日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

ゴールは見えていますか?

2010-06-30 | 経営理念
IFRS(イファース=国際会計基準)の研修会に大阪へ行ってきました。
中小企業には関係が無いと思われているIFRSですが
実はいつの間にかその影響を受けていたりします。

例えば、リース会計
例えば、工事進行基準
ここ数年、IFRSに絡んで会計基準がどんどん変わってきています。

そんな中
日本の会計は国際会計基準に追随して行くのかどうか
一定の方向性は見えているものの
まだまだ予断を許す所ではありません。

そもそも国際会計基準を受け入れなければならない理由は
企業のグローバル化に伴う会計基準の統一に有ります。
同じ会計基準で作られた決算書で無いとその優劣の判断ができないからです。
したがって、強制適用されるのは上場企業という事になりますが
私が関与している企業(子会社)であっても
IFRS準拠を前提にした質問が出て来るようになりました。

私が「わかりません」とは言えないので
昨年一年かけてTKC全国会が関西学院とのコラボで実施したIFRSの勉強会参加に続き
今回も参加させてもらったものです。

色々収穫はありました。
その中でも連結決算の会計ソフトについての解説は圧巻なものがありました。
「十分に関与先企業の要請に耐えられる…。」

ウキウキしながら帰りの電車に飛び乗りましたが
ふと私たち税理士のゴールは、記帳代行の中には無いのかもしれないと強く思いました。
専門性を高め
指導性を高め
より上質な情報を提供して行く
そんな生き残り策も視野に入れる必要がありそうです。
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JR西日本流ハインリッヒの法則

2010-06-30 | 危機管理
今、大阪へ向かう特急列車に乗っています。
途中停車駅が少なく目的地に着くのが早いという理由で選んだ列車です。
その列車に乗ってしばらくすると車内アナウンスが流れてきました。

「この列車の3号車と4号車の間の自動ドアは故障して閉まりません。
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承ください。」

信じられないアナウンスです。
たとえ自動ドアであろうとも整備不良のまま走らせているのです。
しかもこの列車は、始発を出て30分程度で金沢に来ているのです。
たった30分の間で故障したとは考えられません。
JR西日本流の危機管理がこれなのでしょう。

ハインリッヒの法則は過去に何度か書いてきました。
1の重大事故の前には29の小さな事故があり
更にその小さな事故の前には300の事故にならない様々な事象があるという法則です。
この統計値を求めたのがハインリッヒ博士という訳です。

日本ではこの法則の事を「ヒヤリハットの法則」ともいいます。

私の感じるところでは今回の自動ドアの故障は29に当たるものと考えます。
ひょっとするとJR西日本にとっては300に当たるのかもしれませんし
300にもあたらないのかもしれません。

数年前に福知山線の大事故が遭ったあの教訓は生かされないのでしょうか?
なんとも鉄道の位置づけ(人を運ぶものではなく安心安全を運ぶもの)が
大きく違い過ぎていないでしょうか?

もう一度安心安全にこだわって欲しいものです。
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