夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
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ピロリ菌を除去しても、胃がんのリスクは3割残る、何かと気弱な私は学び、少し怯(おび)えて・・。

2020-01-22 14:31:42 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの NEWSポストセブン  】を見ていたら、
『 ピロリ菌除去しても 胃がんリスクは3割残る 』
と題された見出しを見たりした・・。 

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。

こうした中で、私は年金生活の中で、『国民健康保険』に加入していて、
年に一度だけ市より健康診断の通知が来て、基本の検査以外に、
『胃がん』と『大腸がん』の検査を受診してきた。

昨年の2019年(令和元年)の秋には、
何故かしら『胃がん検診』の結果だけは、 『要精検(内視鏡)』に◎印が囲まれていた。

私は担当の医師から、 『胃の中腹に粘膜面異常が少し見られますので、精密に確認致したく、再検査をして下さい・・』
と写真の6枚を見ながら私に説明をして下さり、苦手な胃カメラの検査かょ、と私は心の中で呟(つぶや)いたりした。
         

                    

この後、受付の女性から、ピロリ菌の検査の結果は、10日後になりますので、来院して下さい、
と私は言われたりした。 

帰宅後、何かと無知な私は、『ピロリ菌』について調べたりして、【Medical Noto】に於いて、
少しボケた私でも、やさしく解説されていて、微苦笑しながら読んだりした・・。

《・・
ピロリ菌は、胃の表層を覆う粘液の中に住みつく菌で、
感染したまま放置しておくと慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍かいよう、胃がんなどが引き起こされることがあります。

ピロリ菌の感染率には、衛生環境が関連するといわれており、
日本では中高年に多く、若年層では近年減少傾向にあります。

ピロリ菌は、1~2週間の治療で、除菌することが可能です。
ピロリ菌感染と胃がん発症の因果関係が報告されています。
日本において胃がんは患者数が多いがんであり、胃がんを予防するという意味でもピロリ菌除菌の有用性が示されています。・・》

そして指定された後日、私は医院に行き、ピロリ菌の検査の結果を医院長より、説明を私は受けたりした。

『前回、胃カメラの検査の際、了解を得まして、『ピロリ菌』の検査を5箇所を採集しましたが、

この中の1箇所だけ『ピロリ菌』が見られました・・』
と医院長は私に厳(おごそ)かに言ったりした。

                 

そして放置した場合は、胃がんにもなる場合がありますから、
対策のひとつとして、ピロリ菌を除菌する薬を服用して下さい、と私は教えられて、
最初はドキンとしたが、まもなく何故かしら、私は微笑んでしまった。

こうした私の根底には、確か家内が3年前に胃の再検査・要の結果、
やはりピロリ菌を除菌する薬を服用して、副作用として便秘気味であったが、改善されて食欲が増してきた、
と私は家内から教えられてきたのを思い出したりした。

やがて私は、ピロリ菌を除菌する薬の『ポノサップパック400』を7日間分を頂き、
この結果の検査は、3か月後に精密検査となり、齢を重ねるたびに色々と精密検査が増えるよなぁ・・、
と心の中で呟(つぶや)きながら、微苦笑をしてしまった。

そして私は昨年の12月中旬にピロリ菌を除菌する薬の『ポノサップパック400』を服用してきたので、
3か月後に精密検査が、今年の2月中旬となっている。

このような体験をしてきた私は、
今回の《・・ピロリ菌を除去しても、胃がんのリスクは3割残る・・》って、
どのようなことですか、と少し怯(おび)えながら、記事を精読してしまった。

この記事は、『週刊ポスト』の2019年2月8日号に掲載された記事のひとつで、
関連の公式サイトの【 NEWSポストセブン  】に2019年1月31日に配信され、
少し古い記事であるが、健康に関しては歳月を超越するので、無断であるが転載させて頂く。


《・・ピロリ菌除去しても 胃がんのリスク3割残る

          

がんに関連した検査を受けて「問題ない」、「陰性」という結果が出たとしても、
それは必ずしも「がんではない」ことを意味しない。
“見落とされた”というケースは、「例外」と済ませられないほど多いのだ。

患者数2位の胃がんは、I期の5年生存率は97.4%と非常に高く、早期発見が求められる。

しかし、広く行なわれている胃がん検査にも、“落とし穴”がある。
ポイントとなるのは、近年、胃がんの原因として研究が進んでいるピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)だ。

「胃の中に生息する細菌で、口から口への経口感染が主な感染ルートです。
日本では高齢者ほど感染者が多く、70代の5割、60代の3割、40~50代の2割が感染しており、
6000万人が感染していると推計されます」(宮崎善仁会病院消化器内科の押川勝太郎医師)

ピロリ菌に感染すると、菌が発する毒素によって、胃の粘膜が炎症(萎縮性胃炎)を起こし、
それが長期化することで、細胞ががん化する。

「世界各国の研究により、胃がんの原因は95%がピロリ菌だとされています」(押川医師)

そのため、「ピロリ菌を除去すれば、胃がんにかからない」と言われているが、
押川医師は「その考えは間違っています」と指摘する。

          


「除菌薬を用いて、仮にピロリ菌を100%除菌できたとしても、
それまでにピロリ菌によって受けたダメージが蓄積しており、
萎縮性胃炎を経て、胃がんを発症するケースがあります。

また、除菌前から顕微鏡レベルでしか見えないがん細胞が、
すでに胃に存在していれば、そこから進行することもあります。

除菌しない人と比べて、除菌した人の発症リスクは3割まで抑制されるとの研究結果があります(グラフ参照)。
それは裏を返せば、『3割はリスクが残ってしまう』ということでもあるのです」(押川医師)

自治体による胃がん検診や、人間ドックなどで一般的に行なわれる「バリウム検査」にも注意が必要だ。

バリウムを飲んだ後に、検査台に全身を固定され、ぐるぐると回転しながらX線撮影をする検査法だが、
近年はその結果に疑問が呈されている。

厚労省の「地域保健・健康推進事業報告」(2016年度)によると、
1年間で13万人発生する新規の胃がん患者のうち、
自治体のバリウム検査で見つかったのはわずか4500人だった。

「バリウム検査は、『手術可能な大きさまで進行した胃がん』を見つけるために開発されたもので、
そもそも早期発見には向いていません」(押川医師)


  •  
<figure id="attachment_856600" class="wp-caption aligncenter" style="width: 600px;"> <figcaption class="wp-caption-text">

「ピロリ菌除去」と「胃がん発生」の関係

写真2枚

 

</figcaption> </figure>

 

他にもリスクがある。
押川医師が続ける。「X線による被曝リスクのほか、排便が固まって便秘になったり、
バリウムが体内に固着して腸などに穴が開く『穿孔(せんこう)』が起きるなど、リスクがメリットを上回ります。

一般のドクターで、自らの胃がん検査をバリウムで行なっている人は、いないでしょう」・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

              

今回、宮崎善仁会病院消化器内科の押川勝太郎医師の懇切丁寧な解説に、
多々教示させられたりした。

しかしながら何かと気弱な私は、《・・ピロリ菌を除去しても、胃がんのリスクは3割残る・・》、
やはり少し怯(おび)えてしまった・・。

そして胃の状況を検査のあるたびに、受診して、専門医師に指示に基づき、
少なくとも75年働いてくれた胃に、美味しく食べられて来たことにも感謝して、
受診しょう・・と漠然と思い深めたりしている。

 

コメント (4)
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