2月3日の深夜に中京テレビ(日テレ系)で放映された討論番組「ジェネジャン!」を見た。 この時私は津に出張中であり、私のビデオではなぜか中京テレビだけは録画できないため、わざわざヤフオクで当番組を録画したDVD-Rを落札し、入手したのである。なぜそこまでして見たかったかというと、討論のテーマが今話題の韓流ブームと日韓関係についてだったからである。しかも出演者には、ネット上では嫌韓論者として有名なDoronpa氏が出演すると聞いた。それに加え、金八 part.5 に出演した風間俊介や、水野俊平氏まで出るというではないか。この番組、関東では1月29日に放送されており、韓国に関心のある者(親韓・嫌韓を問わず)の間では、かなりの話題ともなった。これはコリア・ウォッチャーのはしくれとして、見逃すわけにはいかなかった。
で、見てみた後の印象を一言で表すと、まあ面白かったんだけど物足りない、というところか。韓流ブームや日韓関係、日韓の歴史のことを語っていけば、とても2時間では足りないことは自明の理だ。仕方ないと言えば仕方ないが、どのテーマも中途半端な終わり方だった。堂本光一や石原良純が司会をしており、討論という形をとっていてもやはり娯楽番組なのだ。
私が最も注目したのは歴史問題に関することだった。やはりDoronpa(木村誠)氏の活躍が目立っていた。この番組が収録されるずっと前から、2ちゃんねるにはDronpa氏を応援するスレッドがいくつも立っていたほどであり、一部日本人の彼に対する期待も大きかったのだ。しかし出場した韓国人は、日本が好きで留学に来た人だったり、日本人と結婚した人だったりして、全体的に日本に好意的な人ばかりだったような気がする。まあそういう人しかジェネジャンに出場希望しないだろうけど。ともかく、平均的な韓国人とは言い難く、Dronpa氏も少し調子が狂ったのではないか。まあ、普通に日本を嫌っている韓国人が来てDronpa氏と話をしたら、相当な修羅場になってしまうことは必至だが。^^;
Dronpa氏の論じたことは、概ね正しかったと思う。わざわざ図まで持ってきて論理的に説明していた。討論たるもの、かくあるべしだ。しかし、韓国人へアンケートして日本が好きと答えた人が多いからアンケート自体がおかしい、なんてことを言っていたが、あれはどうなんだろうか。確かに日テレがアンケートで有る程度の操作をした可能性もあるけど、じゃあ彼が正しいと信じてるフジテレビとMBCのアンケートは、何も操作がされなかったという保証はあるのか? 操作とかではなく、アンケートが行われた場所は(タプコル公園もあったが)梨大や新村など若者の多い場所が大部分を占めていたからじゃないか、と私は思う。韓国でも先進的な人は、むやみに反日を唱えたりしないのだ。彼は韓国人が常に反日を叫んでいるとでも思っているのだろうか? そりゃ韓国側から誤りに満ちた歴史問題を提議されたときは、日本側としてしっかり反論すべきだと思うが、それだけが韓国ではないのだ。日本が好きな韓国人なんて本当にいくらでもいるのだから、まず実際の韓国人と付き合ってみてはどうだろうか、と思った。
しかしDoronpa氏も自身のブログで嘆いているとおり、日本側の不見識も目立った。「たとえ徴兵制があったとしても、俺は命令なんか聞かないし役に立たないと思うから、兵役に行かない。」なんて発言をした日本の若者がいたが、あれは日本人として本当に恥ずかしくなった。あそこまで行くと、もはや平和ボケどころじゃないだろ。
しかしそれよりも違和感を覚えたのは、木村祐一という芸人の発言だった。水野俊平氏が「議論をするにはまず、客観的な論拠を用意しなければいけない」と正論を述べていたにもかかわらず、彼は「何のために話をするのかという前提が必要なのであって、友好というものがあるべきだ」などと的はずれなことを堂々と言っていた。それでほぼ締めくくりとなり、議論は終わってしまったのである。何ともお粗末な話だ。日本を憎んでいる韓国人や、韓国が嫌いでしょうがない日本人がたくさんいるから、日韓の問題は難しいのであって、最初から友好を前提にできるのなら、何も問題は無いのだ。「日韓友好を前提としよう」なんて言われて納得する反日派韓国人や、嫌韓派日本人がいると思っているのだろうか。絶対いない。
要するに現代韓国人の日本観は非常に複雑であり、そこのところをダブル木村(誠&祐一)は分かっていないのである。
