夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

何かと単細胞の私、年金生活15年の昼食を思い馳せ、独り微笑みを重ねて・・。

2020-01-14 13:42:28 | ささやかな古稀からの思い

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の75歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、 
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。

私は民間会社で35年近く奮戦して2004年(平成16年)の秋に定年退職後、
多々の理由で年金生活を始めたので、年金生活は丸15年が過ぎ、早や16年生の身である。


そして定年前のサラリーマン時代の私は、数多くの人たちと同様に多忙で、
家内は我が家の専守防衛長官のような専業主婦であり、日常の洗濯、買い物、料理、掃除などで、
家内なりの日常ペースがあり、この合間に趣味などのささやかな時間で過ごしてきた。

そして定年後の年金生活を始めた私としては、このペースを崩すのは天敵と確信し、
平素の買物専任者を自主宣言したりした。

或いは昼食だけは、お互いに制約することなく、自由な時間で、
お互いに殆ど我が家で、きままに食べたりしている。

          

こうした中、年金生活を始めた当初は、冷凍のチャーハンを電子レンジで温めて、
こよなく愛食してきた。

私は何かと単細胞の為か、美味しいと思ったら長らく愛食するタイプである。

やがて1年半ぐらい愛食してきた『冷凍のチャーハン』に別れを告げて、
スーパーのお弁当売り場で見つけた『かつ丼』を食べて、やがて2年ぐらい愛食してきた。

この後は、アンパンの『つぶあん』、『こしあん』をひとつづつ食べて、
やはりこの世の贅沢な食べ物のひとつだ、微笑んだりして、やはり2年ぐらい愛食してきた。

しかしながら肥満体の近道と恐れて、やむなく自制して、
四週間に一度だけとしてきた。

そして多彩な菓子パンを食べたり、或いはスーパーのお弁当売り場で見つけた多彩な弁当を食べ、
混迷した数年が続いたりした。


ここ数年は、食パンの8枚切りを買い求めて、幾重かのロースハムをサンドイッチして、
帝国ホテルより豪華だよねぇ、と心の中で呟(つぶや)きながら食べたりした。

          


そして最近は、偶然にスーパーの菓子パンのコーナで見つけた『石窯』ライ麦粒のパンに、
瞬時に魅了されて、愛食して2週間ばかりとなっている。

          

            ☆異例であるが、記念として撮ったりした《タカサキベーカリー》☆

2枚入り石臼挽き小麦であり、お値段も160円前後で、

私はコーヒーを飲みながら頂いている。

この後、リンゴ一個を食べて、やがて午後の3時には、ヨーグルトを箱の半分を食べたりしている。

このような身勝手な昼食を頂き、過ぎし愛食してきた食物に、
哀惜を秘めながら、その当時として私の最上の食べ物だったねぇ・・と微笑んだりしている。

コメント (2)
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