昨日はyosikuriと滋賀県長浜市にある黒壁スクエアに行って来た。本当は信楽陶器まつりがメインの目的だったのだが、そこには狸ぐらいしか見るものがなく、何か物足りなかった。私は全然知らなかったが、yosikuriによると黒壁スクエアというスポットが評判良いそうなので、ついでに寄ってみるか、ということになったのである。
長浜に着いてみると、かなりの人で賑わっており、既に駐車場は満車であった。若い層を中心に関西圏から来る客も多いようである。私は壁の黒い建物が数軒並んでいるだけの場所を想像していたが、そうではなく、街一帯が一大観光スポットとなっていた。全体的に古い街並みが再現されており、明治っぽい雰囲気を出すのに成功している。店舗や施設も実に様々で、おしゃれなガラス館、オルゴール館、グルメに評判の良いパン屋、ラーメン屋、由緒ある寺、こだわりのある古い書店、マニア層に受けるフィギュアショップ、などが揃っている。老若男女の様々な層にとって楽しいエリアとなっており、評判が良くリピーターが多いのもうなずける。私も、もう一度行ってみたいと思う。
今は地方都市の商店街などは寂れている所が多いが、この長浜は例外のようである。これは町の活性化に成功した典型的な例である。古い街並みを残しており、第三セクターの会社を作って、客を呼び込むために革新的な取り組みを続けていったことが成功の要因ではなかろうか。雰囲気に風情があり、同時に若者も楽しめる娯楽性を持った町など、なかなかない。
私が買ったのは、パン工房いしがまの手作りパンと、オルゴールのCD(宇多田ヒカル)と、300円のフィギュアであった。見所は本当に多かったが、やはり特にすごかったのはフィギュア館である。(^^)よくこんなの作ったなあ、というようなフィギュアが所狭しと並んでいた。「電車男」のせいでフィギュアもメジャーになったのだろうか。それにしてもすごい展示数であった。見応えがあり、yosikuriも喜んでいた。
ところで、昨日疑問に思った信楽の狸のことを調べてみた。信楽の狸を最初に造ったのは、狸庵の初代藤原銕造(てつぞう)。修行時代に京都で見た腹鼓狸の姿を縁起物としてやきもので作ったのが始まりだそうだ
。
豆狸には縁起物としての意味があるようだ。手に持っているのは徳利、通い帳。昔は小僧が徳利を持って酒を買いに行きこれに記入して後で支払った。
徳利や通い帳に書かれた”八”は徳川家の裏紋で尾張八郡を支配するという意味。だが信楽は近江の国だよね?
信楽狸八相縁喜
笠・・・・災難から身を守る
目・・・・物事を正しく見つめる
顔・・・・愛想良く誠実に!
腹・・・・大胆な決断力を持て!
徳利・・常に徳を身につければ自ずと利益が!
通帳・・世渡りは信用第一!
金袋・・貯金せよ!
尾・・・・しっかりと身を立てる
杖・・・・転ばぬ先の「杖」で幸福をつかむ
ということだよ。
アミノさん&上田さん> そうです。長浜は行ってみる価値ありですよ。
yosikuri> フリマはあまりにもしょぼかったね。僕らは楽しめなかったと思うけど。^^;
信楽の狸はやっぱり伝統があったんだね。業者の言うことなんかいい加減だなあ。