先程、ヤフージャパンより配信された数多くのニュースを見ている中、
『 元気な高齢者は「外出自粛」をしていない?
専門家が語る「中高年の生き方」三つのタイプ 』、
と題された見出しを見たりした。
過ぎし日に、厚生労働省の公表によると、2016年(平成28年)の時点で、
日本人の健康寿命は、男性が72.14歳、女性が74.79歳と推計され、
平均寿命と健康寿命の差は、男性約9年、女性約12年と報じられている。
自立した生活ができる期間であり、私は今年の9月で、満78歳となり、
何んとか男性の健康寿命の延長戦の最中かしら、と思ったりする時もある。
しかしながら私の友人、知人の7人は、すでにあの世に旅立っているし、
或いは私より8歳ご年配の知人は、心身溌剌とされている御方もいて、
あくまで健康寿命も男性の平均であるよなぁ・・と思ったりしている。
私は、あと2年半・・・生かされれば
こうした深情には、
やがて私の住む地域の都立の大きな総合医療センターで、 3回ばかり通院して、
専門医師のアドバイスされる中、初期の膵臓(すいぞう)がんです、と診断されたりした。
そして4月17日より2泊3日で、家内は検査入院した後、
5月12日より摘出する手術で入院をして、この後の経過状況、
やがて回復状況も医師より順調と診断され、19泊20日間を得て退院となり、
我が家に生還してきた。
もとより、この間の私たち夫婦は、最悪の場合を想定することもあったりして、
震撼しながら揺れ動いたりした・・。
そして転移などで死去する確率も高く、家内は身の回りを整理し、
やがて私たち夫婦は、再入院、葬儀、お墓、ひとり住まいなどを、
人生の晩年期の終活を話し合ったりした。
こうした体験のある私は、せめて家内は退院から5年まで転移ないと願い、
安静した生活ができるようにするのが、私の責務と思い、何とか80歳までは元気でいて、
家内を見守りたいことも根底にある。
こうした深情のある私は、今回の《・・元気な高齢者は「外出自粛」をしていない?・・
専門家が語る「中高年の生き方」三つのタイプ・・》を学びたく、
記事を読んでしまった・・。
この記事は、『週刊新潮』の2022年5月19日号 に掲載された記事で、
関連の【 ディリー新潮 】に於いて、5月23日に配信され、
無断であるが、記事の大半を転載させて頂く。
《・・大型連休が終わり、再び日常が戻ってきたが、
もはや我々は、コロナ禍の下で「自粛生活」当たり前となってはいないか。
しかもそれが、己の体を確実に蝕(むしば)んでいるとしたら・・・。
【写真5枚】巣鴨を歩く高齢者 ***
全国規模での行動制限がないGWは、実に3年ぶりのことだった。
繁華街や行楽地は賑わいをみせたが、あなたはどう過ごしただろうか。
新型コロナの流行以来、巣ごもり生活に慣れて、
出不精になったという人もおられるのではないか。
事実、この連休前までは、高齢者が感染したら重症化するという懸念から、
日本人の多くが不要不急の名の下に、
「外に出るな」という同調圧力を素直に受け入れてきた。
特にコロナへの危機感が強い70代、80代の人たちは、
家にこもるうちに足腰が弱り、また刺激が乏しいがゆえ、心身共に衰えが目立っている。
懸念されるのは、同じ高齢者の中でも「自粛する人々」と、
感染予防に努めながらも「外に出る人」との間に、大きな差が開いていることである。
本誌(「週刊新潮」)では、中高年から支持を集める『80歳の壁』(幻冬舎新書)の著者で、
高齢者専門の精神科医として約35年間、6千人を超える高齢者を診てきた和田秀樹氏の知見を基にして、
そうした現実に警鐘を鳴らしてきた。
コロナ禍で身に付いてしまった家にこもる生活が、いかに高齢者の体を蝕む悪習へと転じたか。
行動制限が緩和された今こそ、外に出て心身を活発に健やかにするチャンスである。
そう和田氏は提唱したが、実践できた人もそうでない人も、
大型連休後に再び始まったコロナ禍の日常をどう過ごしていくか。
