今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

新選組隊士供養祭

2010年04月25日 | 東京周辺
つかぬまの晴天の日曜。
まだ図書館通いの原稿執筆モードに入らなくてもいいので、
どこかに出かけたい。

我がiCal(パソコン内のカレンダー)には、4月25日は
「近藤勇供養祭」という年間行事が表示されていた。
そう4月25日は、板橋の刑場で斬首された新選組局長・近藤勇の命日。
板橋駅前の墓所は毎年この時期に足を運んでいるが、
供養祭には参加しかことがない。
ということで、供養祭が始まる11時前に着くべく、出発。

JR板橋駅の滝野川口に出ると、いつもはひっそりしている近藤勇の墓所が人であふれている。
近づくと新選組の羽織を着たスタッフが交通整理をしている。
墓所内は墓の主である近藤勇・土方歳三、そして建立者だった永倉新八の遺影
(そう、この三人だけは写真が残っている!)と位牌が祭壇に並んでいる
(写真:中央後ろ姿は女性の僧侶)。

一般参列者は、行列となって墓所の裏側まで延びている。
参列者は白髪の老人から、若い女の子まで老若男女幅広い。
私の前に並んでいるのは、制服姿の女子高生グループ。

この供養祭は、近藤勇だけでなく、新選組全体の供養なので、
各地の縁者や新選組”残党”(ファン)が集っている。
浅葱色の羽織を着ているのは地元”滝野川新選組”で、黒の羽織は”流山新選組”だ。
おそらく、日野新選組や調布新選組もいることだろう。
自分なら、本籍が試衛館の隣町なので”牛込新選組”か、
あるいは長年文京区民だったので小石川伝通院に集る”浪士組”か。

寿徳寺僧侶たちの読経が流れ、関係者(縁者)から焼香が始まる。
一般参列者は3名ずつ焼香。
近藤・土方・永倉の遺影・位牌の前に立つと、
本当に彼らの葬式に参列している気分になった。

焼香を済ませて墓所の出入口に戻ると、
地元の滝野川新選組の人から、記念品をもらった。
それは寿徳寺が所蔵している、
近藤勇の短剣を摸したオリジナルキーホルダー(短剣の写真の絵はがきも)。
しかも裏に「143回忌記念」と今日の日付が記されているので、今回のみの限定頒布品。
こいつは思わぬ収穫だ。

ちなみにこの墓所では、5月23日に「滝野川新選組まつり」というもっと大規模な新選組祭りが開催される。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。