「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

10月第4週 相場展望と予定

2018-10-21 23:55:11 | 相場展望

       
10/15~週の日経平均は、3週連続の下落となった。17日は、米企業
好決算や経済指標を好感して、NY株が大きく上昇し、日経平均も上昇した
が、上昇幅は米ほどなかった。週末にかけ、9月日本貿易統計22カ月ぶり
減少(台風禍や北海道胆振地震の影響)、やや円高シフト、サウジ記者殺害
疑惑による地政学リスクなどあり、市場にリスク回避の動きが広がり、東京
市場は、下落した。

結局、日経平均は、週間で162円下落(↓0.72%)の22532円の
大引けでした。

さて、10月第4週(10/22~10/26)主なイベントと予定は、下記1.
の通りです。

週末のNY株式市場がマチマチも、米・中貿易戦争の不透明感や、サウジ問題、
上海株式市場の見極めなど、日経平均は、大型株を避け、軟調スタートが想定
されるが、戻りを試す東京市場の始まりを想定したい。

主なイベントは、国内は少なく、10/22 日EUハイレベル貿易経済対話、
10/24 8月景気先行指数、10/25 安倍首相、訪中など。

米で10/24 ベージュブック、9月新築住宅販売件数、10/25 9月中古
住宅販売、9月耐久財受注、10/26 第3四半期GDP速報値に注目です。

週明け以降、日経平均は、為替、上海・香港市場、NY市場の動向に反応する
展開になりそうです。

日経平均は、22500円を回復しているが、値がさ株が停滞して、方向感を
掴みづらくさせている。好決算機体の中・小型株に投資妙味がありそうである。
また、4~9月決算の発表がスタートし、企業業績へ期待も高まりやすく、ここ
から下押しは限定的と捉えたい。

日経平均、10月第4週(10/22~10/26)レンジは22200円~
23000円程度を想定しています。

1.10月第4週(10/22~10/27)主なイベントと予定
 10/22
 日本 日EUハイレベル貿易経済対話
 日本 8月全産業活動指数
 日本 LIFULL、日立化成、ADワークス、ナガワ 各決算
  米 ハリバートン 決算
 10/23
 日本 栄研化、高純度化、東製鉄、日本電産、シマノ、小松ウオール 各決算
 日本 リーガル不動産 IPO
 日本 長銀破綻から20年
  米 10月リッチモンド連銀製造業指数
  米 ベライゾン、マクドナルド、3M、ユナイテッド・テクノロジーズ
    テキサス・インスツルメンツ、ロッキード・マーチン、キャタピラー
    バイオジェン、ウィン・リゾーツ、ハーレーダビッドソン 各決算
  米 ダラス連銀総裁、講演
  米 ミネアポリス連銀総裁、講演
  米 国債入札 2年債(380億ドル)
 イネ インドネシア中銀政策金利
  英 カーニー英中銀総裁、講演
 サウ フューチャー・インベストメント・イニシアチブ(サウジアラビア、~10/25)
 10/24
 日本 8月景気先行指数
 日本 小野測器、ベリサーブ、花王、キヤノン電子、富士通コンポ、中外、LINE
    蝶理 各決算 
 日本 臨時国会召集
 日本 気象庁3カ月予報 
  米 地区連銀経済報告(ベージュブック)
    米 9月新築住宅販売件数
  米 8月FHFA住宅価格指数
  米 マイクロソフト、ビザ、AT&T、ボーイング、UPS、アフラック
    フォード、AMD、フリーポート・マクモラン 各決算
  米 国債入札 5年債(390億ドル)
  米 世界恐慌(暗黒の木曜日)から89年
  米 アトランタ連銀総裁、講演
  米 クリーブランド連銀総裁、講演
  米 カンザスシティ連銀総裁、講演
  独 9月製造業PMI速報値
  独 ドイツ銀行 決算
 EU 9月製造業PMI速報値
  世 WTO閣僚会合
 10/25
 日本 石塚硝、SMK、積水樹脂、リコーリース、アイカ工業、エムスリー
    ピエトロ、サイバーエー、日立建機、富士電機、アクセル、ネットワン
    キヤノン、キヤノン、日立ハイテク、東北電、ソフトバンクテク 各決算
  日本 安倍首相、訪中(習近平国家主席と首脳会談)
  米 9月耐久財受注
  米 9月中古住宅販売成約指数
  米 アマゾン、アルファベット、インテル、メルク、コムキャスト
    アルトリア、ギリアド・サイエンシズ、セルジーン、サウスウエスト航空
    エクスペディア、ニューモント・マイニング、ウエスタンデジタル
    アメリカン航空、チポトレ・メキシカン 各決算
  米 国債入札 7年債(310億ドル)
  米 クラリダFRB副議長、講演
  米 クリーブランド連銀総裁、講演
 トル トルコ中銀政策金利
 EU ECB政策金利
 EU ドラギECB総裁、記者会見
 10/26
 日本 10月東京都区部消費者物価指数
 日本 松井証券、新電工、三晃金属、アツギ、ルネサンス、BBT、グリー
    さくら、信越化学、ミルボン、日立、リコー、JSP、オリックス
    日精化、日車両、Vコマース、富士通ゼネ、小糸 各決算
  米  第3四半期GDP速報値
  米 チャーター・コミュニケーションズ、グッドイヤー 各決算
 10/28
 EU 夏時間から冬時間へ移行
   ブ ブラジル大統領選挙

