日銀が15日発表した6月末の資金循環統計(速報)によると、
家計の金融資産残高は前年比約10兆円増(0.7%増)の
1433兆794億円で過去最高となった。
1979年度末の調査開始以来の最高。
これまでの最高は、2001年6月末の1432兆円だった。
国債・財投債と投資信託が、いずれも過去最高を記録するなど、
個人の資金運用への関心が高まった。
金融資産の内訳では、
国債・財投債が23兆9331億円と前年比52.0%の大幅増。
投資信託も40兆9843億円で同18.8%増加した。
一方、資産全体の5割以上を占める現・貯金は、
同0.7%減の780兆5039億円と3四半期連続減少した。
尚、郵便貯金はピーク時に比べ約2割も減り、郵貯からの資金シフト
が進んでいる。
定期貯金の減少が主な要因で、
低金利を背景に個人が満期を迎えた定期貯金を、
国債や投資信託に振り向ける動きが定着しつつある。
外貨貯金や株式は、前年比マイナスに転じたが、
これらを合計したリスク資産が全体に占める割合は、
9.6%となり、1年前より0.4ポイント上回った。
この記事は、NIKKEI NET、毎日新聞、共同通信より
引用させて頂きました。
企業が回復し、そして家計が少しつづ健全な資金傾向となってきた
とこの実態を見て感じた。
やはり日本経済が堅調に躍進した上、家庭が潤うのが基盤である。