに、必死に手を伸ばし、モクバを助けようとしているのは…過去の、幼い自分。
その手は届かず…モクバは闇に飲み込まれてしまう。
絶叫し…そして、後ろで何もしなかった社長を……物凄い形相でにらみつけ…
……こんな真剣なシーンであれなんですけど、この幻スタートのとこの社長、まるでコートを脱いでいるかのようです!
このコマのイメージだけで、別に脱いではいないんですが…それでもレア!シャツ一枚の社長…!!しかも相変わらず胸元はだけてるし!!(…本当に台無しだな…)
とにかくとにかく、社長は改めて、自分は絶対負けられないのだ…ということをここで思い出すわけですね。戻ってきて、…胸元のペンダントを握り「(モクバ…)」と名前を呼ぶとことか、…最高ですね。表情とか。
そう、どんな手段を使っても、負けられない…。
そこで社長の取った手段というのが、
噂の「死ぬ死ぬ詐欺」…(えー)(その呼び方ニコニコ内だけちゃうんか…)。
攻撃を受け、「遊戯…ゲームはこれからだ…」と勝手に新しいゲームの開始を宣言する社長…(いやここの表情、胸締め付けられるんだけどね!ほんとに!)。
受けたダメージのマス目分だけ、後ろに下がる、って。
そして…高い塔の縁に立つ。つまり、遊戯の次の攻撃で下に落ちて…自分は死ぬんだと。
全員が動揺するなか、社長はこう言い放つ…。
「オレはカードで死ぬなら本望だ!」
「遊戯…次のターンで、貴様の…決闘者としての真価が問われる。」
「この決闘でオレが貴様なら、何の躊躇もせず俺を谷底に突き落とすだろう。」
淡々と述べる社長。死者蘇生で、青眼を一匹蘇らせ…ターンエンド。
遊戯が攻撃すれば、この決闘は終わる。しかし同時に海馬の命がかかっていることで…迷う遊戯。そんな遊戯に社長は叫ぶ。
「遊戯!貴様のカードでオレの首を掻き切れ!!」
その迫力におされるが、じーちゃんのことを思い出し…「オレは負けられない…負けられないんだ!」と、攻撃しようとする!
しかし、それを、表の遊戯が…止める。
膝をついた遊戯に、すかさず攻撃する社長。
遊戯のライフポイントがゼロになる。…まさかの、再逆転。
ここのコマの社長が… すごい好きです。
冷徹な目。冷酷な目。
自分で追いつめて、とどめを刺した相手を、ただ見る視線。
…遊戯のほうは、いつのまにか表の人格に切り替わっていて、涙を流しているというのに。社長はただ、見てる。腕組んだまま。
…ひどいんやけどね。なんでやろ…めっちゃ好きです。ちなみに横の効果音は、このページの一番上のコマでバーストストリームが炸裂してて、その余韻なんですよね。それもまた良い。
しかしここの表遊戯のセリフは…アニメで最初聴いたときも衝撃だったけど…改めて衝撃を受けました。
「う…。ボ…ボクにはできない…!あのままゲームを続けてたら…海馬くんは死んじゃったかもしれないんだ!」
「ボクはコワイよ…!ゲームも!もう一人のボクも!!」
あっさりとゲームで命のやりとりをしてしまう人間離れした人達の間で、まだまだとっても純粋で普通でそれが尊い!って感じさせてくれる表遊戯。あいかわらずダントツで女神ですね…。
続けてたら…飛び降りてたんだろうなあ…社長…。全然違う話になっただろうなあ…遊戯王…。私も文庫版とか買わなかっただろうなあ…。ありがとう。超ありがとう。
…私、感想書く前に何度もここらへん読み返したんですけど…やっぱり、うーん…この手段が正しかったのか正しくなかったのか、結論が出せなかった。
まあ最初の印象が「死ぬ死ぬ詐欺」だしなあ(……)。つまり勝たせてくれなきゃ死んでやる!って騒ぐのと同じなんだよねえ。でもさあ、社長だって負けるわけにはいかなかったんだしさあ…それだけの覚悟があるってことで…ううむ。
まあ、この後、杏子にビシッと言われたことが正しいんでしょうね。社長も言い返せなかったし。「ぬぬ!」じゃないよカッコ悪い!
