夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

私の散歩道・・♪

2006-06-13 20:46:00 | 定年後の思い
我が家の方針として、自動車は持たない変わった家庭である。

小田急線と京王線のほぼ中間地点に我が家はある。
徒歩だと15分から20分程度である。

都心に外出する時は、最寄り駅までバスを利用したり、或いはタクシーを利用する。

現役時代は最寄駅まで通常バスを利用し、
夜の9時過ぎに帰宅の場合、最寄り駅からタクシーで帰宅していた。

退職後の今、家内は交通機関を利用しているが、
日常の私は散歩がわりに歩く。

バスの通る大通りを避けて、遊歩道を歩いたり、
住宅街の小道を抜けたりして、駅前に出たりする。
ときには、私の幼少の頃に通学した旧街道を歩いたする。

こうして歩くと、四季折々の風景が心に沁み込んでくる。
そして時の流れが視(み)えてくる。

春夏秋冬の季節が巡るときは、45分前後川沿いの遊歩道を歩き、
都立の大きな公園に行き、樹木、草花のうつろいを観たりしている。

日常の多くは、駅前まで行き、本屋に寄り数冊買い求めた後、
『ドトール』でコーヒーを飲みながら、煙草を喫ったりしている。


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歴史研究者と歴史家・・♪

2006-06-13 10:35:00 | 定年後の思い
ここ数日、色々と考え込んだことがあった。

今月の『文藝春秋』の中で、作家の塩野七生・女史が『日本人へ』を連載しているが、
今月は『歴史事実と歴史認識』のタイトルで綴られている。

この中で、アジア歴史資料センター長をしている歴史学者の石井米雄・氏の
インタビューでの発言を紹介している。

【最近、「歴史認識」という言葉が跋扈(ぼっこ)していますが、これは要注意です。
例えば、韓国人と日本人が同じ歴史認識を共有できるわけがありません。
しかし、「歴史事実」は共有できる。
アーカイブ(資料館)の意味と価値は、まさにそこにあるのです。

また、歴史ぐらい政治に利用されたものはありません。
現在の中国・韓国を見ても、それは一目瞭然です。
日本は戦争期、「鬼畜米英」というスローガンで戦いました。
歴史認識はきわめて政治的でイデロジカルなものであり、
そのような状態で「歴史認識」を共有するということは不可能です。
被害者と加害者の共通認識は、ありえないことだからです。

日本人は、「事実」と「認識」を、厳密に考える時期に来ていると思います。
アジア歴史資料センターは、「歴史認識」を行うところでなく、
「歴史事実」を確認するところなのです。】

その後、塩野七生・女史の綴りに寄ると、
【歴史が「事実」を連ねるだけで書けるのならば歴史研究家で充分だが、
その事実をどう認識するかも重要だから、昔から歴史家が存在してのである。】

以上、無断引用をさせて頂きました。

これほど明晰に歴史について名言、明記したお2人に、
私の拙(つたな)い知識に於いて、初めてである。

ともすれば、その日の心次第で、ぐらつき私は恥じている。
歳を重ねた今、改めてこのお2人から、ご教示を頂いている。



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曇り空の朝であったが・・♪

2006-06-13 07:59:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、曇り空を迎えている。

昨夜、NHKのBS『世界わが心の旅』を久々に観た。
今回は、過日死去された映画監督の今村昌平・氏の追悼番組として、興味があったので観た。

私は『世界わが心の旅』は、著名人が世界の各地に過去の想い、
その人の心情を描いていたので、一時は熱心に観ていた。
これだけの質の高い番組を放映してくれれば、視聴料など安いものだと思ったりしてきた。

この後、遅い夕食を頂きながら、
ワールドカップを観はじめた・・。

私はサッカーには、余り興味がないが、
NHKの7時のニュースで重点的に取り上げていたので、
実況中継の番組を観た次第である。

サッカーのルールの知らない私は、
日本、オーストラリアの選手も実力伯仲と報じていたので、良い試合と期待した。

もどかしいように思ったが、日本は幸運にも先取点が取れた。

後半戦の始まった頃、12時を過ぎたので布団にもぐり寝付いた。

朝、6時に目覚め、NHKのニュースを観ていたら、
日本、オーストラリアに敗れる、と報じていた。

スボーツには素人の私は、実力が伯仲であったら、気力、気迫がまきっている方に勝利する、
と日頃から思っている。

その後、私は門扉の付近を掃除し、新聞を開いた。

庭先に目を転じると、小鳥が飛来していて、
3羽ほど庭のあちらこちら地上を跳ね回(まわ)っていた。



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