それが「充実した老後」を送れるかどうかの大事な分かれ道になるという。
☆自粛生活から抜け出せない人
改めて和田氏に尋ねると、
「各地の人出が増えたと報じられていますが、
高齢者の外出は完全には戻ってきていないと聞きます。
GWに若年層の多くが、“もう自粛生活は、こりごり”と活動的に過ごしたのに比べて、
高齢者は、“外に出るのが、おっくう”となり、冒険する心が衰えているのではないか。
そういった風潮は、コロナ禍でより加速してしまったように見受けられます。
私が危惧するのは、日本中でマスクを外してもいいとなっても、
大半の高齢者が、以前のような日常に戻ることができなくなってしまうこと。
潜在的に自粛生活から抜け出せない人は、かなりの数にのぼると思っています」
その理由の一つは、人との接触をなるべく減らし、
密を避ける工夫に満ちた「ウィズコロナ」の社会にある、と和田氏は指摘する。
「私自身もびっくりしたのですが、
今年3月に出た拙著がアマゾンのランキングで1位になるほど、
中高年の皆さんの多くが、ネットで書籍を購入している。
さすがに生鮮食品など日常の買い物まで、全てをネットで済ます人は、少数派かもしれませんが、
外出しなくても済ませられることが増えすぎています。
高齢者だろうとウーバーイーツを一度でも覚えてしまえば、
これは便利だと、外食しなくなる。
コロナで外に出る習慣を失った人は、多いはずです」
☆「意欲バリバリ老人」
かような「自粛生活」の浸透で、高齢者は「三つのタイプ」に大別されるとして
和田氏はこう話す。
「まず一つ目は、新しいことにチャレンジし続ける『意欲バリバリ老人』で、
二つ目は、日常習慣などルーティンを辛うじて続けていることで
『なんとか身体機能を維持できている老人』。
そして最後は、ほとんど外に出ないで、巣ごもり生活を続けることで
『どんどん衰えていく老人』です」
望ましいのは「意欲バリバリ老人」であることは言うまでもないが、
自らを省みた時にあなたは、どのタイプに当てはまるだろうか。
もちろん、長きにわたる自粛で、活動的に過ごすなんて無理だった。
そう嘆く声も聞こえてきそうだが、日々のちょっとした心構えが大切だ、と和田氏は語る。
「自分の体は、使わなければ衰えるという、当たり前のことを実感している人は、
コロナ禍でも意識的に動き、老化を予防できている。
たとえば、僕の患者さんの中には、
コロナ禍だからと、本人ではなく、ご家族が薬を取りに来る方もいます。
私も電話外来を始めたくらいですが、
結局のところコロナを怖がって、外に出なくなってしまったような方々は、
この1、2年で、一気にヨボヨボに老化してしまったという人が多い。
他方で、意識的に外で体を動かさなければと思っている人は、きちんと外来に来る。
そういう人たちは、口々に“歩けなくなると、困りますから”と話していますよ」
☆怪我のリスクが増加
なんとか身体機能を維持している人でも、運動量が減っていれば、要注意である。
総合内科医で秋津医院院長の秋津壽男氏によれば、
「外出を控えれば、足腰が脆弱になるのは言うまでもありませんが、
たとえば都内では、まん延防止期間中も、公共施設は使用禁止の措置が取られました。
その影響で、体操教室など高齢者の体を動かす貴重な機会が失われてしまい、
運動量も激減しています。
これまでは加齢による衰えはあっても、
なんとかだましだまし使えていた膝や関節などの機能が極端に低下し、
結果的に高齢者が怪我するリスクは高くなっていると思います」
となれば、身体機能に“負の連鎖”が起こる危険性もあると秋津氏は続ける。
「高齢者にとって致命的なのは、歩けなくなることです。
骨折がきっかけとなって自由に動けなくなれば、いずれは寝たきりの生活を余儀なくされ、
人と話す機会も激減し、社会性が失われていく。
アメリカの医学会の報告によれば、脳にアルツハイマーの原因物質が溜まっていても、