…まあ、↑あんな葛藤はどうしてもここで吹っ飛ぶんですけどね…。
「(貴様ならここに来ると信じていた!)」
えええええええええええええええええええ!?
ちょ…なん、なんだそのさわやかな表情は!
あんな手段で遊戯のスターチップ奪い取っておいて!!アンタ!!
最初はここの社長の意図が読み取れず、混乱するばかりでしたが、…ここも何度か読んで、…つまり…こういうことかなーと…。
ペガサスは、社長に「遊戯に勝つことが城に入る条件だ」と言った。
→だから社長は遊戯を倒さなくてはいけない。
→でも遊戯は、とりあえず10個スターチップがあれば他の条件は必要ない(=「海馬くんに勝つこと」は城へ入る条件ではない)
→だからここはお前のスターチップをくれないか!
→お前の力ならこの後5個集めるのも簡単に違いない!オレの認めたライバルだからな!
…んー、つまり…ツンデレ?(違)
…社長、欲しいならちゃんとお願いしたらいいじゃんよう…。遊戯くんならわかってくれるYO!
それともあの死ぬ死ぬ詐欺自体が、彼流の「お願い」だったのか!?
…だからこそ、ここでやってきた遊戯に、こんな表情を向けられるんでは…と思うんですけど、どうでしょうか。
彼は遊戯をそこまで精神的に追いつめたとは夢にも思っていない…とか。
…いや、それでいいのかって言われると…よくはないんですけども(ペガサスもめっちゃ見てるしな…)。
そして、とうとう始まります!ペガサスvs社長のデュエル!
…ここまで書くのもかなり時間かかってんのに…まだこっからどんだけ時間かかるのか自分でもわかりません!(とか書いてたら記事消えたよ!余分に2時間プラスだよ!)
社長はいきなり、魂の抜け殻となったモクバと対面することになり…めっちゃかわいそうです…。ペガサスの謎の能力に対抗するために持ってきたデュエルディスクだけど、…ペガサスはそれもお見通しだった。それを使うなら、相手になるのはモクバだと。その言葉に衝撃を受ける社長…。悲痛な表情が…もう見てられません!
「(オレに…モクバと闘えというのか…!
く…できない!それだけは……!!)」
…「守るべきもの」の存在は、確かに社長に強さを与えたけど…同時に最大の弱点を作り出してしまった…。…ちくしょう!そこにつけ込むペガサス、最低だあああ!!
デュエル開始直前、観客席の表遊戯から、「ドラゴン族・封印の壺」に気をつけて!とのアドバイス…。あんた、ほんまにええ子やな……。
でも社長は、忠告を受けた、その上で…「(だがオレはこのカードで勝負する!相手がどんな手で来ようが…オレはいつでも『青眼』と共に闘う!)」おおおおめっちゃかっこええ!!まさに嫁ですね!!
ペガサスは、序盤はふざけているものの…マインドスキャンでまず青眼を一枚奪い、ウイルスコンボを破壊。そして「トゥーンワールド」発動!
手札を読まれ、戦略を読まれ…とどめに愛する嫁であるブルーアイズをトゥーンカードにされ…そりゃ怒るよね!
でもさすが社長。怒り方もかっこいいです。
「ペガサス…。貴様にはオレの手札がお見通しのようだ…。それならオレの手札は捨てよう…。
オレが今から引く山札の一番上のカード…それはオレにもわからない。つまり貴様にもわからないということだ…。
そのカードを攻撃表示で場に出す!」
そしてカードを一枚引き…
「オレの信じたカードは……青眼の白龍!!」
キタアアアアアアアアア!!すげええええええええええ!!
嫁!嫁!嫁~~!!
そしてこのセリフ!
「オレの怒りを感じるだと…。フ…。
オレはすでにキレているわ!!」
かっこええ!キレてる社長!
