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枚方市民の反原発金曜日行動

2013-09-21 21:20:08 | 原発NO! 
 関電枚方営業所への働きかけは、昨年9月21日に開始し1年が経過した。ほぼ毎週の街頭行動と毎週とはいえないが(枚方営業所の担当の方2人の仕事の都合もあるのでその都度、話し合う日を調整しながら進めている)枚方営業所へ要望を質問と要望を出し続けてきた。
 昨日は、大飯原発4号機が9月15日に定期検査に入り、全国で稼動している原発はゼロになった直後の金曜日行動でした。
 私達は、今後も再稼動をしないことを願い、次の要請文を関西電力宛てに枚方営業所を通じて読み上げながら提出した・・・・。要請者は、10日ほどの間に知人・友人に呼びかけ100名をこえる連名で提出することができた。

  2013年9月20日
宛 関西電力株式会社 八木 誠社長
                                        
既に出た核のゴミの最終処分に責任をもって下さい!再稼働は止めて下さい!

 私たちは、前回2013年6月28日の申し入れにおいて、「放射能のゴミをどこに、どのように長期間保管し続けるのでしょうか」と疑問を投げかけました。関西電力には、原発所在地の住民はもとより、電気を買っている全ての人々に、その最終処分計画について説明する責任があると考えます。丁度その同じ日に「週刊朝日」は、「広瀬 隆<脱原発先進国>の現場を行く」と題するルポルタージュを掲載していました。2022年までに原発を全て停止すると法律にも明記し、<脱原発先進国>と言われてきたドイツ。ところがその現状は、「地獄」のような未来につながるものであることをこのルポルタージュは明らかにしています。日本の私たち市民が抱いてきた、核のゴミに関する疑問と不安に対して、「まさにその通り」と具体的に応える内容です。(添付資料:週刊朝日6月28日、朝日新聞大阪夕刊9月4,11日)

運転開始から30年を超える原発のうち、美浜1号機、2号機(いずれも40年以上稼働)、高浜1号機、2号機、美浜3号機、大飯1号機、2号機と合計7基が関西電力のものです。危険極まりない老朽化した原発と言えます。関西電力は、これらが生み出した放射性廃棄物と廃炉により解体される巨大構造物をどこに、どのように最終処分しようとしているのですか。ドイツで既に解体された8基の原発は「総量180万トン」の核のゴミとなり、しかも、「半永久的な10万年単位の歳月、人間の生活圏から隔離しなければならない危険物」と記されています。最終処分場の確保、その建設、核のゴミの保管・管理のための費用など、莫大な経費を要することが解ります。(上記資料)危険な重荷を背負い続けるためだけに必要な莫大な費用と時間。それも正常に収束・廃炉されることを前提にしての計算です。
ところが、福島第一原発のように爆発にいたったものは、メルトスルーした核燃料棒を扱う技術がない以上、炉にも近づけず、2年以上経った現在でも、事故の真相と収束・廃炉への道筋も立っていません。投入される国費は天井知らずです。

さらに汚染水問題も深刻です。燃料棒を冷やすために注がれた水と地下水が、毎日約
400トンの汚染水となって増え続け、さらに地上のタンクにためられていた汚染水が 300トン漏えいしたとの事。しかも、この漏えいに1ヶ月間ほど気づいていなかったのです。1リットルあたり8,000万ベクレル、300トンで24兆ベクレル。タンクから海までの距離は約500メートル。東電は海への流出の可能性を認めました。これ以前にも何度も大量の汚染水は確認されており、海外の関心も高まり、日本の国際的信用はさらに落ちようとしています。(毎日新聞東京朝刊8月22日、日刊ゲンダイ8月22日、 朝日新聞大阪朝刊9月4日)

 関西でこのような事態が決して起きないと言いきれるでしょうか。9月1日夜9時に放送されたNHKスペシャル:MEGAQUAKEⅢ「南海トラフ見え始めた“兆候”」によれば、このところスロークウェイクと呼ばれる人体には感じない微小な揺れが続いているとの事。これは東日本大震災のときも続いていたという不気味な兆候です。しかも、南海トラフによる大地震の範囲は首都圏へも広がる可能性があると、専門家は指摘しています。
福島第一原発のような事故を二度と引き起こさないため、莫大な費用をかけて(東京新聞朝刊8月31日)原発の再稼働を進めるのは止めてください。特に、1,000兆円もの借金を抱える日本にとって、原子力発電は亡国の事業以外の何物でもありません。

