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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

「おにぎり」対「おむすび」 地方ごとに多数派混在の無法則、私は初めて学び、やがて思い馳せて・・。

2018-04-01 15:05:35 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の73歳の身であるが、
昨夜の10時過ぎ、パソコンに記憶させている写真を整理していたら、
旅先で買い求めた『むすび』が美味しかったよなぁ・・と思い馳せてしまった・・。

やがて何かと単細胞の私は、『むすび』のことをネットで調べていたら、
ひとつの記事にめぐり逢い、初めて知ることが多く、多々教示されたりした。

この記事は、【 「おにぎり」対「おむすび」 地方ごとに多数派混在の無法則 】であり、
原文は、『週刊ポスト』の2014年3月7日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の【NEWS ポストセブン 】に2014年3月1日に配信され、
無断ながら転載させて頂く。

       

《・・「おにぎり」対「おむすび」 地方ごとに多数派混在の無法則

日本人の食生活で欠かすことの出来ないメニューが、おにぎりだ。

コンビニなどの普及により、今ではおにぎりの形は、三角形が一般的となったが、
かつては大きな地域差が存在していた。

主に東北地方が「円盤形」、関東地方が「三角形」、関西地方が「俵型」、九州
が「丸形」と分類される。

幕の内弁当には「俵型」が入っているが、
これは形を整えるために、木型で押し抜いたご飯を「まくのうち」と呼ぶことからきている。


コンビニのセブン-イレブンでは、単品商品は三角形か丸形だが、一部商品には俵型を使用。

おにぎりとおかずを組み合わせたお弁当に、関西では俵型、関東では三角形のおにぎりを入れている。


一般に東日本では「おにぎり」、西日本では「おむすび」と呼ぶことが多いとされているが、
これも地域差がある。

       
近代文化研究叢書3「おにぎりに関する研究」(小田きく子著)に掲載された調査によれば、
北海道、関東、四国地方では「おにぎり」、「おむすび」の呼び方の割合は半々。

近畿地方では「おにぎり」、中部・中国地方では「おむすび」が多数派だった。
九州地方では「おにぎり」との呼び名が大多数で、「おむすび」と呼ばれる例はなかった。


中部地方から近畿地方に広く伝わる「朴葉めし」や近畿地方の「めはりずし」も、握り飯の一種。
千葉県館山市では、形によって呼び名を区別し、俵型を「おにぎり」、
三角形を「おむすび」と呼んでいたのだとか。・・》

注)記事の原文にあえて改行を多くした。
       
私は読みながら、齢ばかり重ねて、知らないことを多すぎるよなぁ・・と改めて感じ、
この記事から多々教示されたりした。

やがて私が初めて『おむすび』を食べた頃を思い馳せたりした・・。

私が今住んでいる近くに生家があり、1944年〈昭和19年〉の秋に農家の三男坊として生を受けた。

この当時の生家は、祖父、父が中心となって先祖代々から農業を引き継いで、
程ほど広い田畑、雑木林、竹林などを所有し、小作人だった方の手をお借りながらも田畑を耕していた。

やがて私が地元の小学校に入学したのは、1951年(昭和26年)の春である。

こうした中、秋に初めての遠足があり、兄から借りたリックサックを背負って、
集合場所の学校に行ったりした。

母が早朝から作ってくれた『おいなりさん』ふたつ、そして三角形の『おむすび』ふたつ、
或いはゆでたまご、そして生家にある柿(かき)などが入っていた、と記憶している。

『おむすび』は鰹節のおかか風に海苔で巻いていた・・。
こうした『おいなりさん』と『おむすび』は、木を紙のように薄くした物で包み、
これに新聞紙などて包まれていた。

後年になると、木を紙のように薄くした物は経木と知ったりしたが、
この当時は、食品を包む時に、多くの家庭で使われていたと学んだりした。

私たち同学年は、先生に引率されて、やがて昼食時になると、
それぞれリックサックを開けて、持参した水筒の水などを飲みながら、食物を食べたりした。

こうした中、同学年の女の子の一部には、食物を新聞紙で包むことはなく、
おしゃれなデパートの包装用紙で包まれていたことに、少年心の私は今でも鮮明に覚えている。

       
     
やがて私が小学2年の3学期の終る早春に父は42歳の若さ病死され、そして1年後には祖父に死去され、
大黒柱となるふたりが亡くなったので、生家は没落をしはじめた・・。

こうした後の遠足の時は、『おいなりさん』ふたつ、そして『おむすび』ふたつは、
変わらなかったが、『おむすび』は塩を少しつけた塩おむすび、となったりした。

やがて私が40代の頃からは、私たち夫婦は国内旅行に行くと、現地の食事処を利用し、
それぞれの食べ物を頂いたりしている。

こうした時、ときには思いかけず美味しくなかった時、
『おむすびの方が・・美味しいよね・・』
と私は家内にこぼしたりしている。

       

或いは家内が作ってくれた『おむすび』のシャケ、しそ昆布、焼たらこ等を
アルミで包んで、植物公園で花見などをする時は、緑茶の濃い味を飲みながら、
おむすびを2つほど頂いたりする。
そして持参の弐合の純米酒を呑んだりしてきた。

ときには、ハイキング程度の山歩きの時は、
『おむすび』を昼食として、下山後の駅の見えるベンチなどで、
ほっとしながら純米酒を呑んだりしてきた。

このように、私にとっては『おむすび』は外出の際、
ときには最良の食べ物のひとつと思ったりしている。
コメント
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