今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

代々木公園と代々木八幡

2019年06月23日 | 東京周辺

梅雨まっただ中の日曜でいつ雨が降ってもおかしくない重い曇天なので、山には行かず、都内の近場で気の交流でもしよう。
起床前の寝床で頭に浮かんだのが代々木八幡なので、迷わずそこに行く。

地下鉄千代田線の「代々木公園」で降りる。
こういう外出時は、まずは現地で腹ごしらえをしたい。
地下鉄の中でネットで調べたら、本日は代々木公園で「ワールドグルメ&ミュージックフェスタ」 が開催される。
代々木公園のイベント広場は、毎週末なんらかのイベントが開催されているようだ。
イベント広場には、世界各地(といっても中南米と東南アジアと日本、それに別イベントでエジプト)の屋台料理とビールが売られている。
ビールに触手が動くが、参拝前なので ベトナムの焼そば(500円)を食べて、代々木八幡に向う。

途中、代々木公園内を突き抜けて行くのだが、 代々木公園って私の若い頃はカップルが夜訪れる場という位置づけだったので、
昼に訪れるのは初めてかも(来る用事がないし)。
きれいに下草が刈られて、木々が伸び伸び育ち、通路以外も自由に通れて(ここが明治神宮の森と違う)、すごしやすい。
新宿と渋谷に挟まれ、原宿の真横にある広大な緑の公園は、さしずめ東京版セントラルパークといえよう(本家に行ったことないけど)。

疎林の中のジョギングも気持ちよさそうだし(皇居の外周は排気ガスを吸いながら走るのでお勧めしない)、
若者グループがダンスの練習にいそしんでいる。
ただし音を出す楽器の練習はダメ。
公園内にも軽食とビールを含む飲料が売られており、ゆっくりすごせる。
木もおしなべて育ちがいいので、気の交流にもよさそうだ。

 さて、公園の西門を出て、小田急線の線路を渡り、住宅地の中の細い道を進むと、代々木八幡の入口に出る。
神社は丘の上にあり、参道を上ると、左に竪穴式住居がある。
この地は縄文中期の住居跡が発掘された遺跡でもあるのだ。
拝殿の前には、茅の輪が作られているので(6月末の大祓にちなんでいる)、左廻り、右回り、左廻りと3回くぐって(神道儀礼は中国式の左尊思想に準拠)、参拝する。 
拝殿の右奥には、出世稲荷と富士講の石碑がある。
また縄文人の生活を展示した建物もあり、さらにこの地オリジナルの代々木囃子や代々木もちつき唄も伝わっているという(渋谷区指定無形文化財)。

左側に、二股に分れた神木とされる木があるので〔写真)、木の前で両手をかざして気の交流を試みたが、
気は感じられず、”ばけたん”で探知すると「何もない」と出た。

神社に隣接する福泉寺(天台宗)はここの元別当寺で(参道に面して門がある)、維新以前は堂々と神仏混交だったようだ。
神社と寺の間の道に、庚申塔が複数建っている。
庚申信仰は道教由来なので、今では神社からも寺からも外されているわけだ。

さきほどの竪穴式住居を見る。
縄文人の生活の展示を見ると、薄着の縄文人の服ではいくら海進期の温暖な気候といえ、冬はさぞかし辛かろうと思ったが、
竪穴式住居を見ると、屋根を覆う分厚い萱が外気を遮断することがわかる。
説明板によると、住居内は夏は外より10℃低く、冬は10℃高いという。
中で火を焚けば、もっと暖かくなるから、寒さに凍えることはなかったのかな。 

八幡神社からまた代々木公園のイベント広場に戻る。
途中、街中で、若い女性たちの行列している小さな店があったが、今や行列だけでタピオカの店だとわかる。

あと、こんな曇天の日なのに日傘をさしている女性もいる。
紫外線は絶対悪で、しかも曇りの日にも紫外線は出ているという悉無律(0か1か)的発想に洗脳された結果、骨粗鬆症への道を進んでいる。 
白い肌を手に入れる代わりに、背中が丸くなって背が縮み、膝が変形して、転んだだけで骨折するようになってもいいのかな。
こういう日こそ、四肢を露わにジョギングにいそしむ女性の方がよほど健康的。

イベント広場にもどって、ビールを解禁。
もっともイベントの屋台ではなく、それより安く売っている常設の売店でフランクフルトとともに賞味
(ケチと思うなかれ。お金が貯まる人間の行動様式と思ってほしい)。

今日の収穫は、代々木公園を見直したこと。
広くて、人の密度が低く、各自が自由にふるまえる雰囲気がいい。
暇な休日はここで過してみたい。
散歩、木陰で読書、元気な木との気の交流、あるいはシートを敷いて瞑想にひたってもいい。
イベント会場に行けば気分転換になるし。 



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