博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『侠骨丹心』その5

2010年12月04日 | 武侠ドラマ
『侠骨丹心』第25~30話まで見ました。

六合幇のアジトで監禁され、手酷い拷問を受ける金逐流。あと一歩でお陀仏というところで史紅英に助け出され、彼の行方を捜索していた丐幇の面々に引き渡されます。

そこには丐幇以外の正派の人士も集まっていましたが、彼らは金逐流が以前から六合幇幇主の妹である史紅英をかばい立てしているということで、彼が朝廷側のスパイではないかという疑いを強めていきます。金逐流の大師兄江海天を中心とする正派の面々は一致団結して反朝廷活動を繰り広げていましたが、以前から自分達の行動が朝廷側に筒抜けになっているということで、自分達の身内にスパイがいるのではないかという疑念を持つようになっていたのでした。

史紅英は魏忠賢の義子帥孟雄との婚約を嫌がっていましたが、ここらあたりで刺し違える覚悟で嫁入りすることを決意。一方、兄の史白都は六合幇の面々から「幇の幹部の青符がアジトで『百毒真経』を翻訳させられていた南星を取り逃がした時は速攻で粛清されたのに、史紅英が金逐流を逃しても何のお咎めもないのは納得がいかない。」と、割とごもっともな直訴を受けておりました(^^;)

それに対する史白都の返答。「えっとだな、南星の時は奴を逃がしただけではなく、『百毒真経』を刻んだ大鐘を破壊させてしまったのが問題だったのだよ。で、今回の場合は……まあ、問題と言えば問題なんだが……妹は帥孟雄との婚姻が控えているし、魏忠賢もこの婚姻によって我々が今までしでかしたヘマを帳消しにしてくれると思うから、処罰はできないのだよ。」と、かなり苦しい言い訳で、妹を処罰したくないのが見え見えです(^^;) しかしこの屁理屈に六合幇の面々は納得。ダメだ、この幇会……orz

で、史紅英は兄や六合幇の面々に護送されて帥孟雄のいる西昌の地へと移動。正派の人士はこの婚礼に便乗して官軍に対して攻撃を仕掛け、西昌を奪還するつもりでしたが、実は正派の大物「雷神掌」欧陽堅が魏忠賢のスパイで、彼によって正派の計画は帥孟雄に筒抜け。帥孟雄は逆にこの機会に正派の人士をおびき寄せ、伏兵を仕掛けて一網打尽にすることを計画。そのことを知った史紅英は、侍女に伏兵の配置図を託して、西昌に潜入していた金逐流に渡させます。そして婚礼当日、史紅英の配置図により官軍の伏兵を打ち破り、帥孟雄を追い詰める正派。しかし帥孟雄は史紅英を拉致して砂漠へと逃亡し…… 

ということで、何をされても妹を許してしまう史白都がだんだんラブリーに見えてきました(^^;)

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