博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

最近読んだ本

2009年12月17日 | 中国学書籍
昨日病院の待合室で落合淳思『古代中国の虚像と実像』(講談社現代新書)を読んでました。なんつーか、物凄くツッコミたくて仕様がない(^^;) が、今はダメだ。体調が回復してから……

取り敢えず二言。

○共伯和が王位を乗っ取ったかどうかはわからん。ぶっちゃけ、私は通説通りでも問題ないと思う。あと、当時周公はいなかったかもしれんが、召公はたぶんいた。(このへんのことについては後日詳しく述べたい。)

○この本で言っているようなことは宮崎市定の「身振りと文学」「史記李斯列伝を読む」が数十年前に通った道ッ!!……この論文のあらまし:「『史記』の説話は市井の講談や演劇を元ネタにしているんだよっ!」

あと、ボチボチ長谷川哲也『ナポレオン 獅子の時代』をボチボチ読んでます。タミフル飲みながら読むと夢にサンジュストが出て来たりして困る(^^;) あと、これを読んでロベスピエール先生を心の師として仰ぐことに決めました。

革命軍は地上最強ッ!!大陸軍は世界最強ッ!!
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ご報告

2009年12月16日 | 留学
近所の呼吸器系に強い病院で診査してもらったら、インフルエンザ(新型かどうかは保健の範囲で検査できないらしい)でタミフルを処方。あと、レントゲンによると肺結核の疑いがあるが、痰の検査では結核菌の存在は確認できず、来週CTを受けることに。

ということでムリヤリ帰って来た良かった状況に…… 肺炎って、単に経験と勘だけで判断してたのかよ(-_-;) 皆様、どうも心配おかけしました。あとはゆっくり養生します。
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帰国

2009年12月15日 | 雑記
無事帰国できました。

実は昨日の午後からまたぞろ熱がぶり返したのですが、風邪薬を飲んでS先輩の手料理とL君の差し入れてくれた梨を食べて寝たら、今朝、奇跡的に平熱まで回復した(^^;) 

明日病院に行きます。
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大秦帝国テレビ放映

2009年12月12日 | 中国歴史ドラマ
取り敢えず今日は余力のあるうちにと、荷物をある程度トランクに詰め、いらないものを処分。大量に残った本は友人が替わりに郵送してくれることになりました。(感謝!)あと、冷蔵庫の引き取り手も決まりました。

で、表題の件ですが、『大秦帝国』ってこちらでまだテレビ放映されてなかったんですね。DVDはとっくにリリースされているので、去年の前半あたりに放映されたものだとばかり思ってましたが。

実は昨日たまたま病院に置いてあった新聞でそういう記事を見たのです。その記事によると、『大秦帝国』は当初CCTV1(中央電視台総合チャンネル)で放映するつもりで制作されたが、いざ完成すると「CCTV1では年間2本しか大型古装片を放映しないということになっている。で、順番待ちになってる作品がたまってるから、2011年まで放映を待ってもらうことになる。それがイヤならCCTV8(中央電視台ドラマチャンネル)だとすぐに放映出来るけど、どうする?」と、あまりにあまりなCCTVの対応に制作側が激怒。

それでCCTVでの放映を拒否して他の電視台をあたった結果、今月ようやく陝西衛視・河南衛視などで放映のはこびとなった次第。しかしDVDでは全51話だったのがテレビ版では全48話となっており、3話分削られちゃったということです。
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肺炎 12月11日

2009年12月11日 | 留学
今日再びレントゲンを撮りましたが、取り敢えず完治していないことが判明。医者の方からは相変わらず心拍数の早さを気にされ、心臓病を疑われる始末…… 脈拍が120超えていると言うけれど、後で自分で心音計ったら100を少し超えるぐらいだったよ?

で、明日ちゃんとした臨床医院で検査を受けろと言われましたた…… で、ちゃんと行くかと言ったら行かないんですけどね。取り敢えず体力を浪費するのは確かだし、入院しろとか、別の病気だとか言われたら面倒なことになるし、それに僕はもういい加減疲れた、帰国まで部屋でゆっくり養生したいよ(-_-;)

その後、部屋を掃除中、そのちゃんとした臨床医院で去年の9月に撮ったレントゲン写真を発見。今日撮ったやつと見比べてみたけど、正直どこがどう違うのか分からない。「ここが炎症起こしている箇所」と言われた所も、去年の写真でも同じような具合だし…… ひょっとして最初からちゃんとした所で診てもらったら、風邪ということで帰してもらえたのでしょうか?

