今日、内閣府と財務省から、4~6月期法人企業景気予測調査が発表されました。
大企業(全産業:資本金10億円以上)の景況判断指数は -22.4と、過去最低
だった1~3月期(-51.3)から大幅に改善されました。
指数のマイナスは、自社の景況が、下降したと答えた割合が優勢を示していますが
それでも、改善途上にあるようです。
先行きの景況感は、全産業ベースで、7~9月期が-2.6、10~12月期が、
+8.7と改善を見込んでます。また、製造業は7~9月期に+4.8、10~12月期に
+17.3と急速な改善を見込んでいる様です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090622-00000427-yom-bus_all
政府が、6月月例経済報告で示した「景気底打ち宣言」に続き、景況感が最悪期を
脱したことを反映したと言えるかもしれません。
ただ、指標中の雇用過剰感を示す従業員数判断指数は、依然 厳しい雇用環境が
続く見通しの様です。
一方、経産省が発表した4月の第3次産業活動指数は96.4(05年平均=100)
となり、前月比2.2%上昇となりました。
大恐慌を示唆したジョージ・ソロス氏も 、6/21出演のポーランドのテレビ番組で
「 世界的な経済危機の最悪期は終わった。 」 と語った様です。ただ、世界の市場を
監視する国際規制(市場バブルの管理を目的)の確立を呼び掛けました。
独自の相場理論、「再帰性の理論」を元に世界の相場で大活躍をしたソロス氏の事
新たな錬金術に動いてるかもしれません。
ソロス氏の近著に興味ある方、右記を参照下さい。→ 新版 ソロスの錬金術
さて、日経平均は小幅続伸し、40円高の9826円の大引けでした。
(出来高 概算21.4億株と、6月に入り、最薄の商いでした。)
週末のNY市場は、ダウ小幅下落、ナスダック小幅上昇とマチマチでした。為替が、
円高に振れ、輸出/大型株の上値を押さえても、週明けとして、個人投資家の物色
旺盛で、中・小型株が買われ、底堅い展開の様でした。
日経平均は、9800円台回復となり、5日移動平均線上に浮上しました。
NY市場の追い風がほしいところですが、NY市場の序盤は、軟調な様です。
今日は、目立った経済指標の発表ありませんが、原油、金等 商品市況が
軟調で、関連株の下落を誘っています。
それでも、週明けの自律反発で、引けにかけ、どこまで戻せるか。
明日の日経平均、為替の若干 円高で、調整になっても、下押しする様なら、
下ひげを作るかもしれません。
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