Ｘデー前夜

ご愁傷様です。
町中にそんな言葉が絶え間なく聞こえるようになるかもしれません。

平成22年6月18日（金）
もしかすると日本の貸金業から端を発し
とんでもない事態が起こるかもしれません。

その原因は明日が「改正貸金業法」完全施行の日だからです。

改正貸金業法の柱は
消費者金融などからの借入金が
総収入金額の三分の一までしか借りられないという総量規制に有るからです。

専業主婦はどうなるの？
学生は？
既に何十枚ものキャッシングカードを持っている
明らかに年収の半分以上借りている
ただただ頭を抱えている人はたくさんいる事と思います。

日本の多重債務者は１１５万人とも言われています。
その予備軍は１５００万人とも言われています。
その人たちは一体どこへ行くのでしょうか？

賢い（賢くない？）債務者が思い浮かべるの
貸す時はニッコリ
返させる時は鬼の顔のヤミ金に走る事でしょう。

良かれと思って全会一致で通した法案でしょうが
もう少し実態を確認してからにしないと
とんでもない事態を招きかねません。

今夜がそんなＸデーの前夜であって欲しくないものです。

悪いのは俺じゃない！

某企業の打ち合わせでのやり取りです。

私・・・これ以上出来ませんか？
役員・・・私の役割はここまでです。
私・・・もう少し出来ないでしょうか？
役員・・・私はこれ以上はやらないのです。
私・・・企業の一大事です。やれる時間はありませんか？
役員・・・これ以上やることは考えていません。

役員さんに求めたものは実労働時間の増加についてです。
どんどん残業をやって下さいと言っているのではなく
作業スピードのアップや工夫をして貰えないかという事でした。

堂々巡りでした。
なぜ頑なに拒まれるのかは分かりませんでした。
役員さんがこんな発言をするから
部下の方たちも動くはずがありません。

部下の方達の中から
「みんなで一緒に頑張りましょう！」という声を聞く事はありませんでした。

明らかにだらけている現場
文句と世間話しか出て来ない口
出来ない理由のオンパレード

誰一人として頑張ろうという気力を見せない
それどころか、自社の不振は自分に原因はないと自負する始末

悪いのは俺じゃない！
言うのは簡単ですが行き着く先も見えてしまっていますよね。

巻き込むな！

社内に於いて発言権があればある程
年数が長ければ長いほど
階級が上で有ればある程
目立つ存在であればある程

絶対にやってはいけないのが
「マイナス方向へ周囲の人を先導する事」です。
自分で気づいているのかいないのか
そんな人の一言で周囲の人たちのモチベーションは
ダダ下がりになってしまいます。

想像だけで話をするな！
やりたくないという気持ちを表に出すな！
できない理由を並べたてるな！
でも、だって、だからのマイナス言葉を使うな！

そんな当たり前の事げできずにいると
いつしか社内にその存在意義を見出して貰えなくなってしまいます。

30歳20万
40歳18万
50歳16万
正社員の給料も下がる所まで下がり切ってしまっています。

それでも今の会社で上滑りするマイナス言葉を使い続けるのですか？
今貰っている年収が半減するという事の実感はありますか？

周囲の人を悪い方に巻き込むじんざいは「人罪」です。
居て貰っては困るのです。
巻き込むな！
それ位わかって欲しいものです。