博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『陳情令』その1

2020年03月06日 | 武侠ドラマ
『大明風華』をうっちゃって、WOWOWでの日本語版放映を控えているこちらに手を出してしまいました…… 今回は第1~5話まで鑑賞(全50話)。

姑蘇藍氏、雲夢江氏、清河聶氏、岐山温氏、蘭陵金氏の五大世家が武林を支配する世界が舞台。物語は16年前の「不夜天の一戦」から始まります。肖戦演じる主人公「夷陵老祖」魏嬰(字は無羨)は武林の公敵とされているらしく、かつての兄弟弟子江澄によって崖に追い詰められ、友である「含光君」藍湛(字は忘機)の助けの手も届かず、崖落ちしてしまいます。


それから16年。ふと気がついたら無羨はなぜか莫家の厄介者莫玄羽として扱われておりました。莫家の者が「邪祟」に取り憑かれて全滅したのを機に16年ぶりに下山。


正体を知られたら困るので、あくまで莫玄羽として行動しますが、そこで「邪崇」退治にやって来た王一博演じる忘機と再会。ここで再び16年前の話となり、2人が出会った頃にさかのぼります。

魏無羨は雲夢江氏の同門弟子江厭離と江澄の姉弟とともに姑蘇藍氏のもとへと向かっています。姑蘇藍氏では、他の武林世家の子弟を受け入れて教育する「聴学」を行っていたのです。そこで無羨は藍氏の二公子忘機と出会いますが、品行方正で孤独を好む忘機に対して、万事に不真面目でかつ人から好かれる人気者タイプの無羨は何かと角を突き合わせています。しかし藍氏の長兄藍曦臣は、無羨との出会いが弟をよい方向に導くのではないかと思っている様子。忘機も碧霊湖での水祟退治での無羨の活躍を見て、少しずつ認識を改めていきます。


藍氏の聴学では、これまで他の世家と対立してきた岐山の温氏も、どういうわけか温情と温寧の姉弟を送り込んできます。温情を演じるのは古装でお馴染みとなりつつある孟子義。特に温情の方は温氏の「仙督」温若寒の指令を受け、何やら怪しげな動きを示しており……

ということで、本作はBL物として人気を博したということなのですが、武侠物でよくある崖落ちから始まり、莫家の話でチャイニーズゴシックホラー調になったと思ったら、16年前の回想では一転してコメディタッチの、これまた古装でよくある学園物になっています。ここからまた雰囲気が変わっていくのでしょうか?


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