今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

湯の島ラジウム温泉を計測

2010年05月24日 | 計測
最近の自分の温泉旅は、ガイガーカウンターを持参して、
ラジウム・ラドン温泉の放射線量を測りまくるのを楽しみにしている。
それなら、ラジウム量実質”日本一”を誇る、
岐阜県・中津川市の”湯の島ラジウム温泉”に詣でないわけにはいかない。

といっても、ここは”東海の玉川温泉”という感じで、
難病に苦しむ人などが殺到し、浴槽が小さいこともあり、いつも混んでいる。
その混雑を避けるには、予約をとって宿泊すればいいのだが、
いかんせん湯治宿なので、洋室ベッドに洗浄器付きトイレを求める私には向かない。
そこで上の条件を満たす恵那峡の温泉ホテル(ここはナトリウム泉)に宿をとり、
翌日午前中に立ち寄ることにした。

二日続きの雨天なので、立ち寄り客が少なめなのを期待して、愛車を飛ばす。
山中の一軒家的ロケーションの湯の島温泉に到着。
まずは受付で1060円の入場券を買う。
紙コップを渡され、湯の入り方を説明される。

まず薄めの2号浴槽から入り、つぎに濃い1号浴槽に入れとのこと。
それぞれ5分を越えてはならない。
また入浴だけで、体を洗うことはダメ(石鹸類は無し)。
湯から上がったら、外の源泉を紙コップに7分目ほど入れて飲み、
あとは休憩室で休めとのこと。
そして充分に休んだら、もう一度入浴する。

あと渡された説明書によると、浴槽は自動的に循環消毒されているとのこと。
ラジウム泉の湧出量が少ないので、”源泉かけ流し”という訳にはいかないのだ。

さて、浴室は本来なら、ひなびた風情なのだが、なにしろ人で混んでいる。
二つある浴槽もそれぞれ4人で満杯。
あまった人は洗い場で待っている。
私はまず、入浴前のかけ湯をして、一旦脱衣場に戻って、
ガイガーカウンターを手にして、一人分の空きの出た2号浴槽に入る。
ガイガーカウンターを窓側に立てかける。
同じ浴槽に入っている他の3人は知り合いらしく、
私のガイガーカウンターには目をやるものの、誰も話題にしてくれない。

5分たち、しかも1号浴槽も1人分の空きができたので、すかざずそちらに移る。
もう一度ガイガーカウンターを窓側に立てかける。
すると隣の人が、それは何かと聞いてきた。
私は待ってましたとばかり、「放射線量を測っている」と答え、
0.300μSvを越えた数値を読み上げ、ここは通常の所より数倍程高いと説明した。
もちろん、湯の中はもっと高いはずだが、
この器械は防水でないので、湯に浸けられないことも付け加える。

私の位置は湯船の端っこで、底が高くなっていて肩までしか湯に浸かれないのだが、
それでも汗がどんどん出てくる。
5分ほどつかって、上がる。
もちろん上がる時は、かけ湯はしない。
着替えて外に出る、体はポカポカ、全身が心地よくだるい。

飲泉用の源泉(右写真)にガイガーカウンターを向けると、
0.400μSvを越えた(はっきり言って放射能泉の温泉場としては驚くほど高い値ではない)。
雨の中、敷地内を散歩するが、全身がだるく(不快ではない)寝転がりたい。
実際、多くの人は休憩室でしばらく寝転がっている。

すぐに運転する気がおきないほどだるいなので、
門の外の高台の東屋に行って(ここなら誰もいない)、そこで寝転がった。
入浴した後、こんな状態になったのは、玉川温泉以来だ(あそこでは岩盤浴で寝転がる)。
同じ中津川市の他のラジウム温泉でもこんな状態にはならなかった。
しかも雨の中の東屋で寝転がってもぜんぜん体が冷えない。
さすが湯の島ラジウム温泉。
まさに東海の玉川温泉(ただし玉川温泉自体は強酸泉)。

帰り立ち寄った博石館の駐車場にも高濃度(ただし湧出量は少ない)のラドン泉があった。

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