ウィトラのつぶやき

コンサルタントのウィトラが日頃感じたことを書いていきます

スマートフォンとゲーム

2011-04-22 11:03:01 | 経済

アメリカFully社の発表によると2010年のアメリカのポータブルゲームのシェアでニンテンドーDSが57%、スマートフォン(iOSとAndroid)が34%、ソニーのPSPは9%だったと報告されている。ちなみに前年はそれぞれ70%、19%、11%。スマートフォンの躍進が目立つ。

スマートフォンのゲームはソーシャルゲームと呼ばれるゲーム自体は無料で、ゲームに勝つためのアイテムに課金していることが多く、このアイテムの料金をカウントしているのかどうかは記事からは読み取れなかったが、カウントしていないとすればスマートフォンのシェアは更に大きいことになる。

スマートフォン用のゲーム市場は日本ではまだそれほど大きくないので、アメリカの傾向は日本とは少し違う、日本製のゲームが売れているわけではないのだろう。アメリカでは据え置き型のゲームでも日本ではほとんど効かないXbox360 のシェアがかなり大きい。

日本のゲームは出来が良いとか、世界に冠たる日本のゲームとか言われていたがその地位もかなり危うくなってきているようである。日本でスマートフォンが出遅れていてゲーム開発も出遅れたということなのか、日本発の面白いゲームが少なくなってきたということなのか、良く分からないが後者だという人も少なくない。日本のゲームコンテンツの優位性は揺らいでいるのだろう。

もう一つの日本が強いコンテンツ、アニメはどうなのだろう?