…ああっ、このページもう最高!手札を捨てるとこも、カードを引くとこも、嫁登場のとこも!表情もポーズもどれも最高!!もちろん最後のコレが特に。
社長、がんばれーーーーー!!
てかここで次の110話!になるんだけど…
110話冒頭、盛り上がる観客席の様子がなんだかおかしくてなごみます!
遊戯が今の社長の行動&奇跡を解説
→舞さんがすごい顔で「心を読み取る力…!?って……何言ってんの~?」と笑う。
→獏良君「あの外国人の能力だよ!」…外国人!?ひどくね!?
→城之内君「海馬の『青眼』とアメリカンコミック野郎の『青眼』の対決だぜ!」…アメリカンコミ……長ぇよ!!しかもアンタさっきまで普通に「ペガサス」って呼んでたじゃん!?
いやはや、楽しい仲間達ですね!(えー)
社長はマジです。マジ切れです。
「オレの…誇り高きドラゴンのしもべをみじめな姿に変えるとは…許さん!ペガサス!」マジで怒ってる~!
「(青眼よ…。トゥーンなどみじめな姿をさらすならば、いっそ自ら身を砕いてくれ!)」これも巷で有名なセリフ。本当にイヤなんですね…。しかし一応嫁には違いないのに容赦なく粉砕とか……なんていうか、ヤンデレ…?(違う)
直後のペガサスのセリフ大好き!
「今、ユーの心に『青眼の白龍』カードへの愛情を感じました…。
ゲームデザイナーとしてとてもうれしく思いマース!サンキュー海馬ボーイ…。」
もっとほめて!もっと!
…ふざけてばっかのペガサスだけど、ここのセリフは割と…本心だったんじゃないかなあと思います。やっぱうれしい…よねえ。
「(だが、その愛情がユーの敗北の要因となるかも知れない…)」
うっ…。
そして、忠告をもらってた恐怖のカード「ドラゴン族・封印の壺」を出すペガサス。封印されてしまう青眼。
その青眼を、またあの「みじめな姿」に変えてやる、と笑うペガサス…。
社長の心は、再び怒りの感情に占められ…そして、ペガサスの用意した罠にかかってしまう。
自分の使おうとしていたウイルスを、逆に返されて…社長のデッキは破壊される。ライフポイントは残っているけど、カードがないためにゲームを続けることができない…。
社長の、敗北………。
敗北が確定しても、最後の最後までサレンダー(降伏)はしない社長。
ペガサスもほめてます。「ゲームを最後までやりとげるマインドはスバラシイ…。」もっとほめて…もっと。でも……しゃ、社長が…負けた…。
「(モクバ…オレを許してくれ……)」
意識のないはずのモクバの目から、涙が流れる……。ううっ…。
そして最後は…「(さらばだ…遊戯…。)」
敗者は全てを失う…。
「罰ゲーム!マインド・カード!」
…いっ…いやあああああああああああああああ!!!!
またあああああああああああ!!
また、あの状態じゃん……!!ひどい…!
ここでぶち切れて出てくる闇遊戯と気持ちは完全シンクロですよ!
「ペガサス…てめえは絶対許さねえ……!!」
やっちゃってー!こてんぱんにしちゃってー!!!
夕食の席で、海馬兄弟を助けてやりたい、って言ってくれる本田くんに感動しました…。ありがとう…!
闇様のセリフもいいね。
「(海馬…これからも奴は永遠にオレの敵であり続けるかもしれない…。
だが…お前ら兄弟は必ず助ける!!)」
マジ頼みますよ~!
てか…バクラが……バクラがあ!!こええええええええ!!
ペガサスとの対戦目指して、トーナメント開始!
遊戯vs舞さん、めっちゃかっこいいね!
…とか一行で終わらせようとしてごめんなさい。いや…ちゃんと読んでます…。
しかし私の心は、とらわれの身となった海馬くんのことでいっぱいなんです!