認知症を発症しない人が多数見つかったそうですが、
その理由は高齢になっても、社会的なつながりが非常に多かったことがあるとされています。
つまりは事あるごとに、人と一緒にコミュニケーションをとっている人ほど、
認知症になりにくいというわけですが、
巣ごもり生活を続ける高齢者の中には、数日もの間、誰とも話さない人が増えており、
そのリスクは上がっていると思います」(同)
☆「明暗を分ける境目」
心療内科医、循環器医で大阪大学大学院人間科学研究科未来共創センター招聘教授の石蔵文信氏は、
「元気なお年寄りと、そうでない人を診て思うのは、コロナに対する気構えの差が大きい。
過度に自粛を続けて、己の免疫機能が下がれば、別の病気を発症し、
寝たきりとなれば、コロナに感染するよりも、
人生の損失度合いが高くなってしまいます。
コロナ禍以降、身体機能が弱って、階段で転びやすくなったとか、
家でじっとしていたら、物忘れが激しくなってしまい、
ご家族に連れられて診察を受けに来る方が増えました」
そういった患者であっても、外の風にあたれば劇的に変わることもあるそうだ。
「自宅にいた時には、受け答えもおぼつかなかった患者さんが、
付き添いのご家族も驚くほどハッキリと喋るようになるんです。
私たち医師の間では、“線がつながる”なんて呼ばれる現象ですがね。
刺激のない生活を送っていた人が、
皮肉なことに通院という環境の変化をきっかけに、認知機能が活性化するのです。
コロナ禍で、認知機能の衰えを訴える人は増加傾向にあり、施設も空いた端から埋まっていく。
認知機能の衰えは、人との交わりなどを活発にすれば、ある程度は予防できますから、
まだまだ自分の意思で行動できる70代半ばまでの方は、
動ける今のうちが、今後の人生において明暗を分ける境目だと自覚して、
できるだけ外出して足腰を鍛え、他人と交わることを勧めます」(同)
☆基礎疾患がなければ外出を
実際のところ、日本人の平均寿命(2020年統計)は、
男性で81・64歳、女性87・74歳で世界でもトップクラスを誇るが、
心身ともに健康でいられる「健康寿命」(2019年統計)はといえば、
男性72・68歳、女性75・83歳と大きな隔たりがある。
これを前出の和田氏が解説するには、
「平均寿命と健康寿命の差は、男性で約9年、女性で約12年ありますが、
それは病気や認知症などで、医療・介護に依存しないで、自立して生きる平均期間を表しています。
充実した70代、80代を過ごせるかどうかは、
いかにこの期間を、元気で生きるかにかかっているのです。
ワクチンの3回目接種を終えた人は、65歳以上に限れば87%に達しますから、
基礎疾患をいくつも抱えていなければ、どんどん外出して足腰を使い、
他人とコミュニケーションをとることで、脳を活性化させる機会を持っていただきたいと思います」
☆加齢によって衰える前頭葉
脳の機能の中でも、加齢によって最も衰えるのが、
感情をコントロールし、人の意欲を司る前頭葉であり、
前述したような「外に出ることが、おっくうだ」と高齢者が感じる元凶だというのだ。
「一般的に前頭葉の機能は、40代、50代から低下し始めて、
人として新しいことに取り組む、意欲や創造性が失われていきます。
それが本格的に顕著となるのが、60代からなので、
よく日本人は、定年後になかなか新しいことに取り組むのが、苦手などといわれるわけです。
日常の暮らしでも、いつも同じ作家の同じような論調の本にしか、手を伸ばさない。
せっかく外食しても、同じジャンルの店ばかり、行きつけのところしか行かないなど、
新しいことへの対応力が低くなっていると感じれば、
それは前頭葉が衰えている証だと思って下さい」(同)
(略)
☆80歳まで長生きしたら、あとは自由に
最後に秋津氏からは、 「コロナを恐れている人も、
基本はうがいや手洗い、マスクなど感染対策をした上で、
今までより外出する機会を増やしてほしいですね。
