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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

雨上がりの朝、清々しく、秋深まり・・♪

2008-10-15 09:19:57 | 定年後の思い
東京の郊外は、昨日は昼前から小雨が降りだした。

私は昼過ぎより雨と天気情報が報じていたので、
雨の降り前に10時過ぎに買物に出かけ、
帰宅後してまもなく小雨が降りだしたのである・・。

『最近・・俺は行いが良いのかしら・・』
と私は家内に云って、小雨降る庭の樹木や空を眺めていたりしている。

小雨降る肌寒い午後、
読書の秋、と私は家内に云ったりし、
私は本を持ち、寝室の布団にもぐりこんだのである。
そして3時間ばかり読んでいるうちに、眠りに落ちたのである。

私は年金生活の4年生の身であるので、
好きな時に読書をし、好きな時に外出し、
そして眠くなったら眠れる時間は、何よりも年金生活の特権、
と定年退職後の日常から感じている。

私も数多くのサラリーマンと同様に多忙な身であったので、
せめて退職後は、自在に生活を過ごすのが夢のひとつであったので、
家内からは念願を叶えたのだから良かったじゃないの、
と微笑みながら時折いわれたりしている。


今朝、目覚めると雨は上がり、
曇り空となっているが、急速に回復し、さわやかな秋晴れの日中となる、
と気象情報は報じていた。

主庭にある金木犀の2本の樹木は、
殆どたわわな橙黄色の小花が落下し、
樹元の周辺を黒土の上で彩(いろど)っている。

秋海棠(シュカイドウ)の可憐なピンク色の花は、けなげにも咲き続けて折、
紫式部(ムラサキシキブ)のたわわな実も色合いを深め紫色に染められ、
ひと雨ごとに秋深まる、と微笑んだりしている。

そして、爽やかな秋晴れの中、駅前までの川沿いの遊歩道を散策し、
樹木・草花の秋色の情景を誉(ほ)めようかしら、
と思ったりしている。

こうした日中のひとときは、自在に過ごせるのは、
何よりの贅沢な時と感じて、ここ数年独りで散策し、
秋の移ろう情景に心を寄せたりしている。

そして、ときおり作家の城山三郎氏の遺(のこ)された格言、
【・・
人生の持ち時間に大差はない。
問題はいかに深く生きるか、である。
深く生きた記憶をどれほど持ったかで、
その人の人生は豊かなものにも、貧しいものになるし、
深く生きるためには、ただ受け身なだけでなく、
あえて挑むとか、打って出ることも、
肝要となろう。
・・】
を重ねながら、独り歩き、思索しながら深めている。


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