「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

「分かっていたい不動産の知識と市況」FP研修参加

2009-06-06 23:55:41 | FP研修

          
昼前、生憎の小雨模様の中、研修に参加のため横浜西公会堂に行って来ました。
FP研修の概要は、下記の通り。

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 テーマ  :分かっていたい不動産の知識と市況
 主催者  :日本FP協会 神奈川支部
 課 目   :第1部、動揺する世界の不動産市場と日本
        第2部、最新の不動産市況と今後の展望 
 講 師   :小夫 孝一郎(ドイツ証券 不動産投資銀行部)/第1部
       幸田 昌則 (不動産市況アナリスト)/第2部
 開催日 :09/6/6      
 時 間  :13:00 ~ 16:30
 会 場   :横浜市西公会堂
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 以下、印象に残った項目を、箇条書きしておきます。

 第1部

 ①日本の不動産資産規模の推計は、2300兆円。
   上位3位までは、個人の持ち家が600兆円、法人所有(本社、支社、工場、
   施設等)が490兆円、国/地方自治体が、454兆円。
   ファンドやREITは20兆円で、J-REITは8兆円程度の規模。
                                   国交省、日銀 他より
 ②国内主要都市のキャップレート(取引利回り)は、SP問題表面化した07年夏
   からリーマンショック前08/上期に底打ちし、08/下期は若干上昇しており、
   東京圏で4%弱である。
   このキャップレートを10年物国債との金利差、イールドスプレッドで見ても
   同様な傾向にあり、今期は、前期よりスプレッドの上昇を予測している。
                                   日本不動産研究所より
 ③国内直接不動産投資によるリターンは、過去10年程度で見れば、オフィース、
   商業、住宅も、06年にピークに、減少傾向にある。オフィースは下げ止まり
   傾向があり5、6%程度。商業や住宅は、0%程度である。
                                   IPDジャパン資料より
 ④会社別の08年不動産買収ランキングは、GS(ゴールドマン・サックス)が
   断トツの1位で、11000(百万ドル)オーバー。以下AP Fastigheter(SWE)、
   Klepierre(仏)と続く。日本からは、三井不動産4000(百万ドル)弱、三菱地所の
   約3000(百万ドル)程度で、モルガン・スタンレーと同程度。
                                  RCA,RREFリサーチより
 ⑤金融危機の影響でオフィース空室率は、現在も上昇中。東京で6~7%程度で
   底打ちし、10年度より改善傾向?
                                          三鬼商事より
 ⑥オフィス賃料の大型ビルは、現在も減少しているが、中、小型ビルは下げ渋りで 
   安定している。
                                三鬼商事、三幸エステートより
 ⑦首都圏におけるマンション平均販売価格は、リーマンショック以降 下落傾向に
   ある。その販売価格下落で、契約率は、現在上昇し、改善傾向にある。
                                    不動産経済研究所より
 ⑧住宅価格、地価価格を見る上で、米S&Pケース・シラー住宅価格指数が、先行
   指標として有効である。(2010/下 当りから上昇?)
                              S&Pケースシラー、CME先物より
 ⑨首都圏におけるマンション平均販売価格は、2000年以降のデータを見ると、
   年初が安いので、狙い目である。
                                    不動産経済研究所より
 ⑩主要国の住宅流通量に占る中古住宅シェア比較は、日本が約15%弱に対し、
   米国80%弱、英国90%弱である。日本は住宅耐用年数が30年程度と新築が
   85%強となる。(因みに、米国の耐用年数55年程度、英国77年程度。)
                                    住宅・土地統計調査より
 ⑪J-REIT市場は、投資価格インデックスは07年6月をピークに下落してたが、
   今年に入って下げ渋り傾向にあり、3/Mから株式市場の上昇から、底打ち?。
                  [J-REIT(41銘柄)の時価総額は、2.5兆円程度]
                                    Bloombergのデータより
 第2部

 ①不動産購買態度指数は、昨年の秋を底に、現在「買い時だと思う」に変化。

 ②神奈川県の新築分譲マンションは、07年後半から価格減少傾向にある。また、
   供給戸数は、05年より減少している。建売住宅の供給戸数も同傾向。

 ③首都圏のテナント募集中のオフィース物件は、08年以降、急増中。

 ④土地・売却依頼数は、07年後半から急増し、08年下期でピークで、改善?

 ⑤09年5月調査の不動産売却理由は、73%換金、相続12%、買い替え10%
   その他5%で、08年11月調査から変化は、相続(8.6%→12%)

 ⑥2005年を100とした時の各地の人口推計は、2025年度に、東京や神奈川は
   100以上をキープするが、全国平均は95を切ると推定され、2035年度には、
   全国で86.7程度となる。
 
 ⑦土地は、預貯金や株式等に比べ有利な資産であるかアンケートに対し、そう思う
   との回答は、93年61.8%で、07年度は、37%である。
                     国交省「土地問題に対する国民の意識調査」より 
      
     不動産投資、J-REIT投資等を実施する場合は、自己判断、自己責任で
   お願いします。

     PS サッカーWCアジア地区予選、前半ウズベキスタンに1対0でリード。
      日本が、世界で一番早く、出場決定しそうです!
         

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