博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

今週の『続・宮廷女官若曦』その7

2014年12月12日 | 中国近現代ドラマ
『続・宮廷女官若曦 輪廻の恋』(原題『歩歩驚情』)第33~37話まで見ました。

震天集団の会長の座を奪取した後も執拗に康震天への復讐を果たそうとする殷正。そんな彼を見かねて母親の趙嵐が彼に康震天との真実を明らかにします。ここで1978年とかバレエダンサーとかベトナム戦争といった何となく不穏なキーワードが出てきますが、要するに学生の頃相思相愛だった康震天と趙嵐との間に殷正の実父殷成義が割って入り、趙嵐を無理矢理妊娠させて結婚したとのことで、実父がクズだったことを知った殷正は、これまでの康震天への仕打ちを後悔することに……

一方、張暁は亡き親友孟心怡の夢を叶えるため、雲南の奥地で小学校教師のボランティアをしていましたが、殷正出演の化粧品のCMを目にして彼が改心したことを察し、迎えに来た康司宇とともに北京に戻ることに。しかし震天集団は会長自ら出演してタイタニックの真似をしているような、あんな自己満足なCMを流していていいんでしょうか(^^;)

殷正が復讐心を捨てたのとは対照的に、康司瀚は殷正が甘粛の誘拐犯と結託して自分を死地に追い込んだと思い込み、復讐心を燃やします。自分の葬式にドヤ顔で「実は生きてたんですよねー」と現れ、震天集団に復帰した後は元カノの張暁にも辛く当たります。「殷正がオレから君を奪った」などと言っていますが、そもそもあんたの二股発覚が張暁と別れた原因だったんじゃ……

一方、ギラギラ感が脱けてすっかり白くなった殷正は張暁の求めに応じて会長職を康司瀚に譲り、「オレ、会社を辞めたら張暁と雲南で茶館を開くんだ」などと第二の人生の計画などを立てていますが、司瀚がこのまま見逃してくれるはずもなく、彼の陰謀で会社の金を横領した容疑をかけられて資産凍結→警察に連行されることに。

「殷正を一体どこまで追い詰めたら気が済むの?」と詰め寄る張暁に対し、「オレとよりを戻したら殷正を助けてやってもいいぜ?」と笑顔でツーショットを撮るよう強要する司瀚。(そして弁護士を通じてその写真を殷正に見せつける……)司瀚のクズ化が止まらない(´;ω;`) しかしさすがに横領の濡れ衣を着せてまで殷正を追い詰めようとする司瀚にドン引きして会社での後見役がわりの劉東海や親友の卓越たちが離れていき、渋々殷正の釈放に協力しますが……

ということで司瀚がすっかり「こんな人じゃなかったのに」状態に…… 気がつけば今作でもすっかりニッキー・ウーの方を応援していますw

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