「ルポ貧困大国アメリカ」の著者である堤未果さんの「報道が教えてくれないアメリカ弱者革命」という本を読んでみた。「貧困大国」と内容が重なっている部分が多いものの、こちらはルポタージュではなくエッセイであり、かなり読みやすい。「貧困大国」同様、今のアメリカに対する失望と批判がこの本の主旨だ。しかし大きく違うのは、アメリカに対して失望しながらも、著者のこの国への愛が痛いほどに感じられる点だ。著者はアメリカの醜さを何度も指摘しながら、この国に住む人々に対して失望しているわけでは決してないのだ。その思いが本当によく伝わってきて、思わず目頭が熱くなってしまった。
思えば、私もアメリカに対しては強い思い入れがある。私は大学の卒業証書を持っているが、実は英語が専攻だったというわけではなく、「外国研究」で学位をもらっているのだ。その外国というのが、アメリカなのである。堤さんほどではないが、私もアメリカに思い入れのある人間だ。若い頃は、あの国に対する憧れも強かった。しかし最近は、特にブッシュ政権になってからはアメリカに対する興味は薄れ、「随分つまんねえ国になったなあ」と思っていた。しかしこの本を読んで、まだまだアメリカは研究していくべき価値のある国なのだ、と思うことができた。
最近では図書館はまんがまで置いてあるね。それも週刊ジャンプ連載のまんがまでだ。活字離れした子供に興味を持たせるまでだと思うが恵まれている。(自分が借りたから悲しいとは書かない。)
私は、へうげものというまんが3冊も併せて前回借りてしまった。古田織部の話しで今東濃地方で話題になっている本の中の1冊だ。君も機会があったらよんでみたらどう。まんが喫茶もあると思うよ。
yosikuri> へうげものか。聞いたことはあるね。もし図書館に置いてあるなら僕も読んでみたいね。
上田さん> いや、外国などに強い思い入れがある方が普通じゃないでしょう。
カテキンさん> ニュージーランドですか。私は行ったことがないので羨ましいですよ。妻の出産もあり、今年の夏は旅行なしですね、残念ながら。