10月の昼食会の様子です。
{平和がいちばん」10月号1面です。
市民財産の切り売りを止めよう
枚方市長選は大阪維新の会推薦の伏見氏が再選された。結果は伏見氏69,620票 大橋氏51,782票、投票率は36・7%と低く、伏見氏の得票は全有権者335,538人のわずか20・8%でしかない。
市駅周辺再整備や民営化推進、「市民の身を切る改革」等、伏見市政への批判が広範にあると考えられる。伏見氏の実績、政策が多くの市民から支持されたとは言えない。
身を切る改革とは
伏見氏が選挙公報で「身を切る改革」の実績と書いた「市長給与2割カット・退職金ゼロ・技能労務職の給料を民間並みの水準見直し・未収金対策の強化・ネーミングライツ」を見てみよう。市長が身を切ったのは「給与カットと退職金ゼロ」だけだ。「未収金対策の強化」は、市民税や国民健康保険料などの滞納者への差し押さえ、競売を強行し経済的な困窮者の身を切る「改革」だ
歴史・伝統を持つ名前が
ネーミングライツは市の施設に自社の名前を付ける権利を企業に売ること。企業には大きな宣伝効果だ。すでに岡東中央公園の名前が変えられ、チラシなどに企業の名前が印刷されている。
さらに、天津橋、駅前花壇、南部市民センター多目的室など21施設に導入される。市民会館大ホールや南部生涯学習市民センターの壁を有料で企業の宣伝に使えるようにする。
市の施設の名前は歴史・伝統・地域の誇り・個性・アイデンティなどがあり、市民のものだ。行政が勝手に公共施設の名前を売り渡すなと声を上げよう。
今こそ市民の声を聴け
民間企業の儲け優先の市駅周辺再整備事業などの費用を市有財産の切り売り・事業の民営化・市民サービスの低下で生み出そうとするのが市民に冷めたい伏見維新市政の基本政策。
再選によりそれらが急速に進められることを危惧する。市駅周辺再整備計画決定を急がせてはならない。財政問題も含めて市民の声を聴いて慎重に進めさせよう。タワーマンションは時代遅れだ。周辺部の人口は減るが都心部だけ人口が増える。保育所や学校の新設などの新たな財政支出が必要となる。神戸市もまちづくり議論の中で中心市街地でのタワーマンション建設を規制することを決めた。
私たちは、市民につけを残す駅前再整備、何でもかんでも民営化への動きに対し、市民が主人公だ、市民の生活を守れと声を上げよう。