私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であり、
遅ればせながら高校に入学してまもなく、突然に読書に目覚めて、
この時から小説、随筆、ノンフェクション、月刊雑誌などを乱読し、
かれこれ50年となっている。
年金生活の今でも、朝に読売新聞を読んだりした後、
日中は読書をする時間が多く、
夜に布団にもぐった後に枕元で本を読みながら寝付く悪い習慣が続いている。
家内と共通の趣味は、国内旅行であるので、ときおり旅行に行っている。
こうした時、特に滞在型の場合は、数冊の本を持参している。
過日、私達夫婦は北東北地方を9泊10日間で周遊旅行したが、
旅立つ前に、秋永芳郎・著作の『青函トンネル』、太宰治・著作の『津軽 妙』は、
何十年ぶりに再読したり、
或いは旅行案内書の『上撰の旅 北東北』(昭文社)を見たりしていた。
そして周遊旅行であったので、旅行案内書の『上撰の旅 北東北』を持参していたが、
これ以外は一冊も持参していなかったのである。
旅先では、その地の地方新聞を読む習慣があり、
今回の旅は、青森県の地方紙のひとつの『東奥日報』を殆ど毎朝精読したりした。
しかし、観光ホテルに連泊したりすると、
日中のひとときに観光めぐりすれば、観光ホテルで風呂に入ったり、
部屋から風景を眺めたりするが、本がないと何かしら寂しいのである。
日本海に面した青森県の黄金崎温泉の『不老ふ死(ふろうふし)温泉』に3連泊した後、
青森駅を経由し竜飛岬の『ホテル竜飛』で3泊連していたが、
この間、本が読みたくても本屋は見るたらず、
活字中毒のひとりの私は、薬が切れたような心持ちになったりした。
この後、青森駅に戻り、
駅前よりバスで八甲山のふもとの『酸ケ湯温泉旅館』に向うまで、数時間あったので、
青森の商店街て本屋を探したのである。
結果として、愛読している季刊雑誌の『文藝春秋 SPECIAL』で、
最新の季刊夏号『もう一度日本を旅する』を偶然ながら、旅先で買い求めたのである。
そして『『黒澤明』 生誕100年総特集』と題された文藝別冊から発行された雑誌を、
パラパラとめくり、読みたくなり購入した。
そして『酸ケ湯温泉旅館』で1泊した時、
その後の『蔦温泉旅館』で連泊した時のひととき、飢えた子供のように読んだりした。
心も身も何かしら活字に癒されたように、充たされたりした。
帰路、八戸駅の駅前付近で夕食の食事処を探していた時、
号外です、と『東奥日報』を手渡されたのである。
【鳩山首相・辞任】と大きく見出しが躍っていたが、
私は小学生でも予測できた鳩山首相の辞任のニュースよりも、
不謹慎にも、『黒澤明が選んだ百本の映画』の作品の数々を思い馳せていたのである。
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遅ればせながら高校に入学してまもなく、突然に読書に目覚めて、
この時から小説、随筆、ノンフェクション、月刊雑誌などを乱読し、
かれこれ50年となっている。
年金生活の今でも、朝に読売新聞を読んだりした後、
日中は読書をする時間が多く、
夜に布団にもぐった後に枕元で本を読みながら寝付く悪い習慣が続いている。
家内と共通の趣味は、国内旅行であるので、ときおり旅行に行っている。
こうした時、特に滞在型の場合は、数冊の本を持参している。
過日、私達夫婦は北東北地方を9泊10日間で周遊旅行したが、
旅立つ前に、秋永芳郎・著作の『青函トンネル』、太宰治・著作の『津軽 妙』は、
何十年ぶりに再読したり、
或いは旅行案内書の『上撰の旅 北東北』(昭文社)を見たりしていた。
そして周遊旅行であったので、旅行案内書の『上撰の旅 北東北』を持参していたが、
これ以外は一冊も持参していなかったのである。
旅先では、その地の地方新聞を読む習慣があり、
今回の旅は、青森県の地方紙のひとつの『東奥日報』を殆ど毎朝精読したりした。
しかし、観光ホテルに連泊したりすると、
日中のひとときに観光めぐりすれば、観光ホテルで風呂に入ったり、
部屋から風景を眺めたりするが、本がないと何かしら寂しいのである。
日本海に面した青森県の黄金崎温泉の『不老ふ死(ふろうふし)温泉』に3連泊した後、
青森駅を経由し竜飛岬の『ホテル竜飛』で3泊連していたが、
この間、本が読みたくても本屋は見るたらず、
活字中毒のひとりの私は、薬が切れたような心持ちになったりした。
この後、青森駅に戻り、
駅前よりバスで八甲山のふもとの『酸ケ湯温泉旅館』に向うまで、数時間あったので、
青森の商店街て本屋を探したのである。
結果として、愛読している季刊雑誌の『文藝春秋 SPECIAL』で、
最新の季刊夏号『もう一度日本を旅する』を偶然ながら、旅先で買い求めたのである。
そして『『黒澤明』 生誕100年総特集』と題された文藝別冊から発行された雑誌を、
パラパラとめくり、読みたくなり購入した。
そして『酸ケ湯温泉旅館』で1泊した時、
その後の『蔦温泉旅館』で連泊した時のひととき、飢えた子供のように読んだりした。
心も身も何かしら活字に癒されたように、充たされたりした。
帰路、八戸駅の駅前付近で夕食の食事処を探していた時、
号外です、と『東奥日報』を手渡されたのである。
【鳩山首相・辞任】と大きく見出しが躍っていたが、
私は小学生でも予測できた鳩山首相の辞任のニュースよりも、
不謹慎にも、『黒澤明が選んだ百本の映画』の作品の数々を思い馳せていたのである。
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