今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

雑司ヶ谷七福神巡り:2022

2022年01月05日 | 東京周辺

数ある都内の七福神巡りで、こじんまりとまとっまって、ささっと行けそうなのが雑司ヶ谷七福神。
繁華街の池袋から歩き始められるのもいい。
専用サイトからルート地図をダウンロードして、池袋駅から出発。

まずは南池袋公園そばのビルにある仙行寺の福禄寿
ここの福禄寿は、例の頭が伸びた姿ではなく、普通の少年のよう(写真)。
また本尊の真新しい木造釈迦如来(池袋大仏)も拝める。
ダウンロードしたのと同じ地図の案内図パンフがあり、各所のスタンプが押せるようになっているので、それをもらってスタンプを押す。

そこから南に2ブロック行った道脇に大小二体の布袋の石像がある。
いわゆる道沿いの石地蔵のようなロケーションだが、ここにもスタンプがある(以下、すべてスタンプを押す)。

さらに南行して、繁華街から静かな寺町(いずれも日蓮宗)に入り、墓地脇の細い道を抜け、大きな真乗院の脇にある(塔頭?)観静院に石像の弁才天があり、参拝者は水をかける。
*弁天は、同音による当て字で、元はインドの音楽神であるサラスバティなので弁才天が正しい。その証拠に、サラスバティはビーナ(シタールのような弦楽器でベースギターの役割)を弾き、弁才天は琵琶(ビーナの中国形)を弾いている。ただ弁財天にした方が、金運期待の参拝者が増える。私はお金より音楽の才がほしいが。

さらに南行して、寺町の中心・鬼子母神堂に達する。
まず重要文化財の本堂に参拝し、脇の大黒堂にある漆黒の大黒天を拝む。
本堂の脇に、鬼子母神の恐ろしげな石像がある(写真)。
また、この寺名物の「すすきみみずく」、すなわちススキの穂で作ったみみずくの人形(1800円)を買う。
境内には、じっと見つめるとゲシュタルト崩壊を起こす大銀杏があり、今回も見つめて、ゲシュタルト崩壊を味わう(→鬼子母神の大イチョウで不思議な体験)。

ここからは東に進み、大鳥神社の恵比寿を参拝(恵比寿は七福神の中で唯一日本の神なので神社で正しい)。
都電荒川線を線路を渡って、上り坂になる所で清立院の石段を上ると、近代的な堂に文化財の小さな毘沙門天が祀ってある。
堂の前で、甘酒を売っていたので(100円)、それをすすりながら境内を見て回る。
ついでに、無料の泡盛+水のサービスを受ける
ここから雑司ヶ谷霊園の高台になり、東の住宅街に入りこむと、旧宣教師館があり、無人ながら館内を見学できる。

さらに東行し、坂を降りると文京区に入り、順路最後の清土鬼子母神、すなわち鬼子母神堂の本尊である鬼子母神が出土した所に達する。

そこには、七福神の中で一番存在感のない寿老人(ただの爺さん)の代わりとして、お美しい女神の吉祥天の石像が祀ってある(写真)。

昨年8月に初めて訪れてから、この吉祥天像が気に入っているので、ここに来るのが楽しみだった。
モデル撮影さながらに、あちこちのアングルからシャッターを押す。
この美しい吉祥天のお母さんが、あの恐ろしげな鬼子母神なのだ(また近くの毘沙門天が夫。毘沙門天だから義母に負けないだろう)。
以上、歩く距離も短く、地図もスタンプも完備しているので、気軽に巡れた。
また、いずれの所も、混雑せず、数人程度しかいなかった。

ここから護国寺に出れば、地下鉄で出発点の池袋に戻れる。
私は、都バスで帰宅した。



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