平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会共同代表 大田幸世 平和が一番 市民の広場「ひこばえ」

枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

市民運動が、政治を変えます。参議院選挙の野党共闘の成果を、憲法を変えさせない運動につなげましょう

2016-07-13 22:11:53 | 安保法制・・戦争法
 「枚方市民の会」の方々や友人にお便りを書きました。以下 手紙。

うれしいお知らせです。7月7日美術館建設予定地のフェンスが撤去され、2年にわたる市民の闘いにより完全勝利しました。「市民の声を無視する」枚方市の姿勢に対する市民の「怒り」「間違いは、間違い」と主張する市民の力が、枚方市の政策を変えることができました。まさに、市民運動の勝利です。

 全国に起きた「戦争法廃止」のうねりは、「決めるのは、主権者である私たち」と「野党共闘」を実現さ。せました。
 改憲勢力に3分の2議席を許したものの、「2000万人署名運動がつくりだした」野党共闘により、2013年参議院選挙では、岩手・沖縄をのぞく1人区はすべて自民党が占めていましたが、今回は、32の内1人区のうち11選挙区で野党共闘候補が勝利しました。また、無党派層の56%が、野党統一候補に投票し、前回参議院選挙の38%から18%も増やしています。

 沖縄県民の伊波洋一さんの圧勝は、沖縄の辺野古基地建設を許さない沖縄県民の意志がより明確に示されました。福島での閣僚の敗北は、福島原発事故に対する安倍政権の対応への鋭い批判です。同時に行われた鹿児島県知事選挙で、川内原発停止を訴える三反園訓さんお当選は、原発再稼働への強い批判です。安倍内閣は、支持はされていないのは、明らかです。

 私たち(枚方市民の会)が応援した福島みずほさんが当選し、わたなべ結さんは、惜敗でしたが、大きな変化をつくり出すことができました。枚方において「野党共闘」「市民共同」の動きがスタートし、定着させる流れをつくったこと。そして、国政選挙を多くの市民が票読みまでおこなったこと。

(選挙の結果からみえること) 比例区で福島みずほ当選  選挙区でわたなべ結5位次点 
枚方の得票数をみると、電話かけ等で私たちが票読みしたことが、選挙の結果に─定の影響を与えたことが分かります。福島みずほさんについては、社民党の退潮を止め、投票者を増加させました。また、わたなべ結さんについては、おおさか維新が勢力を伸ばしている枚方において前回当選した共産党議員のたつみさんが獲得した得票数を維持しました。
 (参考)
○福島みずほ                   
  社民党の総得票数 2,537 (2,266) +271票   ( )内は前回2013参議院選挙
社民党と記載   1,850 (1,956) △106票  名簿登載者計    687  (310)
名簿記載の内訳 吉田 71 (又市 82)  福島  574 (山城13) 
○わたなべ結    19,138票(第5位)   
2013年 たつみ コータロー 19,706票(全体では4位当選)
2010年 清水ただし     14,421票
  
(野党共闘・市民共同)
 枚方の市民運動は、党派同士の連携した取り組みがほとんどない状況が長年続いていましたが、美術館闘争では「香里ヶ丘公園に建てさせない」という目的で、多くの市民が連帯し、各党派の枠を超える大きな力になっていました。また、金曜日行動や19行動を継続する中で、少しずつ共同行動もできはじめ、4月24日「戦争法廃止・5野党合意歓迎・安倍政権NO!4.24ひらかた市民集会」で「市民の会」の手塚議員が連帯の挨拶につながりました。その後、共産党から要請された5月15日の枚方・交野共産党主催の演説会に複数名が参加しました。それを契機に共産党枚方・交野地区委員会と選挙に勝つための「市民の会」との話し合いがはじまりました。5月26日私たちが中心で「わたなべ結」集会を開催しました。その場に私たちがお願いした黒田昌子元府議会議員、枚方市共産党議員団代表広瀬市議、共産党後援会会長の出席もありました。6月5日(日)の、はじめての枚方総がかり行動(樟葉駅)では、事前の打ち合わせもでき、50名以上集まり、多くの市民団体のアピールがありました。7月3日の共産党個人演説会には、多くの「市民の会」メンバーも参加し、「改憲をさせない」議員を国会に送り出そうとの意志を再確認する場となりました。このような一連の流れの中で、私たちは、共産党枚方・交野地区委員会に対し「開かれた実行委員会が必要」と、─貫した姿勢を伝えてきました。投票後の11日に枚方・交野地区委員長等が「ひこばえ」に「お礼」のために訪問された際に、衆議員選挙に向けて、野党共闘を強化する市民運動の必要性を語りながら、私たちは、「戦争法廃止の19日行動」等を誰もが参加でき、決定過程がオープンな実行委員会をつくり、継続的な共同行動を行いた旨を伝えました。

 
 全力で取り組んだ2000万人署名行動の動きを選挙闘争へとつなげることができました。多くの方が、選挙に向けたビラ配布、公選はがき書き、知人や友人への投票への電話依頼等の取り組みを行い「票読み」を行いました。このような、取り組みをはじめてされた方もいました。
 今後、憲法を変える動きを阻止するためにも、今回の選挙の感想や思いを出す場が必要です。「平和がいちばん」7月号等の紙面を活用し、早急に身近な知人・友人仲間と行うことを訴えます。また、友人、親戚に電話かけた方は、お礼の電話や手紙を書くことも大切です。地域では、「米軍と─緒に海外で武器をもち戦う」ことが任務になる自衛隊員への勧誘が、身近な場所でオープンに進んでいます。平和・憲法に関するビラ、ポスター貼りへの「いたづら」「いやがらせ」を増やさないために、現政権を見張り、真実を伝える地域での取り組みは、ますます必要になっています。
 今後もよろしく お願いします。
 また、7月24日の枚方の会で選挙総括と沖縄ツアー報告を行います。(10~12時 枚方市民会館) 是非 ご参加ください。