Willow's Island

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北京ヴァイオリン

2005年02月06日 23時09分22秒 | 映画
 昨日は中国脅威論めいたことを書いてしまったが、別に中国を嫌っているわけじゃない。古くからある中国文化(絵画、音楽、料理、etc)はすばらしいと思っているし、経済とともにますます成長し続ける大衆文化にも、良いものがあると思っている。なんだかんだ言って中国には関心が強いのである。
 で、今日はWOWOWで録画しておいた中国映画「北京ヴァイオリン」を見た。
http://www.cqn.co.jp/violin/
 実はこの映画、劇場でも見たことがあるので、これで2度目の鑑賞となるが、やはり何度見ても良い作品は良い。映画と音楽は密接なつながりがあるものだが、この作品は特に音楽がすばらしい。中国映画なのにクラシック音楽がふんだんに使われており、それがストーリーの重要なシーンとうまく絡み合って、実に効果的なのである。何百年も昔のヨーロッパで作られ洗練されてきた古典音楽が、現代中国の風景や人々にぴったりと合わさったのだ。それだけで実に感動的である。
あと、映像もすごくセンスが良く、まったく飽きさせない。さすがチェン・カイコー監督だ。
 私はふだんクラシックなど聴かないのだが、あらためて古典音楽の良さを実感した。これからはポップスやR&Bだけじゃなく、クラシックも聴くようにしよう。