10/1~週の日経平均は下落した。米ADP雇用統計やISM非製造業景況
指数が予想以上の強さを見せ、米市場の堅調さをみせたNY市場は、週後半に
金利急上昇となり、株価が調整モードになった。東京市場は、その流れを受け
週後半に円高進行と共に、調整した週末を迎えることとなった。
日経平均、週前半の24200円台を維持できず週末にかけ3日続落となった。
結局、日経平均は、週間で336円下落(↓1.39%)23783円でした。
さて、10月第2週(10/7~10/13)主なイベントと予定は、下記1.
の通りです。
週末のNY株式市場、9月雇用統計は予想を下回ったものの、失業率は低水準
であったが、長期金利の上昇が嫌気され、続落となっている。
3連休明け日経平均は、スピード調整はあっても、為替が113円台をキープ
するなら、季節性の4~9月決算の発表シーズンへ向けて、企業業績への期待
も高まりやすく、下押しは限定的と捉えたい。
するなら、季節性の4~9月決算の発表シーズンへ向けて、企業業績への期待
も高まりやすく、下押しは限定的と捉えたい。
日経平均、10月第2週(10/8~10/12)のレンジは23450円~
24250円程度を想定しています。
1.10月第2週(10/8~10/13)主なイベントと予定
10/8
日本 休場(体育の日祝日)
米 債券市場休場(コロンブスデー祝日)
世 ノーベル経済学賞
10/9
日本 8月国際収支
日本 9月景気ウオッチャー調査
日本 Jフロント、ライク、キリン堂HD、リソー教育、北興化、4℃HD、フジ 各決算
米 フィラデルフィア連銀総裁、講演
独 9月貿易収支
世 IMF世界経済見通し
10/10
日本 8月機械受注
日本 9月工作機械受注(速報値)
日本 コメダ、スタジオアリス、ABCマート、USMH、竹内製作、安川電機、コジマ
三光合成、イオン、プレナス、ミニストップ 各決算
日本 CRGホールディング IPO
米 9月生産者物価指数
米 国債入札 3年債 (360憶ドル)
10年債(230億ドル)
米 NY連銀総裁、講演
米 シカゴ連銀総裁、講演
米 アトランタ連銀総裁、講演
北朝 朝鮮労働党創立記念日
10/11
日本 9月都心オフィス空室率
日本 コシダカHD、いちご、ローソン、ビックカメラ、PRTIMES、ユニー・ファミマ
松屋、CSP、ファーストリテ、7&I 各決算
米 9月財政収支
米 9月消費者物価指数
米 国債入札 30年債(150億ドル)
米 ウォルグリーン、デルタ航空 各決算
世 G20財務相・中央銀行総裁会議
10/12
日本 SQ算出日
日本 8月第3次産業活動指数
日本 進和、タマホーム、キャンドウ、大黒天、ハブ、黒谷、コスモス薬、住江織物
ネオス、Gunosy、東洋電、古野電、島忠、高島屋、東宝 各決算
日本 Delta-Fly Fharma、イーソル 各IPO
米 9月輸入物価指数
米 シカゴ連銀総裁、講演
米 アトランタ連銀総裁、講演
米 JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、シティG 各決算
中国 9月貿易収支
ト トルコ、軟禁中の米国人牧師ブランソン氏の審理
世 IMF・世銀、年次総会
10/13
米 クオールズFRB副議長、講演
2.NY市場、為替/債券 各結果(10/5)
今日のNY為替市場、ドル円は利益確定売りが続いている。この日は米雇用
統計は注目だったが、非農業部門雇用者数(NFP)の伸びは予想を下回っ
ていたものの前回、前々回分が上方修正されていた。失業率は過去最低水準
に低下している。今回のNFPに関してはハリケーンの影響が出ていた様だ。
注目の平均時給は前年比2.8%と予想通りで3%を下回る水準が続いてる。
インフレ期待を強める内容と迄は行かないものの米雇用統計を受けて、今日
も米国債利回りが上昇しており、長期金利上昇への警戒感が株式市場の利益
確定売りを誘っている模様。
も米国債利回りが上昇しており、長期金利上昇への警戒感が株式市場の利益
確定売りを誘っている模様。
ドル円は米国債利回りの上昇と伴に瞬間114円台に上昇したものの、すぐ
に戻り売りに押されている。米株式市場の利益確定売りが続いており、今日
もIT・ハイテク株を中心に売りが強まっている。
円高の動きが圧迫しドル円は利益確定売りが続いている状況。ただ、下押す
動きまでは見られていない。前日サポートとなっていた113.50/60
円水準で下げ止まり、底堅さは維持している模様。
ユーロドルは膠着した値動きを続けており、1.15ドル台前半での振幅が
続いた。この日の米雇用統計を受けて米国債利回りが上昇の反応を示す一方
で、米株の利益確定売りが続いている。そのような中、昨日に引き続きドル
は売りの反応が見られてるものの、一方で株安がユーロの上値を抑えており、
ユーロドルは売買交錯となっている模様。
一方、ユーロ円は売り優勢の展開となっており130円台に一時下落した。
株安による円高の動きがユーロ円を圧迫。200日線が130.95円付近
に来ているが、いまのところサポートされている。目先は、この水準を維持
できるか注目となる。ここ数日強いサポートとなっていた。
ポンドの買い戻しが続いており、ポンドドルは1.31ドル台まで回復して
いる。EU当局者による離脱協議が合意に近づいているとの発言が出るなど、
市場は合意への期待を再び高めているようだ。株安・円高の動きからポンド
円は上値が重くなっているものの、148円台後半の水準は維持されている。
200日線が148円台前半に来ているが、その水準でしっかりとサポート
