ちょっと、残念なニュースが飛び込んで来ました。
電気自動車(EV)等のエコカーや携帯電話の基幹部品となるリチウムイオン電池の
2010年世界シェアで、これまで首位だった三洋電機が、韓国サムスングループに
抜かれ、2位に陥落する見通しとなったことが分かった様です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101220-00000071-san-bus_all
日本企業が、7、8年前まで9割以上シェアを占めたと記憶しているが、韓国企業に
首位を奪われ、中国系企業の台頭も大きいようです。
調査機関インフォメーションテクノロジー総合研究所によると、今年の出荷個数シェアで
サムスンGのサムスンSDIが20.1%で、三洋は19.9%と、若干下回りました。
現在のリチウムイオン電池は、ノートパソコンや携帯電話向けが中心だが、EV販売が
本格化すれば状況は一変すると見られてます。5年後、市場規模が現在の4倍以上の
約3兆6千億円となり、このうち自動車向けの割合が、現状の数%から40%近くまで
伸びるという試算もあります。
韓国企業は、エコカー時代を見据えて大規模投資を行い、供給先を拡大。韓国政府も、
後押しています。
日本企業は、技術力で韓国企業より先行している様ですが、足音がすぐ後ろまで迫って
いる状況。
やはり、韓国同様、企業努力だけでなく、官民上げてセールスし、巻き返してほしい!!
さて、日経平均は、続落し87円安の10216円の大引けでした。
(出来高 概算17億株の商いでした。)
週末のNY市場が高・安マチマチの底堅い終了で、前場こそ10300円弱の底堅い展開も、
朝鮮半島で、韓国の軍事演習実施の報に、地政学的リスクが頭をもたげた格好です。
後場、先物主導で100円以上、下げる場面もありましたが、10200円台を何とかキープ。
日経平均は、5日線(10291円)を下放れ、ボリンジャーバンド+1σを割り込んだ状態
ですが、中期トレンドは上向きとみています。
週明け、NY市場も クリスマス休暇入りで、商いが閑散とする中、底堅い展開になるものと
思っています。
明日の日経平均、小幅反発すると診ていますが、マーケットは どう評価するでしょうか。