家にいたいという人でも、SNSはさまざまな人とつながることができる
有効なコミュニケーションツールですから、
積極的に利用して、社会性を保つようにすべきです。
私の患者さんたちには、70代までは医師の指示に従ってほしいとは言っていますが、
無事に健康寿命を超えて、80歳まで長生きできたとすれば、
ご褒美として飲酒喫煙、好きなことをして、過ごせばいいと話しています。
それまで健康に生きてこられたのは、
その人の体質に合った習慣を送っていたからで、
無理に食事制限を課したり、禁煙や断酒を続けても意味がありません」
そんな「快活な80代」を迎えるためにも、
まずは「自粛生活」に慣れきってしまった自らの生活を見直すことから始めてみたい。
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
今回、老年医学の専門家である和田秀樹さんは、
長きコロナ禍の「自粛生活」の浸透で、高齢者は「三つのタイプ」に大別されたりした。
《・・「まず一つ目は、新しいことにチャレンジし続ける『意欲バリバリ老人』で、
二つ目は、日常習慣などルーティンを辛うじて続けていることで
『なんとか身体機能を維持できている老人』。
そして最後は、ほとんど外に出ないで、巣ごもり生活を続けることで
『どんどん衰えていく老人』です」・・ 》
私は二つ目の『なんとか身体機能を維持できている老人』かな・・と微苦笑してしまった・・。
過ぎし一昨年の2020年2月より、新型コロナウイルスの烈風に伴い、
マスクの苦手な私は、外出する時は、やむなく生まれて初めてマスクをしてきた・・。
そして新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、
選定して歩いたりしている。
もとよりワクチン接種を受けた後でも、人出の多い都心地域の方面は避けて、
自宅から3キロ以内にある遊歩道、公園などを殆ど毎日歩いてきた。
以前は路線バスを利用してきたが、感染防止の為、幾たびか往復路を歩いてきた為か、
恥ずかしながら、右膝(ひざ)の痛みを感じるようになったりした。
そして買物、散策などの平地が多い処は、数キロぐらいは歩けるが、
ただ階段を下りたり、足を高めに上げたりすると痛みが感じて、
齢を重ねると・・こうした老化が始まるのかょ・・戸惑いながら微苦笑をしたりした。
このような結果として、毎週の火曜日に、右脚の膝(ひざ)に
このような治療を一昨年の6月より、我が家から近くの整形外科で、
毎週のように週に一度、5カ月近く通院し、何とか右膝(ひざ)の痛みが解消されたりした。
私は亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、恥ずかしながら男の癖におしゃべりが好きで、
平素は何かと家内と談笑したり、ご近所の奥様、ご主人など明るく微笑みながら談笑したりしている。
そして私は、遊歩道、公園などを散策していると、見知らぬ男性、
女性グループの御方たちと、話しかけられたり、或いは話しかけたりして、談笑し、
殆ど毎日過ごしていたが、新コロナ烈風で、ここ2年半は無念ながら自粛している・・。
そして昨今、人出の少ないところは、マスクなくて大丈夫、と医師会の重臣、
政府の高官が公言されているので、見知らぬ男性、女性に対して、
少し離れ、談笑しても良いかしら、と微笑んだりした。
今回、何よりも学んだことは、《・・総合内科医で秋津医院院長の秋津壽男さんによれば、
・・私の患者さんたちには、70代までは医師の指示に従ってほしいとは言っていますが、
無事に健康寿命を超えて、80歳まで長生きできたとすれば、
ご褒美として飲酒喫煙、好きなことをして、過ごせばいいと話しています。
それまで健康に生きてこられたのは、
その人の体質に合った習慣を送っていたからで、
無理に食事制限を課したり、禁煙や断酒を続けても意味がありません」・・》、
このようなことを学び、私が念願している、