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枚方から発信・・敗戦の敗戦の傷跡から見えて来るもの

2021-09-18 19:54:58 | 沖縄基地問題 
 沖縄出身の方の執筆による「平和」への思いです。

 8月15日の全国戦没者追悼式では例年、310万人超の死者が『尊い犠牲』として一括りされるが、沖縄を含め国内外を併せた戦没者の実態は凄絶で、聞けば聞くほど、知れば知るほど暗澹とした気持ちに襲われる。

 軍人勅諭は『死は鴻毛より軽いと心得よ』と説き、兵士の命は、召集令状の郵便料金にちなんで『一銭五厘の命」と揶揄された。戦陣訓は『生きて虜囚の辱めを受けず』と戦場での兵士は心構えとして厳しく訓示された。その結果は、特攻、玉砕、集団自決、餓死、スパイ視による自国民殺害、人の命を軽く見るなど戦争は人間を【鬼畜】に変貌させてしまう。『尊い犠牲』という言葉の背後にはこれらの問題が横たわっている。

追悼式に合わせ、沖縄戦遺骨収集ボランティア(ガマフヤー)の具志堅隆松代表が14日、15日の日程で、式典会場の近くでハンガーストライキをはじめた。
沖縄本島南部の激戦地土砂に戦没者の遺骨が混入していることを知り地建設の埋め立て工事に使う計画はあってはならない愚行であり絶対に許してはならない。戦争と平和の繋がりを考える上で沖縄の現状は極めて重要な問題として受け止めるべきです。

故・翁長雄志前知事は在任中の講演で、官房長官だった菅氏が辺野古への移設に反対する翁長氏と協議する際に【私は戦後生まれなので沖縄の歴史は分からない】と発言したことが公表されました。菅氏発言は本土防衛の捨て石にされた沖縄戦や『銃剣とブルドウザー』と呼ばれる米軍の土地強制接収で受けた民衆の痛みを理解しないまま、政府の移設方針を一方的に押し付けているとの懸念は拭い去ることはできない。
枚方市議会において政府に対し「遺骨混じりの土砂を辺野古基地に投入しないことを求める」意見書採択の実現を願う。
2021年8月