2.NY市場、為替/債券 各結果(10/19)

 今日のNY為替市場でドル円は買い戻しが優勢となった。米株の下げが
 一服しており、ひとまず買い安心感に繋がった模様。ポイントとして意識
 される112.50円水準を上回り、一時112.60円近辺まで上昇。
 
   ただ、米株は依然としてIT・ハイテク株中心に上値が重い展開が続いて
 おり、ドル円も買い戻しの勢いを強めるまでには至っていない。ただ、
 112.50円付近の水準は維持しており、来週以降の動きが注目される。
 
 為替市場は株にらみの状況に変わりはない。来週は米企業決算が本格化し、
 大手ITや産業株の決算なども発表が予定されているが、それらを通じて
 株式市場が本格的に落ち着きを取り戻して行くかが、ドル円がリバウンド
 相場に戻せるかの鍵となる。
 
 目先は前日高値の112.75円付近と、21日線が控える113円丁度
 付近が上値レジスタンスとして意識される。
 
 きょうはユーロの買い戻しが優勢となり、ユーロドルは1.15ドル台を
 回復、ユーロ円も129円台半ばまで上昇した。株安が一服しているほか、
 イタリア財政への懸念が緩んでいることもユーロの買い戻しを誘っていた
 模様。NY時間に入って欧州委員会のモスコビシ委員(経済・財務・税制
 担当)の発言がフォローとなった面もあるようだ。委員は「イタリア政府
 の優先的な経済課題を理解している。イタリアの経済政策には干渉しない」
 と述べていた。また、イタリアの地元紙で、イタリア政府は2019年の
 財政赤字の目標を現在の2.4%から2.1%に上方修正する可能性がある
 とも伝わっていた。
 
 ユーロドルは一時1.1520ドル近辺まで上昇。目先は1.1530ドル
 が上値レジスタンスとして意識される。
 
 ポンドは急速に買いが強まる場面が見られた。ポンドドルは一時一気に、
 1.31ドルちょうど付近、ポンド円も147円台に上昇している。
 ブルームバーグが関係者の話として、メイ英首相が、アイルランド国境問題
 で膠着しているEU離脱協議を打開するため要求の一つを取り下げる用意が
 あると伝えた。メイ首相の修正案では、英国がEUの関税同盟に無期限に残る
 可能性を開くという。ただ、英国内の離脱強硬派からの反発が強まりそうだ、
 メイ降ろしが加速する可能性もあるという。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=456382

  米国債利回り
  2年債       2.904(+0.030)
  10年債      3.192(+0.013)
  30年債      3.377(+0.013)
  期待インフレ率  2.115(+0.003)
           ※期待インフレ率は10年債で算出
 
 今日のNY債券市場で10年債利回りは上昇。この日発表の住宅指標は6ヵ月
 連続の減少となり、米住宅市場の減速を示したものの債券市場の反応は限定的。
 専ら株にらみの展開の中、米株式市場でダウ平均が反発したことで債券市場へ
 の逃避買いも緩み利回りは上昇している。

