昨日やっていた「秘密のケンミンSHOW」という番組で、岐阜県のことが扱われていた。「連続転勤ドラマ辞令は突然に・・・」という番組内のミニドラマで、今回は岐阜県への転勤だったのである。主人公の東京一郎と妻のはるみが、引っ越し先で発見するその土地独特の風習や文化に驚く、というのがいつもの内容だ。他の県についてはよく分からないが、昨日の岐阜県についての話はほとんど嘘ばっかりであった。問題の点(ほぼすべて)をひとつひとつ挙げていこう。
1.スーパーマーケットといえばバローで、PB商品が多く、安い。
→確かにバローは、岐阜県ではメジャーなスーパーである。しかし、他にも安いスーパー(JAのとれった広場など)はあるので、我が家はすぐ近くにあるバローをあえて使っていない。
2.豆腐といえば、からし豆腐だ。
→これがいちばんひどい。私も妻も、からし豆腐なんてもの、聞いたこともない。
3.ハムといえば、明宝ハムしか食べない。
→確かにどのスーパーでも売っており、人気があるが、高すぎるので極たまにしか食べない。
4.郡上は食品サンプルを作っていることで有名。
→これも事実だが、それほど有名ではなく、岐阜県民でも知らない人は多いと思う。
5.喫茶店のモーニングは大量の食事が出てきて、茶碗蒸しまで入っている。
→あれほど大量には出てこないし、茶碗蒸しを出してくる店など、私はまだ見たことがない。しかし人口あたりの喫茶店数が全国トップクラスであることは事実。
6.少子化対策で「早く家庭に帰る日」にはみんな早く帰っている。
→あんなことを実践しているのは、よっぽど県の機関ぐらいで、民間でやっているわけないと思う。というか、存在自体がろくに知られていないだろう。
この調子では、他の県についても嘘をついてそうである。やっぱりスポンサーの意向が大きく影響しており、宣伝目的ということもあるんだろうか。まあ、この番組を信用してる人なんてそういないだろうけど。