つーかその、「魂の牢獄」のカード…言い値で買おう!(もうええって)
行くぞ9巻!…出るのか?社長…。
「全巻の感想書く!主に社長の行動とセリフに注目!
ちなみに書くまで次の巻開封禁止!」
☆この色は社長のセリフ
☆社長のことばっかりになるかもしれませんが許してください。社長大好きなんです。
☆アニメ(DM)はBC編まで視聴完了。ニコニコのエネコンMADでふつくしい社長に惚れて今に至る。
☆宝物はKCマグカップ(えー)。
☆ちなみにこの感想文は、同じく最近社長にはまった!という人にも文庫版を買ってもらおうという目的がありますです。私だけ買ったんじゃ不公平だから他の誰かも買って欲しい!(巻き添え…?)
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「いくぞ!青眼三体融合!!
青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)!」
いきなりです!最初からクライマックスとはまさにこのことです!
「わはははは!どうだぁぁぁぁ!!
見よ!遊戯!これぞ史上最強にして華麗なる究極殺りく兵器(モンスター)の姿だ!」
8巻開始4ページでテンションMAXな社長。ついていけねえ…!が、社長が楽しそうでなによりです!
「遊戯!覚悟はいいな…。
オレが背負い続けた敗北の十字架を…今から貴様にかつがせてやる!
屈辱の重さで地に這いつくばるがいい!」
あ…かっこいい…。言ってみたい…(えー)。
遊戯のデッキを破壊し、さらに青眼の三体融合も果たし、…勝利を確信する社長!でも、油断はしない。
遊戯がその圧倒的な力の前に勝負をあきらめそうになり、…仲間の応援でまた立ち直る。それを見ても、こんなセリフだもんね!
「(そうだ!!最期まで立ち向かって来るがいい!遊戯!!
貴様の最大限に発揮した力を、オレがたやすくねじ伏せてやる!)」
…ああ、なんというすばらしいライバルっぷり。感動すら覚えますね!
遊戯のターン。ドローしたカードを見て、最強のカードを引いた、と笑う遊戯…。
そしてそれは…クリボー!おおお!キタキタ!
社長はまず驚愕し、そして猛烈に怒ります。
「くくく…くく…!遊戯…貴様が勝負を諦めるのは自由だ…。だがよりによって『クリボー』カードを場に出すとは…」
「遊戯!!そのカードが我々の決闘を汚す侮辱の意味が込められているのならオレは貴様を許さん!!」
…社長、こういうときこそ「ふざけるな!」でいいと思うんですけど…めっちゃ怒ってるわりにはめっちゃセリフが長い。この、ここのコマ、セリフでいっぱいですよ…。全部は書いてないんですよこれでも…。
果たして最弱モンスター「クリボー」は、確かに究極龍を倒す切り札となったのでした。
…「増殖」とのコンボによって。
動揺し、ザコザコ連発する社長がなんだかかわいい。そのファンシーな外見が社長の焦りやイラツキを増殖させているのは間違いない。そら、信じられないわな…。最強の…究極竜の攻撃が通用しないんだもん…。
さらに、遊戯の攻撃。究極竜に自軍のモンスターを無理矢理融合させ、属性反発作用での腐食を引き起こす…!
攻撃は増殖クリボーに封じられている。腐食によって攻撃力が下がっていく。
まさかの、逆転。見事すぎる逆転。
さすが主人公……だが、しかし。
今、主人公が向き合っているのは、ただの「敵キャラ」ではないのだ。
負けたからといってはいそうですかと道を開けるような者ではない。
…いや、そういう…人格的な意味でなくても。
彼は、絶対に負けられないのだ。
「(オレが…負ける!?バカな…!!
オレが負けたらモクバを助けることはできない…)」
社長が絶望の中、一瞬見る幻。
現実で、腐って溶けていく究極竜のイメージとだぶって現れるのは…モクバ。
自分に助けを求めて、必死に手を伸ばす弟の姿。
何もできないでいる社長。そのかわりに、必死に手を伸ばし、モクバを助けようとしているのは…過去の、幼い自分。
その手は届かず…モクバは闇に飲み込まれてしまう。
絶叫し…そして、後ろで何もしなかった社長を……物凄い形相でにらみつけ…
……こんな真剣なシーンであれなんですけど、この幻スタートのとこの社長、まるでコートを脱いでいるかのようです!
