親友が「めっちゃいいで」と言っていたのでずっと気になってた。ツタヤ半額の日に、本当は「かもめ食堂」を借りたかったけど全部レンタル中だったので…がっかりしつつも、これを借りた。今日、やっと観た。
すげーいい映画！！
とりあえず（連休なので）明日もう一回見ようと思う。
19人の登場人物が織り成すラブストーリー。その分、他の映画とは違って、一組のカップルをずーっと追うわけじゃないけれど…描写もセリフも、少なくなっているけど。
時々、ひとつのカップルの話に、他の話の登場人物がからんで来る。このいくつかのお話は、本当に近い場所で起こっているから。でもしつこくからむわけじゃない。顔見知りだったり、子供が同じ劇に出るから同じ会場に出向いただけだったり。その程度のからみ。それがまたさっぱりしてていい。また、こういうのが現実にあっても全然おかしくないんだと思う要因になってると思う。
誰もが皆、自分の物語を生きることに必死だけれど…まるで世界には、自分と、恋する相手しかいないように…それだけでいっぱいになってしまうけど、ふとまわりを見ると、隣の人だってその人のドラマの真っ只中なんだ。
「実際のところ、この世界は愛に満ち溢れている。」
ただ、難点は…うち、外国の俳優さんの顔、皆同じに見えちゃうんですよね（笑）。だから誰が誰やかわかんなくなって最初はかなり混乱した…。
ちゃんとわかるのはアラン・リックマンと…あと、ヒュー・グラント。てか大統領の役は他の人と背景が全然ちゃうからそれで判断してただけかも…。
アラン・リックマンめちゃくちゃかっこいいよ！！！！
うちはハリーポッターのスネイプ先生でしかこの人を知らなかったから、まずＤＶＤパッケージの笑顔だけで悶絶しそうになった…（←怪しい）。あの仏頂面のこわ～い先生が、こんな笑顔で…！！でも始まってみると、確かにあのセクシーボイスはスネイプ先生のそれであって…ああああ、死ぬ！！萌え死ぬ！（えー）
そんで、同じくＤＶＤのパッケージで驚いたのが「エマ・トンプソン」。エマ・トンプソン…？って、えっ！？トレローニー先生の人ー！？めちゃくちゃキレイな女優さんやん！！信じられない…！
始まってまたびっくり。先生同士で、夫婦役ですか！！二人ともイメージ変わりすぎててすごすぎ。俳優さんって、すごいなあああ…！！！
だから、というか…やっぱり一番注目するのはこの夫婦の話だったので……結構衝撃やった。
ペンダント買うとこを微妙に見られてたんだし、もう諦めて（っていうのもひどいが）奥さんへのプレゼントにすることにしよう、となったんだと思ったんだよ！！あのカードも…
奥さんがプレゼントあけた瞬間の衝撃、…シンクロした。いや、当事者のそれとはきっと比べようもないけど。
あんな、泣いて…。すごいかわいそうでうちも泣いた。それでも気丈に、家族の前へ出てくるシーンもまた、すごいね。
それでその後、フォローされると思ったのに、それがほとんどなかったからそれにもまた驚いた！てか、その瞬間はめっちゃむかついた。…だけど、冷静になってみると…どんだけだんなさんが謝っても、土下座しても、奥さんを裏切ったことには変わりがないんだから…それでも、そんなことがあっても、続けなきゃいけないのが夫婦なんだなあ、と。我慢するばっかりってことじゃなくて……そういうことだってあるんだなあ、と。それを乗り越えていかなきゃいけないんだよね。子供のためだけじゃない。二人のために。だんなさんには猛省をしていただきたいところです！二度とするなよ！
つーかあの女！！ほんまむかつくわ！！あんなのに揺れるなよスネイプ先生…（違）。
細かく感想書いてるときりがなさそうですが…
あの、冒頭の結婚式のシーン、すごくよかったなああ！皆が次々と楽器もって立ち上がって演奏に参加するとこ！つーかトロンボーンなんてよく隠しておけたなあ……。フルートも案外長いと思うんですが（笑）。ビデオの彼、かわいそうだったけど…最後がよかった。あと花嫁さん美人！パイレーツオブカリビアンのヒロインか！
首相は全体的によかった。つか、外国の映画って必ず歌にあわせてノリノリで踊るシーンがありますね（笑）。めっちゃかっこいいわ～。戸別訪問のシーンとかおもしろすぎ。お付きの人が歌めっちゃうまいとか、芸が細かすぎ！
奥さんをなくしただんなさんの話は…かなり悲しくて沈んでたけど…あんな風に展開していくなんて思わなくてすごくよかった！息子かわいいよ息子。あのふざけたロックシンガーのおじいちゃんがここで活躍するとは！あとあの宝石屋さんの店員も。グッジョブ！
言葉が通じない二人もほのぼのでよかったな～。なによりプロポーズのシーンが！あんな現場に居合わせてみたい！んで一緒にめっちゃ拍手するの！いいねえ～。
ほのぼのといえばあの…映画のスタント？の二人。会話がほのぼのすぎてどうしようかと…。特に男性の方がお酒でも…って誘った後に「誘ってみてよかった。僕はすごくシャイで…」みたいに言うシーン、セリフと状況（体勢）があってなさすぎて吹いた（笑）。全体的にユーモアのセンスが好き♪
なんだか悲しい気分になってしまったのは、あのアラン・リックマンの部下の女の子の話。途中まではすごくいいかんじだったのに…（「1秒待ってくださる？」の後とか最高だ）、あの、鳴りまくってる電話、そんな意味があったなんて…。ずっと、ずうっと好きだった人とやっと結ばれそうでも…少しの間ほっとけば？って言われても…それでも、大事な弟をほっとくことのできない優しい彼女の心に泣いた。ままならないこともある…。
とりあえず、好きな映画にはランクインやわ！つかもう1回見ないとマジで前半とか理解しきれてないし…。
でももう一個借りたの、あれも見ないとな～。