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小倉紀蔵教授、クネに怒る

2014年06月23日 21時36分09秒 | 韓国

 昨日はフジテレビの「新報道2001」で慰安婦問題が扱われていた。河野談話が発表されるに至った経緯を検証した結果が、公表されたためである。公表された結果は産経新聞が過去に報じたとおりであり、韓国側の意向を一方的に汲んで作成された談話に過ぎなかった。まさに売国行為に他ならない。河野談話は撤回せずとも、正当性の全くない代物であることが明らかとなったのだ。
 この問題について、ゲストとして出演していた小倉紀蔵教授(京都大学大学院)がコメントを求められていた。彼が語ったことの概要は、以下のとおりである。

・検証の過程を今回明らかにしたことは、大変良いことだと思う。
・慰安婦問題など国際問題は、双方が100%満足するということはありえない。
・そのような中でお互いへの接点を少しでも見出そうと、この20年間、日韓両国の政府は非常に努力をしてきた。
・努力をしてきたのは河野氏など日本側だけでなく、日本との接点を探るべく韓国政府も懸命に努力をした。
しかしそれをぶち壊してきたのが、韓国にいる慰安婦の運動体と、パク・クネだ。
・パク・クネは日本を不道徳の塊であるかのように吹聴して回っているが、これは日本を侮辱しているだけでなく、韓国も侮辱している。
・なぜならば、この20年間努力をしてきた韓国政府が全くの無能であった、と言うに等しいからだ。
・パク・クネの告げ口外交は、韓国人に誇りを持たせるようなものではなく、むしろ韓国人を辱めている。
・韓国人が未だに事大主義から脱していないことを、世界中に知らせているようなものだからだ。
・このことに対しては、日本の嫌韓派ではない人達、韓国を理解しようとする人達でさえ、本当に怒っている。
・この番組に出演したのは、私自身も大変に憤っているからだ。

 小倉紀蔵教授といえば、日本有数の韓国学者であり、NHKハングル講座で何年も講師を務めたことがある。日本において「韓国を理解しようとする人々」の代表格だ。そんな彼でさえ、現在の韓国に対しては相当に怒っているようだ。私もかつては「韓国を理解しようとする人」だったので、非常によく気持ちが分かる。まさに小倉教授の言うとおりだと思う。
 ただし、悪いのはクネだけではない。クネをそういう方向に向かわせている韓国社会の「空気」こそが根本的な原因だ。別の大統領に変われば問題が解決するかといえば、それは絶対にない。日韓の関係改善など永久に不可能だし、必要もないのである。