このコマのイメージだけで、別に脱いではいないんですが…それでもレア!シャツ一枚の社長…!!しかも相変わらず胸元はだけてるし!!(…本当に台無しだな…)
とにかくとにかく、社長は改めて、自分は絶対負けられないのだ…ということをここで思い出すわけですね。戻ってきて、…胸元のペンダントを握り「(モクバ…)」と名前を呼ぶとことか、…最高ですね。表情とか。
そう、どんな手段を使っても、負けられない…。
そこで社長の取った手段というのが、
噂の「死ぬ死ぬ詐欺」…(えー)(その呼び方ニコニコ内だけちゃうんか…)。
攻撃を受け、「遊戯…ゲームはこれからだ…」と勝手に新しいゲームの開始を宣言する社長…(いやここの表情、胸締め付けられるんだけどね!ほんとに!)。
受けたダメージのマス目分だけ、後ろに下がる、って。
そして…高い塔の縁に立つ。つまり、遊戯の次の攻撃で下に落ちて…自分は死ぬんだと。
全員が動揺するなか、社長はこう言い放つ…。
「オレはカードで死ぬなら本望だ!」
「遊戯…次のターンで、貴様の…決闘者としての真価が問われる。」
「この決闘でオレが貴様なら、何の躊躇もせず俺を谷底に突き落とすだろう。」
淡々と述べる社長。死者蘇生で、青眼を一匹蘇らせ…ターンエンド。
遊戯が攻撃すれば、この決闘は終わる。しかし同時に海馬の命がかかっていることで…迷う遊戯。そんな遊戯に社長は叫ぶ。
「遊戯!貴様のカードでオレの首を掻き切れ!!」
その迫力におされるが、じーちゃんのことを思い出し…「オレは負けられない…負けられないんだ!」と、攻撃しようとする!
しかし、それを、表の遊戯が…止める。
膝をついた遊戯に、すかさず攻撃する社長。
遊戯のライフポイントがゼロになる。…まさかの、再逆転。
ここのコマの社長が… すごい好きです。
冷徹な目。冷酷な目。
自分で追いつめて、とどめを刺した相手を、ただ見る視線。
…遊戯のほうは、いつのまにか表の人格に切り替わっていて、涙を流しているというのに。社長はただ、見てる。腕組んだまま。
…ひどいんやけどね。なんでやろ…めっちゃ好きです。ちなみに横の効果音は、このページの一番上のコマでバーストストリームが炸裂してて、その余韻なんですよね。それもまた良い。
しかしここの表遊戯のセリフは…アニメで最初聴いたときも衝撃だったけど…改めて衝撃を受けました。
「う…。ボ…ボクにはできない…!あのままゲームを続けてたら…海馬くんは死んじゃったかもしれないんだ!」
「ボクはコワイよ…!ゲームも!もう一人のボクも!!」
あっさりとゲームで命のやりとりをしてしまう人間離れした人達の間で、まだまだとっても純粋で普通でそれが尊い!って感じさせてくれる表遊戯。あいかわらずダントツで女神ですね…。
続けてたら…飛び降りてたんだろうなあ…社長…。全然違う話になっただろうなあ…遊戯王…。私も文庫版とか買わなかっただろうなあ…。ありがとう。超ありがとう。
…私、感想書く前に何度もここらへん読み返したんですけど…やっぱり、うーん…この手段が正しかったのか正しくなかったのか、結論が出せなかった。
まあ最初の印象が「死ぬ死ぬ詐欺」だしなあ(……)。つまり勝たせてくれなきゃ死んでやる!って騒ぐのと同じなんだよねえ。でもさあ、社長だって負けるわけにはいかなかったんだしさあ…それだけの覚悟があるってことで…ううむ。
まあ、この後、杏子にビシッと言われたことが正しいんでしょうね。社長も言い返せなかったし。「ぬぬ!」じゃないよカッコ悪い!