 地球全体を汚染し、人間をはじめ全ての生物の命を危険にさらす原子力発電から、一日も早く全力を尽くして手を引くべきです。政府・全ての電力会社・国民が知恵と勇気を出し合い、この「国難」に一丸となって当たるべき時です。決断してください!!その大きな一歩を、今、踏み出してください!!ここにこそ、日本の国が生きながらえる幾ばくかの可能性が残されています。
 <要請>
既に出た核のゴミの最終処分計画について、責任ある説明をしてくださるようもとめます。
全ての原発が停止した今、再生可能エネルギーへと大きく方向転換するチャンスです。再稼働は止めて下さい。
 
放射能から子どもたちを守る枚方の会 平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会
連絡先 枚方市禁野本町1丁目5-15-106 
          市民の広場「ひこばえ」内 TEL&FAX 072-849-1545

福島県鮫川村で高レベル放射能廃棄物の焼却!そして、事故が!

2013-09-02 20:29:16 | 原発NO! 

 本日の昼食会のメニュー(樟葉生涯学習市民センターで行なっています)冷麺とホタテ入り大根サラダ

 福島県鮫川村は福島県の南端、東白川郡の北東部に位置している。 村の大部分が 標高400mから650mの間に位置しており、全体の 約58%が山林で構成されている。

その鮫川村で多くの人々の反対を無視し、政府は1キロあたり8000ベクレル以上という高レベル放射性廃棄物焼却の本格稼動を強行しました。そして、稼動わずか9日目にしてトラブルが発生したのです。現地の情報では、2度にわたる地響きを感じる程の大きな爆発音があったというのです。

 この焼却施設は、一時間あたり200kg以上に適用される廃棄物処理法の環境アセスメント(住民説明など)を逃れるため、1時間あたりの処理能力が199Kg以下の焼却炉を採用したのです。住民への説明会もなく秘密裏に工事が着工されたのです。このような恐ろしい濃度の放射性廃棄物が、簡易の焼却炉で焼却処理される例は世界的に見ても例がありません。鮫川村焼却炉のすぐそばには豊かな水源地があり、いわき市など、多くの市町村で水道水として使用されているのです。近辺には、多くの住民が暮らし、小学校もあります。
 既に「震災ガレキの広域化」が破綻し、大阪を除いては広域処理が終息しようとしています。今回の鮫川村の高レベル放射能汚染焼却強行は、放射能拡散・利権政策の一環としか考えられません。
 そして、今回の爆発事故です。世界的に前例もない超高濃度の放射性廃棄物を焼却する実験を行っているのに、あまりにも粗末な設備と体制に恐ろしさを感じます。

福島原発の汚染状況の深刻さが伝わってきています

2013-08-01 15:45:53 | 原発NO! 
早いもので8月になった。福島第一原子力発電所で放射線レベルの高い汚染水が海に流出している。東京電力は8月2日、2011年5月から2013年7月の2年2か月の間に20兆~40兆ベクレルの放射性トリチウムが地下水を通じて海に流出したとの試算結果を発表したという。2011年3月から4月は含まれていない。
 
また、福島第一原発の建屋内には循環している冷却水とは別に地下水が流れ込んでいるため、一日に約400トンの汚染水をタンクに移して原発敷地内に保管している。その保管場所の確保も困難になってきていることは周知の事実。東京電力は数年かけて70万トン分までの増設を予定しているというが、重さ1000トンにも上るタンクをそれだけの数設置する上で必要となる地盤強度の調査も間に合っていない状況という。福島原発の汚染水処理は本当に深刻だ。そんな状況の中、再稼働を強硬に進めようとする動きも同時に伝わってきている。不十分な新基準ですら満たさず、活断層の調査をも中途半端な中での怖い動きだと思う。

 スペインの娘の家に「起き上がりこぼし」のかわいい木製の人形がおいてある。娘に聞くと福島原発事故の被災者の方が、こちらの市民団体に呼ばれてスペインに話に来られたとか。その時に、福島の方が持参されていたという。日本ではなかなか海外の反原発の動きの情報が伝わらないが、今回の事故の深刻さの中で、反原発の動きは世界的規模になっているのは事実だと改めて教えられた。
 また、こんなこともあった。スペイン在住の日本人の集まりがある。娘もその集まりに参加している。その中のひとりの方から娘に連絡があった。娘のプログから私のプログを知り、母親(私のこと)が反原発の運動に関わっていると分かり、今回スペイン滞在中に会いたいとのことだつた。今回は、残念ながら都合が合わず会えなかったが、こんな形で、出会いが広まればうれしいと思う。原発問題は、地球規模の問題なんだから。
 