 10年債利回りは一時3.20%台に上昇したほか、2年債は2.9%台まで
 上昇している。
 2-10年債の利回り格差は29(前日30)。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=456381

3.NY株式市場 結果(10/19)
 NY株式19日
  ダウ平均      25444.34 (+64.89 +0.26%)
  S&P500       2767.78(   -1.00 -0.04%)
  ナスダック          7449.03( -36.11 -0.48%)
  CME日経平均    22485      大証比:-45 -0.20%)
 
   今日のNY株式市場、ダウ平均は下げが一服したものの、ナスダックは続落して
 いる。きょうは中国株が急反発したことから米株も前日の大幅安から買い戻しが
 先行した。取引開始前までに発表になったP&Gやアメックスの決算が好調だっ
 たことで、来週から本格化する決算を楽観視する向きもいるようだ。
 
   S&P500採用銘柄では22%の増益が見込まれている。これまで発表になっ
 ているS&P500採用銘柄の決算は78%が予想を上回った。
 しかし、序盤の買いが一巡するとIT・ハイテク株中心に戻り売りが強まり伸び
 悩む展開となっている。特に半導体などチップ関連の銘柄の下げが目立ち、ナス
 ダックは下げに転じている。IT・ハイテク株は上値での戻り売り圧力は依然と
 して根強いようだ。
 
   ダウ採用銘柄ではP&Gが8%の大幅高となったほか、アメックスも上昇。
 ディズニー、ファイザー、コカコーラも上昇した。一方、キャタピラー、ボーイ
 ングが下落したほか、インテルやIBMも軟調。ダウ・デュポンは農業事業の
 評価を46億ドル引き下げたことから売り優勢となった。
 
   P&Gは7-9月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。
 また、通期見通しも売上高、利益とも据え置いている。市場ではドル高や競争
 激化、値下げ圧力などで利益見通しは下方修正が見込まれていた。
 
 ナスダックは上昇して始まったものの買い一巡後は戻り売りに押され下げに転じた。
 エヌビディアやAMDの下げがきつく、インテルも下落。AMDはアナリストが
 投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を18ドルに下げた。そのほか、テスラ、
 ネットフリックスも下げている。
 
   ペイパルが大幅高。7-9月期の決算を発表しており、1株利益、営業収益とも
 予想を上回った。見通しに関しても予想以上に上方修正している。特に投資家の
 目を引いたのがモバイル決済アプリ「ベンモ」。まだ黒字化はしていないが、
 収益化に向けて前進していることが示されている。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=456375
 
4.NY市場、原油先物11月限/金先物12月限 各結果(10/19)
 NY原油先物11月限(WTI)
  1バレル=69.12(+0.47 +0.68%)
 
   NY原油は反発。終値の前営業日比は、期近2限月が0.47~0.57ドル高。
 その他の限月は0.29~0.72ドル高。
 
   中国国家統計局が発表した9月の製油所原油処理量が過去最高水準の日量1249
 万バレルとなったことが好感された。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と減産
 協力国の9月の減産遵守率が111%となり、8月の129%から低下したと、
 伝わったことは各国が積極的に増産していることを示唆したものの、主要な産油国
 がイランやベネズエラの減産を穴埋めするために十分に増産できていないことも
 連想された。
 
   時間外取引で12月限は買いが優勢。68.62ドルまで小幅安となる場面はあっ
 たが、売りに持続性はなかった。通常取引開始後は69.90ドルまで堅調に推移
 した。 
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=456380
 
 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1228.70(-1.40 -0.11%)
 
 金12月限は小反落。サウジアラビアの記者殺害疑惑が引き続き相場を支えたものの、
 年初来安値圏で下値を探っていた上海総合株価指数が当局者の口先介入から値を戻
 したことで中国に対する警戒感が緩み、金を圧迫した。イタリアの財政懸念がやや
 後退し、対ユーロでドル高となったことも金の重しとなった。ただ、オフショア人民
 元は下落基調を維持しているほか、7-9月期の中国国内総生産(GDP)は前年比
 6.5%増と2009年以来の低い伸びを記録するなど、中国の不透明感はあまり
 後退していない。
 http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=456377
 

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