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枚方市の入学式で思ったこと

2017-04-17 21:55:18 | 月刊『平和がいちばん』
 4月から新しい生活が始まった子ども達 元気に過ごしてほしいと願います。「平和がいちばん」の記事を紹介します。

 入学式で思ったこと
 4月6日に娘が市立の小学校に入学しました。
 入学式ではまず「全員起立」の号令があったので起立すると、すぐ国家斉唱。とても座る勇気はなく、そのやり方に違和感がありました。

 その後校長の祝辞。一クラスずつ子どもたちに「はい」と返事をさせ、二組・三組は声も大きくてよかったです。一組は声が小さくもう一回やり直し。普通なら引っかからないことかもしれませんが、こんな風な些細なことから比較競争させ、すべてをあるがままに子どもを認めないんだなっと感じました。こういうことを見過ごしているうちに、自分さえよければいい、人と比較競争するのが当たり前という観念が入っていくのだなと思いました。 

 式が進むにつれて、だんだん軍国主義の下準備感が増してきたところで、教育委員会、PTA会長の祝辞。お二人とも話の前後にきっちり国旗に頭を下げていました。このような緊張感と支配を子どもに与えながら、みなさんお話の内容が「勉強頑張りましょう。のびのびと楽しい学校生活を送って下さい」でした。
 いままで私たちが受けてきた教育はほとんどが間違っていたと結果が出ているにもかかわらず(自分さえよければいい、国民の幸福度が低い、戦争へと向かう方向、など)違うやり方を探さず、子どもを型にはめ、そのことに疑問を持たない学校関係者はここまでひどかったのかと衝撃と落胆の入学式でした。

 子どもが自分のやりたいこと、好奇心の芽を摘まれないように、私自身が流されず自分を信じて、子どもを支えていかなければいけないと再確認させられました。

 式が終わって帰る時、娘は一言「入学式は地獄やった」。式はおもしろくないもの、学校の勉強は頑張らなければならないものなど、「これまでの固定観念が間違っているかも」と大人が気が付かなければいけないのではないでしょうか?
このような社会だけど、娘には本当の自分の気持ちを大切に育っていってくれればと願います。