されており、心理的節目の150円を視野に入れた動きは続いている。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=454224
米国債利回り
2年債 2.885(+0.017)
10年債 3.231(+0.044)
30年債 3.403(+0.055)
期待インフレ率 2.172(+0.011)
※期待インフレ率は10年債で算出
今日のNY債券市場で10年債利回りは上昇が続いている。この日発表の
米雇用統計は無難な内容となったものの、利回りは上昇の反応。10年債
利回りは一時3.24%台まで上昇し、年初来の最高水準を更新している。
今日も複数のFOMCメンバーの発言が伝わっていたが、インフレ圧力は
見られていないとの見解が多かった。しかし、債券市場は警戒感を高めて
いる模様。
見られていないとの見解が多かった。しかし、債券市場は警戒感を高めて
いる模様。
2-10年債の利回り格差は35(前日32)とスティープ化が続いている。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=454225
3.NY株式市場 結果(10/5)
NY株式5日
ダウ平均 26447.05(-180.43 -0.68%)
S&P500 2885.57( -16.04 -0.55%)
ナスダック 7788.45( -91.06 -1.16%)
CME日経平均 23690 (大証比:-130 -0.55%)
今日もNY株式市場は利益確定の動きを強めた。この日発表になった米雇用
統計は非農業部門雇用者数(NFP)の伸びが非農業部門雇用者数(NFP)
は予想を下回っていたものの前回、前々回分が上方修正されていた。
失業率は過去最低水準に低下。今回のNFPに関してはハリケーンの影響も
出ていたようだ。注目の平均時給は前年比2.8%と予想通りで3%を下回
る水準が続いている状況。
インフレ期待を強める内容ではなったと思われるが、米雇用統計を受けて
米国債利回りが再び上昇し、長期金利上昇への警戒感が株式市場の利益確定
売りを誘った。
米国債利回りが再び上昇し、長期金利上昇への警戒感が株式市場の利益確定
売りを誘った。
前日同様にIT・ハイテク株が下げを先導した。来週の大手銀を皮切りに
決算発表が始まるが、FAANG銘柄など主力のIT・ハイテク株のバリュ
エーションに対する懸念も出ており調整色を強めている模様。IT・ハイ
テク株のほか、きょうは銀行株も下げに転じ、産業株も軟調。
ダウ採用銘柄ではインテル、キャタピラー、ホームデポ、IBMが下落。
アップル、ダウ・デュポンも軟調。一方、P&G、ファイザー、マクドナルド、
ユナイテッド・ヘルスなどディフェンシブ銘柄が上昇。
ナスダックは大幅続落。FAANG銘柄をはじめ主力のIT・ハイテク株は
揃って下落。テスラが大幅安となった他、ネットフリックス、エヌビディア
の下げが目立った。
GEは逆に買い戻しが加速。新CEOに決定したカルプ氏の契約条件が公表
されており、株価回復が条件となっている報酬体系が好材料と受け止められ
ているようだ。
コストコが下落。前日引け後に決算を発表しており、ほぼ予想と一致した。
市場が特に嫌気しているのがITの問題。財務データへのアクセスを遮断
されるべきだった従業員が引き続きアクセスできる状態だったことが明らか
になっている。
バイオ医薬品のケムファームが大幅安。1株3~3.25ドルで2500万
ドル分の増資計画を発表した。発行価額は前日終値よりも20%超低い水準
で且つ、27%希薄化する計算。
4.NY原油先物11月限/金先物12月限 各結果(10/5)
NY原油先物11月限(WTI)
1バレル=74.34(+0.01 +0.01%)
NY原油は小じっかり。前日の急落も下げ一服模様となり、水準固めの展開。
多くのアナリストらが11月のイラン産原油の輸出が日量100万バレル未満に
落ち込むとの見方を示すなど、引き続きイラン制裁による供給懸念が強い中、
この日発表された米雇用統計で失業率が3.7%に低下していたことなどが好感
された。ただ、前日急落した米株がこの日も崩れたことで、上値は抑制された。
一方、規模は大きくないが、米国内の稼働中原油のリグ(掘削装置)数が3週
連続で減少したことは下支え要因。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=454222
多くのアナリストらが11月のイラン産原油の輸出が日量100万バレル未満に
落ち込むとの見方を示すなど、引き続きイラン制裁による供給懸念が強い中、
この日発表された米雇用統計で失業率が3.7%に低下していたことなどが好感
された。ただ、前日急落した米株がこの日も崩れたことで、上値は抑制された。
一方、規模は大きくないが、米国内の稼働中原油のリグ(掘削装置)数が3週
連続で減少したことは下支え要因。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=454222
NY金先物12月限(COMEX)
1オンス=1205.60(+4.00 +0.33%)
金12月限は反発。時間外取引では、米雇用統計の発表を控えて小動きとなっ
たのち、ポンド高などを受けて地合いを引き締めた。日中取引では、米雇用
統計発表後のドル安を受けて堅調となったが、米国債の利回り上昇に上値を
抑えられた。
http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=454217
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