「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

本と雑誌のデザイン

2008-12-01 22:55:56 | きょうのできごと
今回借りてきた本には当たりが多かったなー!
…昨日のはめっちゃ怖かったけど。もう怖すぎて一刻も早く返却したい(……)。


というわけで、今日はこれ。
「本と雑誌のデザインがわかる本」
本と雑誌のデザインがわかる本〈2〉

ソシム

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1・2が出てて、両方借りてきたんだけど…1のアマゾンの表紙写真がイマイチだったので2の写真で。1も実物はすっごいキレイなのになあ…。

これは、結構ほんとにこういう仕事を目指す人向け、の本なのだけど…
めっちゃおもしろかった!
ていうか…本の装丁とかは、ばっと目立つものだし、デザインの違いとかもすごくわかりやすいから意識してたけど…
これ読んで、初めて…本や雑誌の中身も「デザイン」なんだ、と気がついた。

エディトリアルデザイン、というらしい。

本も雑誌も大好き。でも今まで気づかなかった。
文章や、写真に夢中で気づかなかった。
…でもそれこそが見事なんだろう。計算しつくされてるけど、そう感じさせない…自然な配置。配色。それが読みやすさとなって、…再び読み返すのも苦ではなくなる。だからこそ何度でも読み返す。

何名かのアートディレクターのインタビューが、手がけた雑誌や書籍と共に紹介されている。
その一発目が「花時間」だった。
…うちの母は生け花とか、フラワーアレンジメントとかも習っていたことがあって、その頃はよくこういう…お花の雑誌が家にあった。基本的に雑誌は買わない家族なのだけど、母は、この雑誌はよく買っていた気がする。…そして、お花を飾ること自体には特に興味は抱かない私も、この雑誌は何度も何度もページを繰っていた。なんだかわからないけど好きだった。
今ならわかる。
写真が美しい。スタイリングが冴えている。…だけどそれだけじゃない。
文字の配置が。テーマの求心力が。
すべてが私のツボだった。
サンプルとして載せられた数ページも、凝視してしまいそうな勢い。
…まだ、残っているだろうか。「花時間」。
後で探してみよう。


本も、雑誌も、フリーペーパーも。…あ、新聞も。
誰かがこうやって作ってるんだなあ…と、改めて感動した。
文字を書くだけで、すごいと思うのに。
読みやすくしてる人がいる。手元に長く置いてもらえるものにしてる人がいる。
…恐れ入った。



で、もちろん、こういうのを読んでるとまた
「うちも絶対本作ってやる!」とかなるんですよね。
しかもちょっと前から「フリーペーパーみたいなんも作りたい…」とか考えてるしね!そんな金どこにあんねん!あと、続かないくせに!!(グサッ)(←自分で言っといてマジで心に突き刺さった)




ところで、「Arne(アルネ)」という雑誌…
本が読めるオシャレカフェとかには、かなりの確率で置いてある小さな雑誌ですが。
…もしかして、うちのやりたい究極って、Arneみたいなことかも……
なぜかと言うと、私はこの雑誌を開くたびに、嫉妬で気が狂いそうになるからです(怖ェよ!!)。だからまともに読めたこと、ないのだけど。一冊買ってじっくり読んでみるかなー。気が狂ってもいいように、自宅で読めばオッケーかも!(……)