今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

池袋西武とヨドバシカメラ

2023年09月01日 | 時事

池袋西武百貨店がストを挙行した翌日、アメリカの投資会社にそごう・西武が破格値で売却された。

私にとって池袋西武は、最も身近なデパートで、愛着もひとしおある。
何しろ、池袋といえば西武ばっかりで、駅の反対側に東武デパートがあるのを知ったのは小学校6年になってから。
大人になってからは、服や靴などは新宿の伊勢丹が気に入っていたが、伊勢丹は駅から遠いのが難点。
その点池袋西武は駅と直結しているからなおさら足を運びやすく、とりわけ書店が気に入っていた(糸井重里の有名なコピー「おいしい生活」のポスターを部屋に貼っていた)。
それに西武のカルチャースクールにも通っていた(なんとジャズダンス!)。

だが、その私がここに足を運ぶのは、今では年末に正月食品としての萩のかまぼこを3本買うだけとなった。
まず本、 CD・DVDはそれ自体を買わなくなり(ダウンロード)、服もデパートでは買わなくなった(特定ブランドの専門店で買う)。

というわけで、ここだけでなく、デパートそのものにまったく足を運んでいない(寄ってもデパ地下)。
その意味では、デパートの業態が変わるのは、気持ちとしては寂しいが、実際には支障がない。

むしろヨドバシなら今より足を運ぶに違いない。
もともと高校時代写真部だったので、新宿のヨドバシカメラは、本当にカメラ・写真が趣味の人向けの貴重な店として現像用の印画紙などを買うために通っていた。
だから新宿なら断然地元のヨドバシだが、それが秋葉にできた時は反発し、もっぱら電気街に足を運んだものの、普通の家電やスマホケースなど多くの種類から選びたい時、仕方なくヨドバシに足を運ぶようになった。

家電量販店としては昔はビックカメラ(池袋本店)ご用達だったが(一時期ヤマダ電機)、今ではほとんどヨドバシ一択になっている(プリンタは下取りしてくれるので今でもビック)。

反対側の東武デパートもすでにフロアをテナント貸しになっていて(ニトリやユニクロ)、これからの日本はどう見ても外商向けの高級路線ではなく、大衆向けの量販店タイプになっていくだろう。
私にとっても、ヨドバシ、ビック、ヤマダと量販店をはしごしてまわれた方が価値がある。


秋空と雲の種類

2023年09月01日 | お天気

例年より暑かった8月を終え、9月に入った。

すると、空の様子も、今までのいかにも水分が多そうな濃厚な積雲から、厚さが減ってちぎれ雲のよう横に広がる層積雲に替わり、上空には秋空の象徴である巻雲が薄く筋を引いている。

このように雲の名称は、「いわし雲」「うろこ雲」などの俗名称よりも、気象学で使っている分類名称の方がシステマティックで理解しやすい。

それによると、雲は、縦に厚い塊の積雲、雨あがりの山の中腹に横に薄くたなびく層雲、そして高高度に濃淡の筋のある巻雲に分けられ、

積雲や層雲よりも高度が高い(巻雲よりは低い)ところに、団子状に広がる高積雲、横一面に広がる高層雲(曇り雲)がある(高巻雲というのは無い)。

そしてそれぞれの中間形態があり、積雲の高度には層積雲(厚さがあって横に並ぶ)、巻雲の高度には巻層雲(太陽を透す薄曇りの雲)、巻積雲(粒状の巻雲)がある。

この他に、積雲が巨大発達した積乱雲(あらゆる気象災害の原因)、典型的な厚い雨雲の乱層雲という乱れ形があり(乱巻雲というのは無い)、この2つ例外的に低高度から高高度までぶ厚い(なので雨をもたらし、昼でも暗くなる)。

さらにこれらの間で種類が変化する。
積雲が大発達する積乱雲は同種での変化だが、ほかにも巻雲にひびが入って巻積雲になり、その高度が下って(厚くなって)高積雲になり、それが凝集して高層雲になり、その厚さが増して乱層雲になる、という、温暖前線接近に伴って天気が悪化していく過程の変化も典型的。