わが勤務先の大学は、それを包含する法人としては、保育園から大学院博士課程までを擁する、東海地方における女子教育の殿堂を自負している。
その法人組織は開学記念日(6月1日)の前夜、毎年法人規模での祝賀会を開催している。
教員と職員の境も、大学と小中高の境も、さらには往年のOGとの境もなく皆が一堂に会して、談笑しあう。
そういうすばらしい行事に私は5年ごとに出席している。
なぜなら、5年ごとに永年勤続者が表彰されるから。
開学111周年の今年、私は勤続25年を迎えた。
表彰状と記念品をいただく。
給料を貰って好きなことをやらせてもらっている私を、よく25年も雇い続けてくれたと、私の方から感謝状と記念品を贈りたいくらいだ。
記念品は私のことだから、カエルかキノコの置物になろうが。