「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

イン・ハー・シューズ観た!

2007-10-03 23:42:29 | 感想文

というわけで昨日に引き続き、レンタルしてきたDVDの感想ですよ。

 

大好きなキャメロン・ディアスの映画!

わくわくして見始めたのだけど……

最初、キャメロンがあまりにもひどい役でもうどうしようかと思った……手癖悪すぎ。

地味な感じのお姉さんがかわいそうでかわいそうで…。

とどめにあれやしな……。

 

最低のスタート(しかもそこまでも結構尺あるしな)から……じわじわとハッピーエンドに向かう様は、うん、見終わった今は、とても気分がいいけれど。

見てる間は、次の瞬間またバラバラになるんかとハラハラしっぱなしだったな…。

 

今、内容をざっと思い出すために公式サイトに行ってきてんけど…キャメロンの役は「難読症」っていう…ちゃんとした、病気やったんか…(欧米に多いらしい。なんで…!?)。ただ、普段から文字を読むことが少ないから読めないのかと思ってた。そういえば一瞬あの教授のおじいちゃんがそんなことを言ってたかも。そうか…そうだったら、あの詩を読み上げる病室でのシーンの印象がかなり変わる(オーディションのシーンもだ!)。あの詩の解釈のミニ授業とかはかなり好きやったから、あの空っぽの病室は、ショックやったな…。A+をもらってめっちゃ笑顔になるキャメロン、すごくかわいかったから…。

 

あのお姉さんはすごくキャメロンとは対照的で…うちはこっちの方に共感を抱いた。あ、でもうち全然仕事で成功とかしてないし…その点ではキャメロンの方に共感が……つか、姉妹の悪いとこ両方持ってるってどうなのか、私…(ずーん)。

ずらっと並んだ靴、すごかったなあ。なぐさめられるの、って言うシーンは泣いた。食べ物は太るだけ、服は似合わない…靴ならベスト、って…。それでも、履かないで、あんな並べて…。キャメロンが堂々と(勝手に)履いていくのも…どっか仕方ないように感じてるんじゃないかと思った。靴は本来履かれるべきのものだと、妹の言うとおり…わかっていたんだと思う。

意外だったのがあのニコニコの男の人がお姉さんのハートをゲットしたこと!(笑)最初はどうしようこのひと…って感じだったのに。まあ、途中色々あったわけだけど…よかったよねこの人。ところで割り箸を割った後こするのはマナーなの??

 

二人の家族のことって、後半になるまで全然はっきり言及されないから、あの感じ悪いおばちゃんが何なのかさっぱりわからなかったなー。まあ、わかったらわかったで、見た目より最悪な人ってことやってんけどね…。もうどのシーンも最悪だ。

そうそう、おばあちゃんの役の女優さん!めっちゃかわいかったな~~!!チャーミングとはああいうことを言うのね、って感じ。あの老人ホーム、あんなんあるんやったらめっちゃ楽しそう。皆が着飾ってダンスパーティーになってるとこ、ほほえましくてたまらなかった。

 

あの姉妹の絆の深さには驚かされたし、感動した。複雑な家庭環境だったからこそ、あれほどに強い絆となったんだろう。特にお姉さんが、妹を必死で守ろうとしてたから…。お母さんが自殺するほんの何日か前の両親の口論を、音楽をかけて妹に聞かせまいとしたお姉さん。自殺したことも、妹には伏せていて…そんなに年は変わらないはずなのに。お姉さんもその時は子供だったはずなのに。誰に聞いたの?という妹の問いに、誰からも、と答えた。起こったその日に、全て知って、そして幼い妹を守るため、それを隠し通すことを決めたんだろう。…泣ける。

 

姉妹は二人の絆を再認識して、姉の門出の日、それをよりいっそう強める。

そして長い間、わだかまりがあった二人の父と、祖母も…お互いに謝って…。

 

”あなたの心と共に 私の心を重ねて

決して離すことなく

私が行く所 あなたも共に”