「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

日銀短観悪化は想定内。円高是正が進めば、踊り場脱却!?

2010-12-15 23:46:14 | ニュ-スからひと言

          
今日、日銀が発表した12月企業短期経済観測調査(短観)によると、企業の景況感を示す
業況判断指数(DI)は大企業/製造業が+5と前回の9月調査(+8)から3ポイント悪化
しました。悪化は、リーマン・ショック後の景気後退が鮮明になった09/3月以来、7期
(1年9カ月)ぶりとなりました。3ヶ月先(11年3月)の予想も-2と2期連続の悪化を
見込んでいます。
        http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101215-00000015-maip-bus_all

大企業/製造業のDIは、中国など新興国向けの需要拡大を背景に改善を続けてきたが、
円高や景気刺激策の打ち切りの影響を受け、企業の慎重姿勢が窺えます。

大企業・非製造業DIは、1P下落の+1と7期ぶりに悪化し、中小企業は、製造業が2P
上昇の-12だったものの、非製造業は1P下落の-22で6期ぶりに悪化でした。

8月/Bから続いた15年半ぶり円高と9月エコカー補助金終了や12月エコポイント縮小
など、マインドを悪化させた要因でしょう。

尚、10年/下期の想定為替レートは、1ドル=83.87円で、統計をとり始めた96年度
以降、最も高い円相場を見込んでいる様です。

ただ、短観調査以降、円高一服の是正も見られ、企業の先行き見通しが悲観的すぎとの
思いや米国の金融・財政政策継続の内容から期待感もあり、新興国の堅調な経済成長に
支えられ、年明け以降、踊り場脱却に向くかもしれません。

さて、日経平均は、小幅反落し約7円安の10309円の大引けでした。
(出来高 概算20.6億株と連日20億株超の商いとなりました。)

今朝方のNY市場、FOMCイベントの無事通過に加え、小売売上高が予想を上回り
ダウは高値を更新しました。これを受けての東京市場は、日銀短観の悪化も想定内と
受け止め、売りと買いが交錯し膠着感ある展開となりました。

日経平均は、上昇する5日線(約10284円)にサポート。ボリンジャーバンドの+1σに
沿った上昇トレンドになっています。

注目のNY市場、経済指標で、11月消費者物価指数は、0.1%(予想、0.2%)と予想
通りの着地で、12月NY連銀製造業景気指数は、10.57(予想、5.00)で上方修正
されました。これを受け、ややドル買いに向かっています。

また、11月鉱工業生産指数は、0.4%(予想、0.3%)の上方修正の着地でした。
明日の日経平均も底堅い展開を想定しています。
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