ちなみに15日のチケットはちゃんと確保できました。後は体温を維持して帰ることが目標です……
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入院は免れた

2009年12月10日 | 留学
取り敢えず今日は平熱で、体調も段々良くなっている感じです。で、午前中心電図と血液検査、そして最後の点滴を受けて入院は何とか免れた(^O^) しかし内科医は昨日と同じく心拍数・脈拍の早さにやたらとこだわるのだが…… 明日もう一度検査を受けることになりました。心電図の担当医は「発熱のせいで少し早くなっているね」と言っていたのですが、そっちの評価が正しいと思う(-_-;) 

あと、帰国日は1週間早めて12月15日にしたいなと。現在予約変更を申し出ている最中です。
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どうしてこうなった…

2009年12月09日 | 留学
肺炎の件ですが、点滴受けても状況が変わらない、心音が早いとかよく分からない理由で入院を勧められた…… 明日検査をすることになっているのですが、結果次第ではマジで入院することになるかも。ああ、どうしてこうなった(-_-;) ちなみに自覚症状はそれほどありません。
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肺炎だった

2009年12月08日 | 留学
また微熱がぶり返してきたので、観念して昨日病院に行ったら軽度の肺炎と診断された\(^o^)/ 取り敢えず木曜日まで点滴に通うことに。病気になったら人の親切が身に染みるよな……

あと、今月22日に帰ります。2週間後には帰れるようになってる……と思う。
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『大宋提刑官』その9(完)

2009年12月05日 | 中国歴史ドラマ
『大宋提刑官』第47~最終52話まで見ました。

前回のシリーズから数年後。宋慈夫婦は離婚の危機を乗り越え、夫人は子供を妊娠。岳父の薛庭松はこの件が原因で自害しているのですが…… で、空席だった臨安知府に前知府の呉水が就任。……って、さすがにそれは無いわ。他に適当な人材が見当たらなかったからとのことですが、南宋、どんだけ人材が払底してるんだよ(-_-;)

そんな中、城西郊で錦玉班の女優小桃紅が遺体で発見されるという事件が発生。捜査にあたる宋慈ですが、彼女が刑部の若手竹如海と関わりがあり、また如意苑に出入りしていたことが判明。如意苑というのは広大な敷地内に舞台とか賭博場などをしつらえた高官・豪商のための娯楽施設で、言うなれば紳士の社交場ですね(^^;) で、そこの荘主はその6で登場した刁光斗。何だか官吏をやっていた頃より立場が上がっているようです。まったくどいつもこいつも(-_-;)

それで小桃紅の件ですが、宋慈は彼女をストーキングしていた竹如海が犯人と断定して投獄。無罪を訴えていた竹如海は絶望して牢内で自害してしまいます。ところが再捜査の結果、竹如海が犯人ではないこと、すなわち宋慈が誤審を犯していたことが判明。絶望する宋慈に更に追い討ちをかける刁光斗。彼の告白によれば、真相は

実は竹如海は前々から如意苑と刁光斗に不審を抱いており、小桃紅スパイとして如意苑に潜り込ませていた。
→それに気付いた刁光斗は裏で手を引いて間接的に小桃紅を始末。
→小桃紅と連絡が取れなくなって焦る竹如海。
→刁光斗の諸々偽装工作により、まんまと宋慈が竹如海を犯人と断定。
→邪魔者の竹如海を自らの手を汚さず始末できたうえ、誤審により宋慈の弱みを握ることに成功。
→メシウマ


という次第。つまりこの事件において宋慈は最初から最後まで刁光斗の掌の上で踊らされていたわけです。言うなれば大岡越前や遠山の金さんが越後屋や三河屋に言いようにやられたみたいな話で、前回に引き続いて見るべきものは見たという神展開です。最終シリーズで宋慈が誤審するというネタを持って来るんだろうなあとある程度予想はしていましたが、こういう絡め方をしてくるとは思いませんでしたよ。本当にありがとうございましたとしか言いようがありません。

ただ、宋慈が誤審するあたりで「いやいやいや、いつもの宋慈ならそこで判決を下さずに容疑者と一緒に現場検証したりするやろう」というツッコミは出来るわけですが……

で、これからは自分の「朋友」となって自分のために働くか、それとも父親のように誤審を苦にして自害するかと選択を迫る刁光斗ですが、果たして宋慈の選択は……

長くなりましたので、作品全体の総括は次回に……
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Google日本語入力

2009年12月04日 | 雑記
何かGoogle日本語入力が凄いらしいというので入れてみました。で、思いつくままに単語を打ち込んでみましたが……

王国維 羅振玉 郭沫若 董作賓 楊家将 封神演義 大盂鼎 毛公鼎 散氏盤 容庚 顧頡剛 大雅 小雅 国風 周頌 魯頌 商頌 左伝 公羊伝 山海経 穆天子伝 竹書紀年 逸周書 武丁 婦好 帝乙 成湯 伊尹 宣王 共伯和 王 穆王 日知録 四部叢刊 周易 武成 牧誓 酒誥 洛誥 禹貢 周原 周公廟 馬王堆 銀雀山竹簡 居延漢簡 睡虎地秦簡 哪吒 楊戩 小屯 辟雍 明堂 霊台 周礼 新学偽経考 説文解字 許慎 段玉裁 小篆 籀文 史記会注考証 

出る!出るぞっ!これは……後は気の利いた漢字検索システムさえあればATOKがいらんレベル…… つーか、ATOKの辞書から自動的にデータを吸い取ってるんじゃないかと思ってしまいます(^^;)

あと、金庸関係は書名のほか、独孤九剣 郭靖 黄蓉 降龍十八掌 九陰真経あたりは余裕で変換されます。
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