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日本人の労働時間と一人当たりGDP

2014年06月21日 06時43分08秒 | 時事

 残業代が欲しくてわざと残業する奴なんざいるわけねえだろ(怒)。仕事があるから残ってるに決まってんだろうが。そんな奴がいたら真っ先にリストラの対象になるに決まってる。そもそも「交渉力がある年収1000万円以上の専門職」とやらが残業代をあてにしてるわけなかろう。何が「ホワイトカラー・エグゼンプション」だよ。
 ホワイトカラーといえば、日本の勤労者の大半を占める普通のサラリーマンも含まれる。そのうち、普通のサラリーマンもホワイトカラーなんだから「ホワイトカラー・エグゼンプション」を適用する、とか言ってくる可能性が高い。いかにも「竹中平蔵」という名の付いた人の考えそうなことである。
 それはともかく、日本人はよく働く。これほど真面目で仕事熱心な国民も、そうないだろうと思う。上の統計で見ても、世界で2番目の労働時間だ。しかし不思議なことがある。これだけ一生懸命働いているのに、日本の一人当たりGDPが伸び悩んでいるのは何故なのか? このランキングを見てほしいが、日本の一人当たりGDPは世界24位だ。先進国の中でもずいぶん低い方である。1ヶ月以上の夏休みをとることで知られるドイツやフランスよりも下だ。ヨーロッパ諸国は休暇をとりまくっているにもかかわらず、なぜ日本より高い生産性を維持できるのか? どうもやっぱり、日本人の仕事のやり方に問題があるように思えてならない。

以下、記事の引用
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1902W_Z10C14A6EE8000/
 連合の古賀伸明会長は19日の記者会見で、働く時間ではなく成果に応じて賃金を払う新しい制度に反対する考えを示した。「長時間労働が進み、過労死が過去最高を更新するなかで、労働時間の規制を外すこと自体がおかしい」と述べた。
 政府は今月まとめる成長戦略に、1日8時間、週40時間の労働時間規制を外すホワイトカラー・エグゼンプションの導入を盛り込む。過労に追い込まれることを防ぐために、交渉力がある年収1000万円以上の専門職に対象を絞る方針だが、古賀会長は「経営側と対等に交渉できる人が会社にどれだけいるのか。私は見たことがない」と批判した。
 ホワイトカラー・エグゼンプションは、基準を満たす労働者や労働組合が、経営者と合意すれば自分で働く時間を決められるようになる。残業代目当てに長時間働く人を減らし、効率の良い働き方を広げる狙いだ。