 孫の全身の動きを見ていると、全力で生きるようとするエネルギーを感じる。瞳は、純粋でいとおしい。生れた時から個性をもっているのが分かり、人間の素晴らしさを感じる。子ども達は、私たちの未来。子供たちを放射能から守る保養の取り組み「やんちゃっ子枚方」の3回目は、今真最中。暑い中、元気よく動く子供たちの姿、熱心なスタッフの顔が目に浮かぶ。
 帰国までに1週間程だが、今後はこんなにも長期に滞在することはないだろうから、スペインでの生活を楽しみたいという思う。 


拡散してはいけない放射能・・・大阪ガレキ広域処理差し止め裁判の第1回法廷に参加しました。

2013-05-13 21:03:59 | 原発NO! 
 今日は、震災がれきの広域処理差止め裁判に参加した。原告団は、関西の住民260人からなる。私もその一人です。大阪府と大阪市は、東日本大震災で岩手県宮古地区に生じた瓦礫を持ち込み、焼却した後、海洋に埋め立てる計画を住民の反対にも関わらず決めたのだからたまらない。瓦礫は総量3万6,000トンにものぼり、体に有害なセシウム134、137や石綿(アスベスト)を含有している。
 大阪地裁最大規模の202号法廷の原告席に住民59人が、集まったので裁判所は、原告席にパイプ椅子を出して対応した。傍聴席もほぼ満席。
 瓦礫の広域処理事業は健康に深刻な影響を及ぼすうえ、被災地復興への有効性、必要性に対して大きな疑問がある。人格権、環境権に基づき放射性災害廃棄物の大阪府内・大阪市での焼却、埋め立て処分の差し止めを求めているのだ。

 原告の意見陳述の一人は、自分の生活を切々と語った・・・小学校3年の息子がいるが、将来、息子の健康に影響が出るのではないかと心配。40人以上の市議会議員に“汚染瓦礫の焼却をやめてほしい”と訴えてきたが、昨年7月(市議会で)予算が可決されてしまった。息子には花粉用メガネとマスクをつけて登下校させている。24時間空気清浄器を動かし、水も買っているので家計の負担も重く感じる。国、自治体は放射能から子供を守らずになぜ傷つけることばかりをするのか。苛立つ毎日です…
  
 今日の東京新聞の朝刊記事によると、2011から2012年度の復興予算から支出された環境省の交付金のうち約九割がにはがれきを受け入れなかった自治体などに配分され、無関係な事業に使われていた。当初の想定より大幅に減ったのが直接の原因とのことだが、同省は交付中止や返還要請の対応をとらず、交付金のずさんな基準があらわになっている。こんなお金があるのなら、被災者の生活再建の補償、放射能健康診断の無償化のほうに使うのが国の責任だと思うのだが。

 今日の法廷で、二人の意見陳述を聞き、あらためて広域処理は放射能ばら撒きで、放射能は拡散しないという当たり前の国際基準の原則をも守らない国や大阪府・大阪市にはやはり怒りがわいてきた。裁判官に正義があると信じたい。

福島原発事故は収束していない・・・汚染水管理に展望なし

2013-05-09 23:13:11 | 原発NO! 
 福島第1原子力発電所は、危機的な状況が続いている・・汚染水管理に展望なし・・

 地下の汚水タンクに1日400㌧の地下水が流入し汚染水が漏れた事故が発生した。対策として汚染水約8千㌧を地上のタンクに、残り1万6千㌧は5月下旬から新設タンクへ移送予定だが、今から2か月はかかる。
 又、建屋内では、事故で格納容器が壊れ、溶け落ちた核燃料を冷やした水は、放射性物質を含んだ汚染水となり溜まっている。建屋に1日に400トン地下水が流入し、その汚染水に地下水が混ざるという事態に陥っている。東電は、地下水が建屋に流入する前にくみ上げようと12本の井戸を掘った。そのくみ上げた地下水を海に放出するという計画。放射能に汚染されていない保証はない。それでも流入水は300トンに減るだけというのだから、解決の方向はほとんど見出せていない。

  地震が多発している。「原発いらない」との声を出し続ける人が増えている。