…まあ、↑あんな葛藤はどうしてもここで吹っ飛ぶんですけどね…。
「(貴様ならここに来ると信じていた!)」
えええええええええええええええええええ!?
ちょ…なん、なんだそのさわやかな表情は!
あんな手段で遊戯のスターチップ奪い取っておいて!!アンタ!!
最初はここの社長の意図が読み取れず、混乱するばかりでしたが、…ここも何度か読んで、…つまり…こういうことかなーと…。
ペガサスは、社長に「遊戯に勝つことが城に入る条件だ」と言った。
→だから社長は遊戯を倒さなくてはいけない。
→でも遊戯は、とりあえず10個スターチップがあれば他の条件は必要ない(=「海馬くんに勝つこと」は城へ入る条件ではない)
→だからここはお前のスターチップをくれないか!
→お前の力ならこの後5個集めるのも簡単に違いない!オレの認めたライバルだからな!
…んー、つまり…ツンデレ?(違)
…社長、欲しいならちゃんとお願いしたらいいじゃんよう…。遊戯くんならわかってくれるYO!
それともあの死ぬ死ぬ詐欺自体が、彼流の「お願い」だったのか!?
…だからこそ、ここでやってきた遊戯に、こんな表情を向けられるんでは…と思うんですけど、どうでしょうか。
彼は遊戯をそこまで精神的に追いつめたとは夢にも思っていない…とか。
…いや、それでいいのかって言われると…よくはないんですけども(ペガサスもめっちゃ見てるしな…)。
そして、とうとう始まります!ペガサスvs社長のデュエル!
…ここまで書くのもかなり時間かかってんのに…まだこっからどんだけ時間かかるのか自分でもわかりません!(とか書いてたら記事消えたよ!余分に2時間プラスだよ!)
社長はいきなり、魂の抜け殻となったモクバと対面することになり…めっちゃかわいそうです…。ペガサスの謎の能力に対抗するために持ってきたデュエルディスクだけど、…ペガサスはそれもお見通しだった。それを使うなら、相手になるのはモクバだと。その言葉に衝撃を受ける社長…。悲痛な表情が…もう見てられません!
「(オレに…モクバと闘えというのか…!
く…できない!それだけは……!!)」
…「守るべきもの」の存在は、確かに社長に強さを与えたけど…同時に最大の弱点を作り出してしまった…。…ちくしょう!そこにつけ込むペガサス、最低だあああ!!
デュエル開始直前、観客席の表遊戯から、「ドラゴン族・封印の壺」に気をつけて!とのアドバイス…。あんた、ほんまにええ子やな……。
でも社長は、忠告を受けた、その上で…「(だがオレはこのカードで勝負する!相手がどんな手で来ようが…オレはいつでも『青眼』と共に闘う!)」おおおおめっちゃかっこええ!!まさに嫁ですね!!
ペガサスは、序盤はふざけているものの…マインドスキャンでまず青眼を一枚奪い、ウイルスコンボを破壊。そして「トゥーンワールド」発動!
手札を読まれ、戦略を読まれ…とどめに愛する嫁であるブルーアイズをトゥーンカードにされ…そりゃ怒るよね!
でもさすが社長。怒り方もかっこいいです。
「ペガサス…。貴様にはオレの手札がお見通しのようだ…。それならオレの手札は捨てよう…。
オレが今から引く山札の一番上のカード…それはオレにもわからない。つまり貴様にもわからないということだ…。
そのカードを攻撃表示で場に出す!」
そしてカードを一枚引き…
「オレの信じたカードは……青眼の白龍!!」
キタアアアアアアアアア!!すげええええええええええ!!
嫁!嫁!嫁~~!!
そしてこのセリフ!
「オレの怒りを感じるだと…。フ…。
オレはすでにキレているわ!!」
かっこええ!キレてる社長!
