ウィトラのつぶやき

コンサルタントのウィトラが日頃感じたことを書いていきます

統一地方選挙前半の結果

2011-04-13 08:49:52 | 社会

統一地方選挙の前半戦が終わった。

この結果をどう見るか、一言で言えば「国民は大きな変化を望まなかった」ということだと私は思っている。地震の影響があったのだろう。

民主党が大敗したように言われているが、改選前から1割ほど減っただけである。それでも自民党の半分以下だから政権政党としては随分少ないのだが、前回の衆議院選挙で民主党に期待した人たちが元に戻ってしまい、むしろ批判が増えた、というのが実情だろう。

地方政党は特に大阪で躍進した。大阪では第1党になったが、名古屋の河村市長の政党はそれほどでもなかった。やはり住民はちゃんと見ている、と思う。橋下知事は政治全体を見て発言している感じなのに対して、河村市長は減税ばかりが目立ち、政治ビジョンがはっきりしないからである。それでも一定数の議員が通ったのは、変化に期待した人が多かったからだと思う。橋下知事が「過半数に達しなかったので大阪都構想は一旦白紙に戻す」と発言しているが賢明な態度だと思う。

私の住む神奈川県では大きな変化はなかった。民主党の現職が何人か落ちて、みんなの党が増えたくらいである。知事選挙も無風状態だった。当選した黒岩知事は私の嫌いなマスコミ関係者であるが、対抗の露木氏もマスコミ関係者である。二人とも特に反発を感じるわけでもなかったが優秀とも思っていなかったので、長年マスコミ業界に居たことはマイナスだと思っていた。要するに投票したい候補が居なかった。マスコミ関係者で私が良いと思っているのは元読売テレビの辛坊治郎氏だけである。

話は違うが、最近の、福島原発をレベル7にした話や、避難地域を拡大するという話は気になる。なぜ今?と思う。東京電力がギブアップしかかっているのではないか、などと勘繰ってしまう。最近は私も政府が情報を隠しているのではないか、と思うようになってきた。