この「ジェネジャン!」での討論については、Doronpa氏のブログに詳しく書かれている。
http://blog.naver.co.jp/doronpa.do
なんと、私と同じNAVERブログだ。(NAVER日韓翻訳掲示板で活躍していたから当然か・・・)
それにしても、1日にアクセスが1200件以上とは、うらやましいかぎりである
で、見てみた後の印象を一言で表すと、まあ面白かったんだけど物足りない、というところか。韓流ブームや日韓関係、日韓の歴史のことを語っていけば、とても2時間では足りないことは自明の理だ。仕方ないと言えば仕方ないが、どのテーマも中途半端な終わり方だった。堂本光一や石原良純が司会をしており、討論という形をとっていてもやはり娯楽番組なのだ。
私が最も注目したのは歴史問題に関することだった。やはりDoronpa(木村誠)氏の活躍が目立っていた。この番組が収録されるずっと前から、2ちゃんねるにはDronpa氏を応援するスレッドがいくつも立っていたほどであり、一部日本人の彼に対する期待も大きかったのだ。しかし出場した韓国人は、日本が好きで留学に来た人だったり、日本人と結婚した人だったりして、全体的に日本に好意的な人ばかりだったような気がする。まあそういう人しかジェネジャンに出場希望しないだろうけど。ともかく、平均的な韓国人とは言い難く、Dronpa氏も少し調子が狂ったのではないか。まあ、普通に日本を嫌っている韓国人が来てDronpa氏と話をしたら、相当な修羅場になってしまうことは必至だが。^^;
Dronpa氏の論じたことは、概ね正しかったと思う。わざわざ図まで持ってきて論理的に説明していた。討論たるもの、かくあるべしだ。しかし、韓国人へアンケートして日本が好きと答えた人が多いからアンケート自体がおかしい、なんてことを言っていたが、あれはどうなんだろうか。確かに日テレがアンケートで有る程度の操作をした可能性もあるけど、じゃあ彼が正しいと信じてるフジテレビとMBCのアンケートは、何も操作がされなかったという保証はあるのか? 操作とかではなく、アンケートが行われた場所は(タプコル公園もあったが)梨大や新村など若者の多い場所が大部分を占めていたからじゃないか、と私は思う。韓国でも先進的な人は、むやみに反日を唱えたりしないのだ。彼は韓国人が常に反日を叫んでいるとでも思っているのだろうか? そりゃ韓国側から誤りに満ちた歴史問題を提議されたときは、日本側としてしっかり反論すべきだと思うが、それだけが韓国ではないのだ。日本が好きな韓国人なんて本当にいくらでもいるのだから、まず実際の韓国人と付き合ってみてはどうだろうか、と思った。
しかしDoronpa氏も自身のブログで嘆いているとおり、日本側の不見識も目立った。「たとえ徴兵制があったとしても、俺は命令なんか聞かないし役に立たないと思うから、兵役に行かない。」なんて発言をした日本の若者がいたが、あれは日本人として本当に恥ずかしくなった。あそこまで行くと、もはや平和ボケどころじゃないだろ。
しかしそれよりも違和感を覚えたのは、木村祐一という芸人の発言だった。水野俊平氏が「議論をするにはまず、客観的な論拠を用意しなければいけない」と正論を述べていたにもかかわらず、彼は「何のために話をするのかという前提が必要なのであって、友好というものがあるべきだ」などと的はずれなことを堂々と言っていた。それでほぼ締めくくりとなり、議論は終わってしまったのである。何ともお粗末な話だ。日本を憎んでいる韓国人や、韓国が嫌いでしょうがない日本人がたくさんいるから、日韓の問題は難しいのであって、最初から友好を前提にできるのなら、何も問題は無いのだ。「日韓友好を前提としよう」なんて言われて納得する反日派韓国人や、嫌韓派日本人がいると思っているのだろうか。絶対いない。
要するに現代韓国人の日本観は非常に複雑であり、そこのところをダブル木村(誠&祐一)は分かっていないのである。
この「ジェネジャン!」での討論については、Doronpa氏のブログに詳しく書かれている。
http://blog.naver.co.jp/doronpa.do
なんと、私と同じNAVERブログだ。(NAVER日韓翻訳掲示板で活躍していたから当然か・・・)
それにしても、1日にアクセスが1200件以上とは、うらやましいかぎりである