…ああっ、このページもう最高!手札を捨てるとこも、カードを引くとこも、嫁登場のとこも!表情もポーズもどれも最高!!もちろん最後のコレが特に。
社長、がんばれーーーーー!!
てかここで次の110話!になるんだけど…
110話冒頭、盛り上がる観客席の様子がなんだかおかしくてなごみます!
遊戯が今の社長の行動&奇跡を解説
→舞さんがすごい顔で「心を読み取る力…!?って……何言ってんの~?」と笑う。
→獏良君「あの外国人の能力だよ!」…外国人!?ひどくね!?
→城之内君「海馬の『青眼』とアメリカンコミック野郎の『青眼』の対決だぜ!」…アメリカンコミ……長ぇよ!!しかもアンタさっきまで普通に「ペガサス」って呼んでたじゃん!?
いやはや、楽しい仲間達ですね!(えー)
社長はマジです。マジ切れです。
「オレの…誇り高きドラゴンのしもべをみじめな姿に変えるとは…許さん!ペガサス!」マジで怒ってる~!
「(青眼よ…。トゥーンなどみじめな姿をさらすならば、いっそ自ら身を砕いてくれ!)」これも巷で有名なセリフ。本当にイヤなんですね…。しかし一応嫁には違いないのに容赦なく粉砕とか……なんていうか、ヤンデレ…?(違う)
直後のペガサスのセリフ大好き!
「今、ユーの心に『青眼の白龍』カードへの愛情を感じました…。
ゲームデザイナーとしてとてもうれしく思いマース!サンキュー海馬ボーイ…。」
もっとほめて!もっと!
…ふざけてばっかのペガサスだけど、ここのセリフは割と…本心だったんじゃないかなあと思います。やっぱうれしい…よねえ。
「(だが、その愛情がユーの敗北の要因となるかも知れない…)」
うっ…。
そして、忠告をもらってた恐怖のカード「ドラゴン族・封印の壺」を出すペガサス。封印されてしまう青眼。
その青眼を、またあの「みじめな姿」に変えてやる、と笑うペガサス…。
社長の心は、再び怒りの感情に占められ…そして、ペガサスの用意した罠にかかってしまう。
自分の使おうとしていたウイルスを、逆に返されて…社長のデッキは破壊される。ライフポイントは残っているけど、カードがないためにゲームを続けることができない…。
社長の、敗北………。
敗北が確定しても、最後の最後までサレンダー(降伏)はしない社長。
ペガサスもほめてます。「ゲームを最後までやりとげるマインドはスバラシイ…。」もっとほめて…もっと。でも……しゃ、社長が…負けた…。
「(モクバ…オレを許してくれ……)」
意識のないはずのモクバの目から、涙が流れる……。ううっ…。
そして最後は…「(さらばだ…遊戯…。)」
敗者は全てを失う…。
「罰ゲーム!マインド・カード!」
…いっ…いやあああああああああああああああ!!!!
またあああああああああああ!!
また、あの状態じゃん……!!ひどい…!
ここでぶち切れて出てくる闇遊戯と気持ちは完全シンクロですよ!
「ペガサス…てめえは絶対許さねえ……!!」
やっちゃってー!こてんぱんにしちゃってー!!!
夕食の席で、海馬兄弟を助けてやりたい、って言ってくれる本田くんに感動しました…。ありがとう…!
闇様のセリフもいいね。
「(海馬…これからも奴は永遠にオレの敵であり続けるかもしれない…。
だが…お前ら兄弟は必ず助ける!!)」
マジ頼みますよ~!
てか…バクラが……バクラがあ!!こええええええええ!!
ペガサスとの対戦目指して、トーナメント開始!
遊戯vs舞さん、めっちゃかっこいいね!
…とか一行で終わらせようとしてごめんなさい。いや…ちゃんと読んでます…。
しかし私の心は、とらわれの身となった海馬くんのことでいっぱいなんです!
つーかその、「魂の牢獄」のカード…言い値で買おう!(もうええって)
行くぞ9巻!…出るのか?社長…。